1.FXで儲ける2つの仕組みとは
FXで利益を出す方法は2つあります。
・通貨の価格変動を利用して儲けるキャピタルゲイン
・2国間の金利差を利用して儲けるインカムゲイン

1.1.キャピタルゲインとは?
キャピタルゲインとは、保有している資産を売却することによって得られる売買差益の事です。
FXの場合は、持っている通貨を売るか買い戻す事によって得られる利益の事を指します。
外国為替市場では様々な市場参加者が通貨の売買をおこなっているので、常に通貨の価値は変動しています。ある通貨が欲しい人が多ければ価格は上がり、その通貨を欲しい人が少ない場合は下がります。
キャピタルゲインの場合は、この通貨の価格変動を利用して利益を出していきます。
トレードの特徴としては、チャートを見ながら分単位で売買を行ったり、逆に数日から数週間にわたって大きな売買差益を狙うなど、人によってトレードスタイルは様々です。
1.2.インカムゲインとは?
インカムゲインとは、ある特定の資産を保有中に得られる利益の事です。
株で言う所の配当みたいなものです。
FXでは低金利通貨を売って高金利通貨を購入した場合に得られるスワップポイントが、インカムゲインに当たります。
スワップポイントを狙うトレードの場合、大きな資産を中、長期で運用するというやり方が一般的で、キャピタルゲインを狙う場合とは違い、長い間チャートに張り付く必要はありません。
また、短期的な世界情勢の影響は受けにくく、FXにかける時間も少なくて済むので、FXをやりたいけどそんなに時間は割けないという方にオススメです。
2.キャピタルゲインで儲ける仕組み
キャピタルゲインで為替差益を狙う方法は、2つあります。
「安い時に買って、高い時に売る」と「高い時に売って、安い時に買う」です。
2.1.安く買って、高く売る

FXや投資だけでなく、ビジネスをやっている方ならおなじみの方法です。
「安く買って、高く売る」。
新品のTシャツを2000円で購入し、ネット販売で3000円で売れると1000円の利益ですよね。
これとまったく一緒です。
例えば、
9時にドルを1ドル=100円で購入します。FX用語でいうと、買いのポジションを持つと言い、ロングともいいます。
15時に1ドル=105円になっていたので売ります。
これで5円の利益確定になります。
これが「安く買って、高く売る」です。非常にシンプルですよね?
ポイント
当たり前の事ですが、安く買って高く売るためには相場が上昇している必要があります。
仮に米ドル/円を1ドル買った場合、買った値段より高く売るには「円安ドル高」、つまり円の価値が下がってドルの価値が上がる必要があります。
チャートを見ていて、「円安ドル高になりそうだ・・」と判断できたら買いのポジションを入れてみてください。
次に「高く売って、安く買う」を見てみましょう。
2.2.高く売って、安く買う

これは株などでは「空売り」と呼ばれる手法になります。
仮に、為替相場が下落している時に「買い」のポジションをとるとどうなるでしょうか?
「高く買って、安く売る」⇒「100円で買って、95円で売る」と具体的にみてもわかるように、5円の損失になってしまいますよね。
そこで、買いで入るのではなく売りで入ります。
つまり、「高く売って、安く買う」という事です。
ややこしくて、イメージがつかないと思いますが、難しく考えなくても大丈夫ですよ。
例えば、米ド/円が下落している時、つまり米ドルの価値が円に対して下がっている場合。
1ドルが100円の時に売り注文を出します。「そもそも買ってないものを売るってどういう事なの?」と思うかもしれませんが、FXではこれが可能です。
そして、1ドルが95円になった時に売った1ドルを買い戻します。これが利益確定になります。
100円で売ったものを、95円で買戻しますので、5円の利益になります。
チャートが下落しそうだと思ったら、売りで入って、下落した後に買いで利益確定する流れです。
先程も書いたように、株でもこれと似た「空売り」という手法がありますが、株式投資では空売りができない銘柄があったり、51株以上の株数から空売り可能といった規制もあるので、完全自由に売買できるわけではないんですね。
その点、FXは売りと買いで取引することが前提なので、売りポジションを持つことは全く問題ありません。
FXをやったことがない方は分からないかもしれませんが、景気が悪くなり為替相場が大暴落しても、実はそれが利益を得る大きなチャンスだったりします。
例えば、リーマンショックで為替が大暴落した時には、多くの億トレーダーが誕生したと言われています。
この「売りで入る」と「買いで入る」を使いながら利益を得るのがFXの大きな特長なのです。
3.インカムゲインで儲ける仕組み
FXでは金利の低い通貨で高金利の通貨を買った場合、そのポジションを保有し続けている間は、スワップポイントという形で毎日2国間の金利差が利益としてもらえます。
今回はより詳しくどういう場合に利益が出て、どういう場合に損をするのか見ていきましょう。
3.1.スワップポイントで利益を得る
為替差益以外で利益を出す方法がこのスワップポイントです。
スワップポイントは2国間の金利差から得られる利益の事を指します。
金利の低い通貨を売り、金利の高い通貨買った場合、毎日スワップポイントを受け取る事ができます。
例えば、NZドル/円を買った場合(日本円を売り、NZドルを買った場合)

