勝つには必須!マルチタイムフレーム分析を徹底解説する。

勝つには必須!マルチタイムフレーム分析を徹底解説する。

今回は「マルチタイムフレーム(MTF)分析」について書きます。

マルチタイムフレーム分析とは、長期足〜短期足まで複数の時間のチャートを見て、期待値の高い方向性・エントリーポイントを割り出す分析方法です。

画像のように、時間ごとに複数のチャートを分析するとなると「めんどくさそう」とか「難しそう」と思ってしまいがちですが、そんなことないのでご安心ください(´ー`)

しかも、マルチタイムフレーム分析を使いこなすことで、より広い視野でいいポイントを探せるようになるので、トレードの勝率は着実に上がりますからね!

少なくとも

『いつもエントリーした瞬間に逆行するんだが。なにこれ、モニ●リング??』

みたいトレードは確実に少なくなるでしょう(・∀・)

私もはじめはよく原理が分かっていなかったし「難しそう」と思って避けていたのですが、今にして思えば・・・1秒でも早く手をつけておけばよかった!!と後悔しています。

MTF分析はどんなトレードスタイルでも有効な分析方法ですが、特にデイトレーダーはこれが無ければ勝ち続けていくのは無理、と言っても過言ではないほどの必須のスキルだと思ってます。

今回の記事では、FXトレーダーさんが避けてしまいがちな「マルチタイムフレーム分析」の基本から「具体的なトレードに落としこむ方法」まで、イチから解説していくので参考にしてみてくだされ〜♪

チャートは全て繋がっている!マルチタイムフレームの考え方

マルチタイムフレーム分析は、自転車のように感覚を掴んじゃえば簡単に使えるのですが、この感覚を掴むまでに、ちょっと取っ付きにくく感じる部分があるんですよね。

という訳で画像いっぱいで、感覚的にマルチタイムフレーム分析の考え方を解説していきます(・∀・)

まず、知ってる方からすれば当&然のことではありますが、チャートの日足とか1時間足とか、各時間足は以下のように拡大・縮小の関係にあることを認識しておきましょう♪

日足のウネウネした流れの、ほんの先っちょを拡大して細かく見たもの = 1時間足

その1時間足のほんの先っちょを更に拡大して見たもの = 5分足

こんな感じの関係性になっております。
見る時間が短くなるほど、細かぁ〜い相場の値動きを見ているというわけです(´ー`)

長期のローソク足くんからしたら、短期のローソク足くんは豆粒みたいなものなんですね。

マルチタイムフレーム分析の重要性

まずは1つの時間足だけを見て戦略を立てる場合を考えてみましょう。下図のような1時間足上昇トレンドのみで戦略を立てるとなると・・・

んまあ思いつくのは十中八九「押し目買い」ですよね(・∀・)!
(※押し目買いがわからない方はこちら→FXで『押し目・戻り目』を見極める方法とエントリー判断)

もちろんこの相場を見て「押し目買い」を思いつくのは間違いではないのですが、残念ながらそれだけで勝ち越せるほどFXは甘くありません(´∀`;)

そこで複数の時間足を確認するマルチタイムフレーム分析を取り入れることで、「そもそもエントリーすべきなのか」「するとしたらどのタイミングを狙うべきなのか」といった判断ができるようになり、無駄なエントリーの減少や精度の高いトレードの増加に繋がって勝率が上向いてくるっていうスンポーです♪

ではでは先ほどの相場で、1時間足だけでなく日足も合わせてみてみると・・・

すぐ上にレジスタンスラインが待ち構えてることがわかるため、この相場では1時間足での押し目買いは控えたほうが賢明だと判断することができました。これが仮に日足でレジスタンスラインを上抜けてる場面だったなら、仕掛けても良いという判断になったでしょう。

マルチタイムにチャートを見られるトレーダーは、相場全体の長期的な方向性や伸びしろ(抵抗帯の位置)、そして短期的にはより期待値の高いエントリーポイントやタイミングを割り出すことができます。

マルチタイムフレーム分析で、ベストな戦略を立てよう

ここまででマルチタイムフレーム 分析はどんなものなのか、どんな役に立つのか、だいたい見えてきたと思います。

続いてここからは、どうやって分析して、どうトレードに落とし込んでいけばいいのか?マルチタイムフレーム分析の具体的な手順を見ていきましょう!

