三尊(天井)とは?実践で120%使いこなすために必要なこと!

三尊(天井)とは?実践で120%使いこなすために必要なこと!

ついにこの日が来ましたね。
そう、三尊(天井)を解説する日が!

FXにおける三尊とは、チャートのあるあるパターンの1つなのですが、これさえ使いこなせば投資で勝てると豪語する方もいるくらい、多くのトレーダーが最強と呼ぶチャートパターンです!

ちなみにダブルトップ(ボトム)を使うことの方が多いですが、三尊も1軍チャートパターンの1つとして10年以上使ってます(・∀・)

チャートのローソク足の動きが阿弥陀三尊(下の画像)のような形になることから、三尊または三尊天井と呼ばれているのですが、名前の由来からも他とは違う、チャートパターンの奥義のような感じがしますよね。

ネテロ会長しかり海軍(元)元帥しかり、仏像使う系は超キャラと決まっています。

( ゚Д゚) < これはもう体得するしかないでしょう!

しかもシンプルで分かりやすいパターンなので、初心者さんでも全然使いこなしていけるはず♪

とは言え、気をつけてほしいのは三尊といったチャートパターンを「形を覚えておくだけで使える・勝てる」といった間違った考え方です。

パターンを覚えるだけで勝てるほどトレーダーの世界も激甘ではありませんので、

  • なぜこの形が形成される確率が高いと言えるのか?
  • どういった状況で使えば効果が高いのか?低いのか?
  • だましにあった時にどう対処すべきか?
  • 自分のトレードスタイルでどう使えば効果的か?

原理原則を知り、どんな場面でどう使ったら効果的か?逆に使ってはいけない場面は?と言った、使いこなしていくための知識・スキルが必要不可欠だと考えております(´ー`)

そんなわけでここでは、その辺も含めてまるっと書いていきますので、是非とも参考にして三尊マスターとしてトレードに活かしていってほしいと思います!

※その他、三尊以外の使えるチャートパターン集はこちらにありますぞ!
エントリーから決済まで活用できる”黄金FXチャートパターン”集

三尊(天井)はどんな形のチャートパターン?

三尊とは、先ほどの阿弥陀如来の画像みたいな感じで、真ん中が高い3つの山からなるチャートパターンです。

実際のチャートで見ると、下の画像のような値動きのパターンのことを「三尊(天井)」と呼んでます(´ー`)

また、海外ではヘッドアンドショルダーと呼ばれていて、真ん中の高い山を頭・両脇の山を肩と見立てているみたいですが、頭とかがってるし肩パット入れ過ぎに見えるので、三尊の方がしっくりくると思います(・∀・)w

その他にもトリプルトップとも呼ばれますが、どちらかと言うとトリプルトップは3つ同じ値になるような形も含むので、ここでは三尊で統一して解説していきます♪

あとは逆バージョンもついでに覚えておきまShow♪
三尊を逆さまににして(罰当たりそう)、真ん中の谷が一番深い3つの谷からなるチャートパターンを逆三尊(三尊底)と言います♪

海外だとリバース・ヘッドアンドショルダーとか呼ばれているみてたいですが、この辺りは覚えないでも良さげです。

そして、三尊での2つの谷(安値)・逆三尊での2つの山(高値)のライン(画像の青いライン)が前回のブログで出てきたネックラインです!

このネックラインを価格が抜けられるかどうかで、チャートパターンが出来上がったと判断するのが一般的なので覚えておきましょう♪

ネックラインを中々抜けられないと、パーツが揃っていない”封印されしエクゾディア”みたいなものなので、その力を存分に発揮することができず、いわゆる「だまし」になる可能性が高くなります。

実際のチャートでは3つ目の山が形成されるあたりから注目しておいて、ネックラインを抜けたら三尊★完成と判断するのがセオリーですね^^

三尊形成がチャートに与える影響とエントリー・決済ポイント

三尊がどのようなチャートパターンであるか、一言で説明するならば「上昇トレンド」の終わりを告げるチャートパターンです。

それまで順調に上がっていた価格が、三尊が現れたのをきっかけに転換してレンジ相場あるいは下降トレンド相場へと移り行くことが多いのです(・∀・)

そして、その起点となるポイントが先ほど書いたネックラインになります。

ネックラインを価格が割ると、そこから下落の勢いが強くなっていく可能性が高くなるので、ネックラインを抜けたところを売りのエントリーポイントとして三尊を活用するのが一般的です♪

また、ネックラインを抜けたあとは目先の抵抗帯(レジサポライン)が1つ目の山のふもと辺りになるので、1つ目の山が形成される過程で上がった分と同じくらい下がる可能性が高く、その辺りを決済ポイントとして見ます(・∀・)

こんな感じで三尊は、エントリーポイントとどれくらいの値幅が取れそうかの予測が立てやすいので、広くトレーダーに愛されているのだと思います。

なぜこの様な値動きになるのか?

