FXの順張りの3つの極意!テクニカル分析とエントリータイミングまで

FXの順張りの3つの極意!テクニカル分析とエントリータイミングまで

世界中のトレーダーの8割は順張り(トレンドフォロー)の手法を採用しています。

つまり、順張りを習得することこそ、トレードで利益を残す最短の近道!

しかし、『順張り』と言葉では知っているけど、正確にはどのような意味なのか?
また、『順張り』を習得するために、何が必要なのか?

この記事では、そんな疑問を、まるごと解説していきます。

この記事では、順張りの意味だけではなく、

  • 順張りが上達するテクニカル分析の方法
  • 順張りのベストなエントリー方法とタイミング
  • 順張りで負ける原因と解決方法

も合わせて解説しています。

この記事を理解するだけで、テクニカル分析が向上します。
そのことにより、今まで見えなかった絶妙なエントリーポイントが見えてきます!

この記事があなたのトレードレベルの向上のお役にたてれば幸いです。

今さら聞けないFXの順張りとは?

トレード手法には、大きく分けて2つあります。

『順張り』と『逆張り』です。

参考書には『順張りでエントリーしましょう』と書かれていますが、そもそも順張りとは、どのような意味があるのでしょうか。

言葉を紐解くと『順』に『張る』ということになります。

『張る』とは、お金を賭けるという意味です。

時代劇でよく見かけますよね。「丁か半か!」というやつですね。

FX的にお金を張る(賭ける)とは、「エントリー」のことです。

つまり『順』にエントリーするという意味です。

それでは、『順って何なの』ってことになりますよね。

順』とは、[従う][逆らわない]という意味があります。

それでは、何に対して逆らわないのでしょうか?

FXに限らず株でも先物でもチャートを見ると、株価やレートが一方的に上がっている、下がっているという場面があります。

この一方的に上がっている状態、下がっている状態のことを『トレンド』と言います。

トレンドが上昇方向であれば『買いにエントリー(張る)する』
トレンドが下落方向であれば『売りでエントリー(張る)する』

つまり、『順張り』とは、
トレンドの方向に従って(順)、エントリーすることを言います。

それでは、逆張りとは?
もうお分かりですね。トレンドに逆らってエントリーすることを『逆張り』と言います。

順張りと逆張り
・順張りとは、トレンド方向に従ってエントリーをすること
・逆張りとは、トレンド方向に逆らってエントリーをすること

順張りはテクニカル分析でトレンドを見つることから始まる

「順張り」とは、トレンド方向に従ってエントリーをすることでしたね。

つまり、「順張り」するうえで肝になるのが「トレンド」です。

とても大切なことなので、再度確認します。
「順張り」の肝は「トレンド」です。

トレンド相場とは、レートが一方的に上昇している相場、下落している相場のことでしたね。

上昇している相場を「上昇トレンド」
下落している相場を「下降トレンド」

と言いますが、何を基準にトレンド状態と定義(決定)しているのでしょうか?

実は、世界中のトレーダーが、たったひとつのルールに従ってトレンドを定義(決定)しています。

『ダウ理論』です。

以下のチャートをご覧ください。

【引用:A-KU】

綺麗な上昇トレンドですね。

さて、綺麗という曖昧な言葉では、十人十色の分析になってしまいます。

トレンドにはしっかりとしたルールが存在しています。

それでは、再度、チャートをご覧ください。

【引用:A-KU】

チャートは高値を切り上げて、安値も切り上げていますね。
これが正確な上昇トレンドです。

逆に高値を切り下げ、安値を切り下げていれば下降トレンドです。

上昇トレンド(アップトレンド)

【引用:A-KU】

下降トレンド(ダウントレンド)

【引用:A-KU】

ダウ理論については

【そんなに大切?ダウ理論とは|誰でも簡単にエントリーポイントが分かる】

で分かりやすく解説していますので参考にしてください。

順張りの極意『待つ』

順張りの極意とは『待つ』ことです。

順張りは、トレンドに逆らわずにエントリーすることでしたよね。

トレンドが上昇方向であれば『買いでエントリーする』
トレンドが下落方向であれば『売りでエントリーする』

しかし、『トレンド中であれば、いつでもエントリーしていいのか?』と言われるとそうでもありません。

トレンドに根拠なく飛び乗って、利益を残せるほど、トレードは甘くはありません。

根拠のない、ルールのない、飛び乗りエントリーで失敗した経験はないでしょうか?

相場の格言で、

『待つのも相場』『頭と尻尾はくれてやれ』

という言葉があります。

この言葉は、順張りの本質を上手く表現した格言です。

FX(為替)のトレンドは、ながく続くのが特徴です。

しっかりとトレンド状態であることを把握したうえで、エントリーポイントまで『待つ』ことが第一の極意です。

また、『待つ』ことは、順張りだけに限ったことではありません。

上級トレーダーは、必ず得意なパターンと、勝負する場所とタイミングがあります。

勝てるトレーダーは、その時が来るまで、静かに待っているものです。

さて、それでは、順張りで勝負する場所とは、どのようなポイントなのでしょうか?