マルチタイムフレーム分析の具体的な手順

マルチタイムフレーム分析では、主に長期・中期・短期の3つの時間足をベースにこんな感じ。

ステップ1:中期足を見てエントリーできそうな相場を見つける
ステップ2:長期足を見て全体像(方向性・抵抗帯)を確認する
ステップ3:短期足を見て取引のタイミングを計る

MTF分析となると、よく長期足から短期足にむかって相場分析&トレード戦略を考える、と思う方が多いですが、そもそも戦略の軸となる中期足でチャンスが来そうなのか否かを判断して、通貨ペアを絞ると効率よくトレードしていけるかと思います(`・ω・´)ゞ

ちなみに私は基本的にはUSD・JPY・EUR・GBP・AUDの5通貨10ペアを監視してますが、慣れてくると10分もかからずに通貨ペアを絞る工程は終わります。

通貨ペア選定についてより詳しくはこちらをチェケしてくだされ〜
トレードの下ごしらえ♪通貨ペアを選ぶ手順を紹介するよ(・∀・)

もちろんより多くの時間足を考慮していくことで、トレード戦略の精度を高めることができるようになるため、理想をいえば全ての時間足の相場状況を確認できることに越したことはありません。

ただ、さすがにはじめから全部の時間足を見ていくのは大変なことですし、頭の中も混乱してしまうと思うので、まずは長期・中期・短期の3つの時間足を自分で決めて、その3つだけをみていけばOKです(・∀・)

ちなみに相場には「長期の時間足のトレンド、その後も継続する可能性が高い」という性質があるため、上位足ほど、相場の流れや節目が意識されやすいです(・∀・)

トレードスタイルごとの最適な時間足の選び方

マルチタイムフレーム分析をおこなうときには、どの時間足を見ればいいのですか?といったご質問をよくいただきます。

MT4を使用している場合には確認できる時間足は、月足・週足・日足・4時間足・1時間足・30分足・15分足・5分足・1分足といろんな種類があるのではじめは迷ってしまうと思いますが、個人的にはそれぞれのトレードスタイルに合わせた時間足を見ていくのがいいんじゃないかと思います(´ー`)

トレードスタイル長期中期短期
スキャル30分足 or 1時間足5 or 15分足1分足
デイトレーダー日足1 or 4時間足5 or 15分足
スイング日足 or 週足4時間足 or 1時間足15 or 30分足

特に時間足選びに正解があるわけではありませんが、トレードスタイルによって上の表を目安としてみてください。

こういった感じでトレードスタイル別にマルチタイムフレーム分析の組み合わせを考える事ができるので、その時の相場状況やご自身のトレードスタイルに合わせて、しっくりくる組み合わせを探してみましょう(・∀・)

各時間足ごとのマルチタイムフレーム分析のコツ

マルチタイムフレーム分析の大まかな流れは見えてきたと思うんで、あとは長期足〜短期足までの各時間足ごとの役割、気をつけるべきチェックポイントやコツをまとめて、本日の授業をお終いにしま〜す(`・ω・´)ゞ

中期足では、エントリーのシナリオを立てる!

通貨ペア選定が終わったら、その流れの中で具体的にどこからポジションを持つか、中期足で「トレードのシナリオ」を立てていきます。

もちろん長期足の節目までの伸びしろや方向性が明確であれば、基本的にその方向に沿ってポジションを建てるだけでも優位性の高いトレードになるでしょう。

ただ、むやみに上がっているから、という理由だけでポジションを建てると、買った瞬間に下がってしまったり、逆に急速に下がった直後にエントリーしてポジションを建てた瞬間に上がってしまう・・・ということにもなりかねません。

いわゆる高値掴み・安値掴みに陥ってしまうというわけですな(´ー`)

そのためエントリー後に抱える含み損リスクを最小限に抑えるため、中期足でより詳細なエントリーポイントを定めていきます!

エントリーポイントを絞り込むコツとして、注目したいのが「相場状況」です。

主な相場状況として、トレンド相場・レンジ相場などに分けることができますが、各相場状況ごとに「一定の法則」や「値動きの癖」があり、価格が一時的に押さえられるポイントがあります。

・トレンド相場:「押し目・戻り目」
・レンジ相場:「高値ゾーン・安値ゾーン」

そのため相場状況やその値動きの癖を正確に捉えることができると、おのずとエントリーポイントが絞れていくのです!