なんでこの様な動きがチャートに現れやすいのか?は、値動きの裏にある投資家心理を考えると見えてきます♪

① 左側の山の高値を更新辺りまでは、さらに上を目指しそうな動きにウキウキ買い目線が多数になりやすい。

② 上昇トレンドが続いているので、真ん中の山のてっぺん辺りから「そろそろ利確しとくか」と徐々に売り目線が増えてくる。

③ 上昇トレンド中は、価格が下がると押し目で買いたい人もまだまだいるので買い目線が一旦増える。押し目には前回安値辺りが意識されやすく、ここがネックラインになりがち。

④ 右側の山が形成される時、真ん中の山を超えられないとダウ理論的にも上昇トレンドの定義が崩れるか?と売り目線がさらに増えてくる。
この時に目安にされやすい価格帯が左側の高値になるので、左側と右側の高値(山)はだいたい同じくらいになりがち。

⑤ ネックラインを割ると、本格的に上昇トレンドが終わった!と売り目線に傾く投資家が増え、さらに「三尊」のパターンで狙っていた投資家の売りエントリーも増え、勢いよく下がる可能性が高い。

⑥ 下落の勢いが強くなりしばらく下がったあと、利確ポイントとして近場の安値である左側の山のふもと辺りがレジサポラインとして意識され、その辺りで一旦落ち着きがち。

値動きの裏では、こんな感じの投資家心理やその売買行動によって、三尊みたいな形が形成されやすいのだと考えております♪

ですので、下落真っ最中に三尊みたいな形が出てきたとしても、その効果はあまり期待できないかもしれない、といった考えができますよね。

こんな感じで、値動きの裏にある投資家心理をよく考え、より期待値の高いポイントで上手に三尊を活用していきましょう(・∀・)

実践チャートで三尊を120%活用するための3つのポイント!

ここまでの話が頭に入っていれば

『うおー三尊だー!
ネックライン割ればとりあえず売りだー!( `ー´)ノ』

と、こんな感じの「チャートパターンを知っているだけの初心者トレーダー」よりも、はるかに上手いトレードができると思います♪

しかし!三尊マスターへの道はまだ始まったばかりですので、さらに高みを目指しましょうぞ(・∀・)

ここからは、実践で三尊を120%活かす3つのポイントを伝授していきます。

  1. 形の綺麗さ
  2. だましを上手く活用
  3. 現れた時の相場状況・時間軸

それでは早速、1つずつ見ていきマッスル(`・∀・´)

1. 形(パターン)の「綺麗さ」で成功確率を判断する

チャートパターンにおける形の綺麗さは重要です。
やはり三尊を知っているトレーダーの誰が見ても「三尊だな」と判断するような形であれば、そのポイントに売買が集中し、オーソドックスなパターンを描きやすくなります♪

ですので、実戦でトレードする際にはその形の綺麗さに注目してみると成功確率も上げていけるのです♪

「キレイさ」は主に左右の山の高値・安値の揃い具合や、全体の上昇・下降のスムーズさなど、そのまんま見た目を見ていけばOK。

逆に自分主体で「ちょっと微妙だけど三尊としよう」とか考えてしまうと失敗することが多くなってしまうでしょう(´-`).。oO

2. だましを見越したエントリーポイントを考える

当然、全ての三尊が同じように想定通りの値動きをするとは限らず

① ネックラインを割ったのに下落の勢いが付かなかったり
② ネックライン手前や割った後に勢いよく逆行してしまったり

主にこんな感じの2パターンの「だまし」になる可能性もあります。

そんな時に、だましに合ってから慌てて対処するのはナンセンス♪

トレーダーたるもの、こうした不測の事態の対処はあらかじめ決めておき、だましに合ったら機械的に損切りしたり、またはそもそもだましを見越してエントリーしたりするべきです。

その辺の話は長くなるのでこちらをどうぞ。(初心者さんにはちょっと難しいかもだけどぜひ挑戦してね!)
シナリオを描く必要性と相場展開のイメージを膨らませる3つの視点とは?(・∀・)

三尊のだまし2パターンに対して、対応策としてはこの画像の通り!

