複数時間足の見方!FXチャートの構造を知ろう

複数時間足の見方!FXチャートの構造を知ろう

今回はFX初心者さんが挫折しやすい勉強内容トップ5には入るであろう「複数時間足を用いたFXチャートの見方・分析方法」についてまとめていきます!

いきなり複数の時間足を見ろ、と言われても全然イメージ湧きませんよね〜

今でこそ私はマルチタイムフレーム分析を駆使して、複数の時間足を分析できていますが、はじめの頃はさっぱり見方が分からずに大苦戦していました。

そこで、今回は私が複数の時間足を見る際に意識していることや、具体的に複数の時間足を見る感覚を補う方法、そして実践のFXトレードでの活かし方まで、てんこ盛りで解説していきます!

この記事を読んでいただければ、上位足から下位足までどんな関係性&規則性を持っているかに気づけるようになると思います。

  • どうやって複数の時間足を見ていけばいいかわからん
  • マルチタイムフレーム分析に苦手意識がある

そんなお悩みを抱えている方、良かったらトレードのお役に立ててくだされ〜

各時間足の関係性を意識してFXチャートを捉え直す

実はFXのチャートは、大きな時間足の一部分を拡大していくと(=時間足を小さくしていくと)、そこには同じような値動きが現れる、という不思議な関係性を持っているのです。

私が普段チャートを見る時のイメージはこんな感じ〜(・∀・)

各時間足というのは”区切る時間の違い”に他ならず、俯瞰して見れば当然値動きの推移は同じチャートが形成されるので、各時間足のチャートを重ね合わせると、上の画像のようになるわけです。

例えば日足ではローソク1本でも、1時間足で見ればローソク24本で表されるのでより細かな値動きが確認できますし、5分足で見れば288本ものローソク足で更に細かな値動きを捉えられます。

リアルタイムの相場を見比べると、FXチャートは「小さな時間足が、大きな時間足の一部分となる構造(=入れ子構造)」という関係性を形成するようになるのです!

これはチャートの基本中の基本ですが、理解できてないと

『チャート見るときってどの時間足を見ればいいですか〜?』

みたいな質問をしてしまうように、どれか特定の時間足だけで戦略が立てられるものみたいに思い込んでしまうわけですね。

いままでそんなふうに考えていた方は、「各時間足は同じもの(値動き)を違うスケールで見ただけに過ぎず、常により大きな流れを意識しつつ戦略を立てるべし」とここで学んでいただければ幸いです♪

ではではお次は、実際のFXチャートを使いながら複数の時間足を見る感覚を養っていきましょう〜

複数時間足のFXチャートを見る感覚を養う方法

簡単にいえば「小さな時間足の値動きが、大きな時間足の一部分になっている」ってことを認識できればOKです(・∀・)

実は、みなさんが普段つかっているMT4などのチャートツールには、マルチタイムに機能する図形を書き込むことができるので、この機能を使えば誰でも簡単に複数時間足の関係性を把握することができます!

ざっくり手順はこんな感じ〜

①上位足(例:日足)に現れた、ダブルトップを図形ツールで囲い込み
②下位足(例:1時間足)で、その図形ツールの範囲内のチャート状況を確認する

この機能を使って、図形で囲んだチャートを上位足と下位足で見比べてもらえば、両者の関係性を肌で感じてもらえるかと!

上位足&下位足ともに「ダブルトップを形成後、ネックラインを抜けはじめる」という大まかな値動きは似たような相場展開になっていますし、下位足のほうがさらに詳しい値動きをあらわしていることが確認できるかと思います(・ω・`)

このようにFXチャートは、上位足と下位足がそれぞれ「入れ子構造」の関係性になっているので、チャートはこんな規則性があることを理解した上で

・大きな時間足の変化を、小さな時間足で早めにとらえたり
・大きな時間足の相場展開から、小さな時間足のトレンドが終わりそうな状況を想定したり

FXのチャート分析に生かしていくことで、精度の高いトレード予測が立てられるようになるのです(・∀・)

もちろん、時間足やチャートパターンが変わっても、複数時間足の関係性は変わらないので、気になる方はご自身でも1度お試しあれ〜♪

複数時間足をつかって、FXチャートを多角的に分析する方法

では、ここからは実践編です!