各相場状況ごとのエントリーのコツは、ORZのFX手法としてまとめているので良かったら参考にしてみてちょ〜♪

たったこれだけ!14年勝ち続けたシンプルなFX手法を公開

次に長期足を確認して、中期足で立てたシナリオが大きな流れに乗っかれてるかを確認していきましょう。

長期足では、相場全体像を把握し目線・方向性を確認する!

マルチタイムフレーム分析では、長期足の相場状況を分析しその流れに乗っかっていくことで、期待値の高いトレードに近づきます。

そのため長期足の時間足では、主に相場環境の全体像を把握して、相場の目線や方向性を確認していきます(・∀・)

相場全体の方向性を定める時に、注目したいのが「目先の節目」です。

節目というのは、レジサポラインや移動平均線などの相場展開が変わりやすいポイントのことですね。

いくつか例をあげると以下のようなものがあります(・∀・)

上位足の相場状況がこのような相場の節目に到達するまで価格がどのような展開をするか、シナリオを立てることで、相場全体の方向性を見定めていくことができるようになります(*´ω`*)

シナリオ立てのコツは、ブログ内でもまとめているので、合わせてチェックしてみてください(`・ω・´)ゞ

シナリオを描く必要性と相場展開のイメージを膨らませる3つの視点とは?(・∀・)

そして最終的なエントリータイミングを図るため、短期足を確認していきます!

短期足では、ベストなエントリータイミングを計る

短期足では、詳細なエントリータイミングを図っていきます。

中期足でエントリーポイントを絞るところまでいけましたが、必ずしもそこで反発してくれるとは限りません。

100%反発する確証があるわけではないですし、相場状況によってはそのまま突き抜けてしまうこともあります。そこでさらに一歩踏み込んだ判断をするために、短期足でエントリーのタイミングを見極めていきます(・∀・)

エントリーのタイミングを計る上で大事なことは、「勢いの良い戻しの勢いが抑えられ、かつ狙った方向に勢いが出ていきそうなところ」を狙っていくことです!

エントリータイミングとして狙っているポイントは、ほとんどの場合に抵抗帯といって売りたい人(下落してほしい人)、買いたい人(上昇してほしい人)の思惑が交差しているポイントとなっています。

そのため大抵の場合には価格がもみ合い、どちらかの勝負がついた時にはじめて、「見立て通りに反発するor見立てが外れて逆行する」という値動きが起こります。

そのため「下落の勢い VS 上昇の勢い」の勝負がついたなってポイントまで待ち、後乗りでエントリーしてくことで、エントリーの成功率をアップさせることができるわけ訳です!

具体的なエントリータイミングの見極めるコツは、こちらの記事でもまとめているので、合わせてチェックしてみてくだされ〜♪

FXのエントリータイミング術!!下位足でのベストタイミングの取り方

このようにマルチタイムフレーム分析では、各時間足ごとに上位足から下位足にむかって順番に分析していくことで、誰でもより優位性の高い方向性・エントリーポイントを割り出すことができるようになります。

マルチタイムフレーム(MTF)分析まとめのお時間です٩( ‘ω’ )و

ということで、今回は「マルチタイムフレーム分析」についてまとめてみました(・∀・)

マルチタイムフレーム分析を正しく活用することができると、複数の時間足の相場状況から「より期待値の高い方向」に「ベストなタイミング」でのポジション取りが可能になるため、1つの時間足のチャート画面だけでトレードするよりも、『圧倒的』にエントリー&決済の精度が高まります。

やっぱりマルチタイムフレーム分析って、いろんな時間足を見なくちゃいけなかったり、時間足の関係性を頭の中でイメージできるようになるまで時間が掛かるものなるので、どうにも手が出しにくく、ついつい勉強するのを避けて通りがちなジャンルだと思います。

実際ORZもめんどくさがりな性格が災いし、はじめは1つのチャート画面に固執しちゃって、血迷う時期もありましたが_:(´ཀ`」 ∠):

そんな回り道をしたところで資金と時間を無駄にしただけだったので、ぜひ読者の皆さんは勇気を持ってマルチタイムフレーム分析をトレードに取り入れてもらえたらと思います(`・ω・´)ゞ

ただ今回けっこう噛み砕いて説明したつもりではありますが、なかなか取っつきにくいジャンルだと思います。ひとりで身に付けるのが難しそうだったら、無理せずORZを頼ってきてくだされ!

では、また次回のFXブログもお楽しみに〜ん♪

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なおこちらの内容はhttps://海外fxブログ.jpを参考にしております

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