正しい通貨ペアの選び方!通貨ペアの力関係を見極める(2)

正しい通貨ペアの選び方!通貨ペアの力関係を見極める(2)

「FXで通貨ペアを選ぶ時のコツ!通貨ペアの力関係の見極め方(1)」の記事で、
理想的な通貨ペアが「最も買われている通貨」と「最も売られている通貨」の
組み合わせであることをお伝えしました

昨日は基本的な概念の解説だけで終わってしまったので、
今日は続きで「理想的な通貨ペアの選び方」を解説していきます!

理想的な通貨ペアの組み合わせを知るために、
まずは各国の通貨がどの通貨に対して買われていて、
どの通貨に対して売られているのか、という
力関係を確認していくところから始めます。

「最も買われている通貨」と「最も売られている通貨」は
いわば、通貨の中の「主役」です。

今回は どのように理想的な通貨ペアを
探しているのかを理解していただくために、
主要通貨ペアのUSD・EUR・JPY・AUD・GBP・CHF・CADを比較して、
実際の相場状況の中から、最も有利にトレードできそうな
主役となる通貨ペアを見つけていきたいと思います!
(※本来ならNZDも含めたいところですが、説明が余分に増えそうなので省きます^^;)

それでは、一つずつ順を追ってみていきましょう

通貨ペアの選び方①
まずは対ドルで通貨ペアを比較していく!

まず、主役通貨を見つけるために
USDの通貨ペアを全て表示して、それぞれの相場環境(上昇・下降トレンドorレンジ)が、
どのような展開になっているのかを確認していきます。

クリックで拡大表示できます

【引用:ORZ】

ここでは自分が基本的にトレードの軸としている、
中期軸の4時間足をベースに、各相場のチャートを表示させています。
もしスキャルなど、短期的な時間軸で狙う場合は、
5分足や15分足などの短い時間足で
各相場の全体の流れを見るようにしてください

ここでの現在の相場状況は、

EUR/USD = 下降トレンド(ドル買い)
AUD/USD = 下降トレンド(ドル買い)
GBP/USD = レンジだが上昇気味(ドル売り傾向)
USD/CHF = 上昇トレンド(ドル買い)
USD/JPY = レンジだが上昇傾向が強い(ドル買い)
USD/CAD = 上昇トレンド(ドル買い)

これらの状況を見てみると、
USDは比較的、GBP以外の通貨から買われていて
力関係上、かなり強い通貨であることがわかりました。

唯一ドル売りっぽいのはGBP/USDですね。
こちらはレンジ相場ですが、直近の値動きは
GBP買いに動いているため、
わずかにGBPの方が強そうです

この時点で最も強い通貨ペアがわからなければ、
JPYなどの主要通貨でも力関係をチェックしてみましょう!

現時点でUSDに対して明確にドル買いを示しているのは
EUR、AUD、CHF、CADの4通貨になりますので、
次に、この中から「最も売られている通貨」を見つけていきます

通貨ペアの選び方②
候補通貨を軸に通貨ペアを比較する!

最も売られている通貨を見つけるために、
この中で「候補となる通貨」を選んで
その通貨を軸に他の通貨ペアと比較します

候補となる通貨は、ドル買い傾向が最も強そうな通貨を
チャートに表示されたテクニカルを見て選びます。

この中で特にドル買い傾向が強そうな通貨は、
最も綺麗な下降トレンドを描いているAUDですね

【引用:ORZ】

他の通貨ペアと比べてみても、
MAも一直線に売り方向へ伸びていて、
長く分厚い下降雲も形成しているため、
明らかに下降トレンドであることがわかります。

AUD/USDがテクニカル的に強い下降基調にあるということは
それだけAUDが他のペアに対しても強く売られている
可能性が高いということでもあります

というわけで、
次はAUDのクロス通貨も確認していきましょう

クリックで拡大表示できます!

【引用:ORZ】

現在のAUDを取り巻く相場環境は、

AUD/USD = 下降トレンド(豪ドル売り)
EUR/AUD = 上昇トレンド(豪ドル売り)
GBP/AUD = 上昇トレンド(豪ドル売り)
AUD/CAD = 下降トレンド(豪ドル売り)
AUD/CHF = 下降トレンド(豪ドル売り)
AUD/JPY = 下降トレンド(豪ドル売り)

なんと!!