① ネックラインを割る前後の動きを見て、勢いがよければそのまま売りエントリー!

② ①の勢いが微妙で多少の戻りが入る様な場合は、ネックラインを割った後もしばらく様子を見て、再びネックラインで反発するなら売りエントリー!

③ ②でネックライを上抜けて上昇するのであれば右側の山を超えたあたりで買いエントリー!

ちょいと補足しておくと・・

②はネックラインを割る勢いが弱く多少戻りが入る場合、そのまま上がっていってしまう可能性も考えられるので一旦様子見です。
ネックラインで反発し再び下がる様であれば、そこで投資家心理的にも売り目線に傾くと考えらえるので、そのあたりでエントリーします。

③はFXだと使い所はそこまで多くなさそうですが、三尊否定パターンとして逆に買っちゃいます(・∀・)

このパターンは三尊を狙い、ネックラインを割ったあたりで売りにはしったトレーダー達を、資金力あるトレーダー(ファンドとか)が根こそぎ刈り取る時に現れたりします。

右側の山の頂点辺りは、ネックライン割れで仕掛けたトレーダーが諦め、損切りが集中したり、高値更新(真ん中の山)にトライするかも!?とトレーダー達が買いやすくなると考えられるポイントですので、このあたりまで逆行する様なら買いで仕掛けるのもアリ(・∀・)♪

流動性の低い通貨ペアや、FX以外では株とか仮想通貨だと三尊(または逆三尊)否定パターンになる事は結構あるのではないでしょうか。

こんな感じで、あらかじめ値動きのパターンを予測しつつ仕掛けられると、また1つ上のレベルでトレードができる様になるのでお試しあれ!

3. 三尊が現れた時の相場状況・時間軸も考える

三尊は上昇トレンドの終わりに現れる、と書いてきましたが、これは見る時間軸によって様々な解釈ができちゃうので、最後に時間軸と相場状況の話をして締めにしたいと思います♪

当たり前っちゃ当たり前ですが、相場というものは見る目線(時間)によって相場状況が違うんですよね。
詳しくはこちらの記事に解説を託しますが → FX初心者の鬼門。マルチタイムフレーム分析を身に着けよう!

簡単にいうと、長期の下降トレンドは場合によって、短期の上昇トレンドだったりするんです(・∀・)

そんなわけで、長期的に下降トレンドである場合も短期上昇トレンドの終わりの三尊を狙えるってわけです♪

実際に三尊を使うのは、中・長期が下降トレンドで短期が上昇トレンドの場合です!
ただ、これは自分のトレードスタイルに合わせるべきで、上の様なトレードになるのは、自分がデイトレーダーでトレンドの押し目・戻り目を狙うからです(・∀・)

※ちなみにトレード手法はこちら
14年勝ち続けてきたFX手法!誰でも使えるように詳しく解説したよ

ですので、例えばスイングトレーダーであれば日足とかでチャートを見て、上昇トレンドがしばらく続いた後に三尊が現れれば、そのまま売りで数日〜数週間ポジションを持つ。

といった使い方も全然アリです♪

三尊まとめじゃい(・∀・)!

三尊は分かりやすい形をしていますし、株とか仮想通貨に比べるとFXでは割りかし成功しやすいチャートパターンだと思いますので、初心者さんもぜひ使って見てください(´ー`)

三尊を通じて仏像系の能力を手に入れ、チャートをバッサバッサと攻略していきましょうぞ!

ただ、ここまで書いてきた通り、チャートパターンをバッチリと活かしトレードで勝利を手に入れるには、そのパターンが出来るまでの投資家心理を考え、実際のチャートでは、相場認識からエントリー・決済まで様々なことを考えながらトレードしていく必要があります!

ですので、初心者さんはいきなり全部をこなしていこうとせず、デモトレードや少額取引などで1つずつマスターしていくと良いかもしれません(・∀・)

それでは次回のブログもお楽しみに

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なおこちらの内容はhttps://海外fxブログ.jpを参考にしております

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