順張りの2つのエントリー方法

順張りには2つのエントリー方法があります。

順張りのエントリー方法
◇押し目買い・戻り売り
◇ブレイクアウト

【押し目買い・戻り売り】

【引用:A-KU】

押し目買いとは、上昇トレンドがいったん調整に入る押し目を待って、エントリーする手法のことを言います。

戻り売りとは、下降トレンドがいったん調整に入る戻り目を待って、エントリーする手法のことを言います。

【ブレイクアウト】

【引用:A-KU】

ブレイクアウトとは、直近高値(または、直近安値)などのレジスタンスのブレイクを、エントリートリガーとする手法のことを言います。


「どちらが良いのか?」「どちらが正しいのか?」このことについて、よく質問があります。

答えは「どちらでもいい!」です。

順張りのオススメエントリー方法とタイミング

順張りでおすすめのエントリー方法は、押し目買いと戻り売りです。

なぜ、押し目買いと戻り売りがおすすめなのか?というと、エントリーするための根拠がたくさん集められるからです。

以下のチャートをご覧ください。

【引用:A-KU】

青い囲いがエントリーポイントです。

青い囲いのポイントには、以下の4つのエントリー根拠が存在しています。

根拠①アップトレンド
アップトレンドであるため、現在買い勢力が強い。

根拠②サポート
直近高値がサポートになるので、買い注文が集中する。

根拠③プライスアクション
エンゴルフィンバーが確認できるので、反転を確認。

根拠④フィボナッチ
フィボナッチ38.2%(黄金比率)なので買い注文が集中する。 

4つもエントリー根拠が揃えば、鉄板です。

エントリー根拠が重複すること【クラスター】といいます。

プライスアクションについては、

【ローソク足のプライスアクションで勝つ!FX最強シグナル7選|保存版】で詳しく解説しています。

順張りで負けてしまう理由と解決方法

買っては下がり、売っては上がり。そんなトレードを繰り返していませんか?

順張りで負けてしまう一番の原因は、現在見ている基準足だけみてトレードを行っていることです。

なぜ、買っては下がり、売っては上がってしまうのか?

それは、上位足に理由があります。

補足
基準足 ⇒ 現在見ている時間足
上位足 ⇒ 基準足より大きな時間足

原因①上位足のトレンドと逆行している

上位足のトレンドと逆行している場合、基準足は上位足のトレンド方向に巻き込まれて、逆行してしまいます。

以下の画像をご覧ください。

【引用:A-KU】

15分足では、上昇トレンド中で、押し目買いをした。

【引用:A-KU】

しかし、4時間足は下降トレンド中だったので、売り注文に巻き込まれてしまった。


このように、上位足のトレンドに巻き込まれて、損切りになるケースがないか確認してください。

上位足のトレンドも同時に分析することで勝率や利益率は抜群に上がります。

対策①
上位足と同じトレンド方向のみエントリーを検討する。

上位足と基準足と下位足を同時に分析する方法をマルチタイムフレーム分析といいます

マルチタイムフレーム分析については、
【マルチタイムフレーム分析を習得してFX手法を蘇らせる方法】で分かり易く解説しています。

原因②上位足にサポートやレジスタンスが存在する

上位足にサポートやレジスタンスが存在することで、エントリー方向とは逆の方向に価格が進むことがあります。

以下の画像をご覧ください。

【引用:A-KU】

15分足では、上昇トレンド中で、押し目買いをした。

【引用:A-KU】

4時間足では、サポレジ転換や押し安値など、強力なレジスタンスがあったので、15分足では逆行してしまった。


このように、エントリー直後に上位足のサポート・レジスタンスが存在すると、基準足のトレンドは逆行してしまう可能性があります。

高値つかみにならないように、上位足のサポート・レジスタンスを確認しましょう。

とは言うものの、上位足を確認すれば、必ずサポート・レジスタンスが存在します。

もし、エントリーする場合には、上位足付近でいったん利食いを検討しましょう

また、あまりにも上位足のサポート・レジスタンスが近い場合は、エントリーを見送るようにしましょう。

対策②
上位足のサポート・レジスタンスを確認して、エントリーを検討する。
エントリーした場合は、決済を上位足のサポート・レジスタンスでいったん利食いする。

原因③勝率は良いのに利益が残らない場合

勝率は良いのに、なぜか利益が残らない。

FXの知識が豊富で、テクニカル分析もやっているのに、なぜか勝てない。

それは、資金管理に原因があります。

資金管理は、FXの3大要素のひとつです。

『3つのM』
手法 ⇒ Method
資金管理 ⇒ Money
メンタル ⇒ Mental
 

FXは、勝ち負けを繰り返し、トータルで利益を残していくものです。

勝率は良いのに、なぜか利益が残らない場合は、資金管理を見直してみましょう。

対策③
資金管理を徹底する!

順張りしても負けてしまう理由は、上記で解説したものだけに限りません。

しかし、まずは、上記の3つを確認してください。

それだけでも、勝率はグンと上がるはずです。

まとめ

世界中のトレーダーの8割はトレンドフォローの手法を採用しているそうです。
つまり順張りのことですね。

日本人は、逆張り好みのトレーダーが多いようで、レートが、上がったから、そろそろ下がるだろうと考える人種のようです。

逆に、レートが、上がっているのであれば、もっと上がるといった考え方は欧米人の考え方だそうです。

欧米の機関投資家やファンドなどの資金で、相場が動いているのであれば、

大きなもの巻かれろ!

順張りを極めた方が、FXで利益を残すための近道になりそうですね。

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なおこちらの内容はhttps://a-kufx.comを参考にしております

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