ニュージーランドの政策金利が1.75%なのに対して、日本の政策金利が-0.1%なので、2国間の金利差である1.85%が毎日スワップポイントとして受け取れるという事になります。
仮にNZドル/円の買いポジションを1万通貨保有していた場合① 1万通貨分のNZドルを円に換算すると約73万円。
② 日本の金利が-0.1%で、NZドルの金利が1.75%ですので、1.75% – (-0.1%) = 1.85%。
③ 上の計算ででた1.85% × 73万円 = 1万3千5百円。この数字が1年間で受け取れるスワップポイント。
④ この年間で受け取れるスワップポイントを1年で割った数字が、1万3千5百円 ÷ 365 = 約37円
⑤ この37円がNZドル/円を持っていると毎日もらえるスワップポイント。
つまり、NZドル/円を1年間保有しているだけで、13,500円がもらえるというわけです。
3.2.スワップポイントで損をしてしまう
このスワップポイントで注意しておいて欲しいのが、常に利益がでるのではなく、損失がでてしまう場合もあるという事です。
それが、「高金利通貨を売り、低金利通貨を買った場合」です。
例えば、先程のNZドル/円の場合。
NZドル/円の買いは、低金利通貨の日本円を売り、高金利通貨であるNZドルを買っているので、「1.75% – (-0.1%) = 1.85%」とプラスになり、スワップポイントを受け取る事ができます。
しかし、NZドル/円を売った場合、これは高金利通貨であるNZドルを売り、低金利通貨である日本円を買っているので、「(-0.1%) – 1.75% = -1.85%」とマイナスになります。
つまり、先程の式がすべて逆転するので、
仮にNZドル/円の売りポジションを1万通貨保有していた場合① 1万通貨分のNZドルを円に換算すると約73万円。
② 日本の金利が-0.1%で、NZドルの金利が1.75%ですので、(-0.1%) – 1.75% = -1.85%。
③ 上の計算ででた-1.85% × 73万円 = -1万3千5百円。この数字が1年間で支払うスワップポイント。
④ この年間で支払うスワップポイントを1年で割った数字が、-1万3千5百円 ÷ 365 = 約-37円
⑤ この-37円がNZドル/円の売りポジション持っていると毎日支払うスワップポイント。
毎日約37円を口座から支払う必要があるという事になります。
正直言って、為替差益と比べるとかなりの少額ですので、特段そこまで注意する必要はありません。
しかし、仮にスワップポイント目当てで取引を行いたい場合には、しっかりとその通貨国の政策金利が変更されていないか確認する必要はあるでしょう。
3.3.スワップポイントの補足情報
ここでは、知っておいたらお得なスワップポイントの補足情報を紹介します。
スワップポイントの付与タイミング
スワップポイントは、作ったポジションを翌日以降に持ち越す際に発生します。この持ち越しの事をロールオーバーと言います。
このロールオーバーは業者によって少し違いはありますが、基本はNY市場が終了した直後に確定します。
夏時間:日本時間で午前6時
標準時間:日本時間で午前7時
なので、この時間帯にポジションを保有していれば、スワップポイントを受取る事ができるというわけです。
また、スワップポイントの受け取りは2営業日後に行なわれますので、その点も知っておいた方がいいでしょう。
月曜に取引を行ったなら、水曜にその分のスワップポイントを受け取れるというわけです。
より詳しく知りたい方は、各FX業者が公式サイトで発表しているスワップポイントカレンダーをご覧になることをオススメします。
土日や祝日はスワップポイントがもらえない。
基本的に為替市場が閉まっている土日や祝日はスワップポイントをもらうことができません。
かと言って、土日や祝日分のスワップポイントがもらえないわけではなく、FX業者ごとに違いはありますが、基本的に木曜や月曜、水曜などに、土日や祝日分をいれた3日分や4日分のスワップポイントを一気にもらうことができます。
業者によってスワップポイントに違いがある。
FX初心者の方は知らないかもしれませんが、同じ通貨ペアでもFX業者によって、スワップポイントの値に多少の違いがあります。
もしも、高スワップポイントを狙いたいという方は、FX業者を選ぶ際に、かならずスワップポイントの値も確認するようにしましょう。
FX業者ごとのスペックを比較している記事(「FX初心者にオススメのFX業者ランキング」)もありますので、興味のある方はFX業者選びの参考にしてみてください。
スワップポイントは日々変動する
スワップポイントは日々変動します。
その理由としては以下の2点があります。
①為替レートの変動
為替レートが変動すると、受け取れるスワップポイントも変動します。
具体例
1ドル=100円に対して、5%の金利差があったら、受け取れるスワップポイントは5円です。
これが、1ドル=90円になると、受け取れるスワップポイントは4.5円に減少します。
②政策金利の変動
それほど、頻繁に起きることではありませんが、各国が指定している政策金利が変動すると、スワップポイントも変動します。
具体例
1ドル=100円に対して、5%の金利差があったら、受け取れるスワップポイントは5円です。
これが、政策金利が4%になると、受け取れるスワップポイントは4円に減少します。
儲ける仕組みのまとめ
これまで、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」について解説してきました。最後にまとめて確認してみます。

どちらを選ぶかは、自分の投資時間や投資スタイル、持っている資金などに合わせて選択することをオススメします。
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なおこちらの内容はhttps://fx-earth.comを参考にしております
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