全ての通貨に対して豪ドル売りになっています

つまりAUDは全通貨で最も売られている通貨だったということですね!

ここまでわかれば、最も買われやすい通貨はUSDとGBPのどちらかなので、
トレードを仕掛けるならAUDを売ってUSDかGBPを買えば、
比較的リスクの低い順張りが可能になるということになります

JPY・CHF・EUR・CADに関しては、どの通貨が強いか弱いかが
現時点では不明確ですが、これらの通貨は少なくとも、
USDよりは弱く、AUDよりは強いということがわかります。

ここまでを整理してみると、

【引用:ORZ】

上図のような力関係になっています

さらにUSDと拮抗しているGBPの通貨ペアも見てみましょう。

【引用:ORZ】

GBPに関連する通貨ペアの相場環境は、

GBP/USD = レンジだが上昇傾向(ポンド買い)
GBP/JPY = レンジだが上昇傾向が強い(ポンド買い)
GBP/AUD = 上昇トレンド(ポンド買い)
GBP/CHF = 上昇トレンド(ポンド買い)
EUR/GBP = 下降トレンド(ポンド買い)
GBP/CAD = 上昇トレンド(ポンド買い)

GBP/USDはレンジなのですが、直近の値動きでみれば、
上昇傾向にあるため、ポンド買いが優勢であることが考えられます。
GBP/JPYも同じくMA100が横ばいでレンジなのですが、
GBP/USDに比べて明らかにポンド買いが強いですね。

ここまで確認してGBPが
最も強く買われている通貨であることが
改めてわかりました

この力関係をわかりやすくドラマのキャストで例えるなら、
GBPが主役で、USDはGBPのライバル。
そして、ヒロインが最も売られているAUDです。

それ以外の通貨は脇役ですが、
JPYは比較的強い位置にあるので、
名脇役といったところでしょうか(´ー`)笑

【引用:ORZ】

あとはこの中からより詳細なテクニカル分析を行って、
チャンスとなりそうなポイントを見つけていくことで
通貨間の力関係を活用したトレードが可能になります

ここまで、解説が長くなってしまいましたが、
理想的な通貨ペアを見つける流れを
イメージとして掴んでいただけたでしょうか??

理想的な通貨を見つける時は、
今の相場の主役が、どの通貨なのか?そしてヒロインはどの通貨なのか?
という視点で最も買われている通貨と最も売られている通貨を探すことで、
通貨選びも楽しめるかと思います♪

ぜひ皆さんも次回のトレードをするときに
チャレンジしてみてください

通貨ペアの選び方③
ボラティリティーの高い通貨から
爆益を狙えそうな通貨ペアを見つける!

最後に、通貨の力関係とは別の方法で、
通貨ペアを簡単に選ぶ方法をご紹介して終わりたいと思います

通貨ペア選びの目的はあくまで、
通貨ペアの特性を生かして「効率的に利益を上げること」ですよね。

効率的に利益を上げるなら、
値動きが激しい通貨ペアでトレードすれば
サクッと短期間で大きな値幅を狙うことができるので、
単純に値動きが一番激しい通貨を探すのも
通貨選びをする上での一つの基準になると思います

値動きの激しい通貨を探すには、
「ボラティリティーの変動率」を見るのが、
一番シンプルで簡単な方法です。

「ボラティリティー」とは為替レートの変動幅のことで、
自分もよくこのFXブログのなかで、

「今日はボラが低いですね・・・」とか
「なんじゃ!このボラの高さは(゚Д゚)」みたいなことを言っていますw

FXトレーダーにとってボラティリティーは命です。

自分自身もボラティリティーの高さは
通貨ペア選びをする上で、力関係と同じくらい重要視しています。

そもそも、どんなに力関係上、有利なトレードができたとしても、
為替レートの相場が動いてくれなければ、
残念ながら、大きな利益を稼ぐこともできません

つまりボラティリティーが高い通貨ペアというのは、
それだけ値幅も大きくトレーダーにとっては
利益が上げやすくなるのです!

市場のボラティリティーを調べる方法としては、
証券会社のレート情報で確認するのが一般的ですが、
このFXブログの中でも自分が注目している主要通貨の為替レート情報が
なんと通貨別で確認できるようになりました

読者様へ

ブログの運営に関しても素人のため、不勉強な部分も多々あると思います。温かく見守って下さいますとありがたいです。
なおこちらの内容はhttps://海外fxブログ.jpを参考にしております

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