FXチャートの各時間足の関係性が理解できたところで「具体的にどのように複数の時間足チャートを読み解いていけばいいか?」

各FXトレーダーごとに色んな活かし方があると思うのですが、今回はデイトレーダーの私が普段おこなっている「複数の時間足を生かした分析方法」を紹介していきます(`・ω・´)ゞ

ここでは分かりやすい例として「1時間足のトレンド相場で戻り売りを狙う」ケースを軸に、「上位足、同列足、下位足」の3種類の時間足を、それぞれどんな風に分析をしているか、まとめていきます!

①上位の時間足から、トレンドの継続力を把握する

1つ目に、上位の時間足の相場状況から「トレンドの継続力」を把握しています。

実は同じような形をしているトレンド相場であっても、それが「上位足の中でどんなところに位置しているか」、もっといえば上位足の相場状況で「節目との価格差=伸びしろ」によって、トレンドが継続する可能性が大きく変わってしまうのです。

各時間足同士には「下位の時間足は、上位の時間足の一部分をあらわす」という特徴があります。

これは裏返すと、上位の時間足の相場状況を見ることで「現在の値動きが、より大きな流れの中でどんなところに位置しているのか」確認できる、とも言い換えられます!

①節目に向かっている最中のトレンド
②節目の近くで形成しているトレンド
③節目で折り返したばかりのトレンド

たとえば、上位足で②節目までの価格差がほとんどない時では、上位足の節目から逆方向への注文が増えてしまったり、決済注文が増えるため、その分トレンドの勢いも落ちやすくなり、トレンドでは逆行する可能性が高くなります。

逆に、上位足で①節目との価格差がまだ十分に残っている時や③節目で折り返したばかりの時には、上位足でも同じ方向への注文が増えやすくなるため、その分トレンドの勢いも継続しやすくなり、トレンドでも見立て通りに動く可能性が高くなります。

つまり、いま自分が見ているトレンドが・・

・上位足の中でどこに位置しているのか?
・直近の節目まで伸びしろがあるか?

ここをあらかじめ確認して、①や③のようなポイントを狙っていけば、おのずと逆行する可能性の高いトレードを回避できたり、長〜く継続しやすいトレンドをチョイスできるようになるのです(・∀・)

1つの時間足だけでエントリーを決めるよりも、より精度の高いトレード判断を下すことができるので、私は上位足の相場状況を確認しています。

②同列の時間足から、エントリーポイントを選定する

次に、同列の時間足の相場状況から、より期待値の高い「エントリーポイント」を選定しています。

同列の時間足とは、私は上下1つズレくらいの時間足のこと(1時間足であれば30分足や4時間足のこと)を指していますが。

実は、どんな「節目」でもサイン通りに反発が起きるわけではなく、その中でもより市場の中で意識されている「節目」であるほど反発が起きる可能性が高くなるのです!

多くの市場参加者はトレードスタイルごとに、それぞれ時間足を見ながらエントリーポイントを決めていますが。

複数の時間足の相場状況を考慮しながら、エントリーポイントを選定することで、より多くの市場参加者に意識されているポイント(優位性の高いポイント)からポジションを持つことができるようになるため、結果的に騙しに遭いにくいエントリーポイントを選定できるようになるのです!

①1時間足の移動平均線20の戻り目狙い
②1時間足の移動平均線50の戻り目狙い

たとえば①の価格帯であれば、1時間足では戻り目まで到達していますが、4時間足ではまだ移動平均線20まで乖離が生まれている状況です。節目として意識されている時間足が少ないことからも、この価格帯付近で買いポジションを持つ人は少なく、下値が支えられる可能性は低くなると考えられます。

逆に②の価格帯であれば、1時間足の移動平均線50(=30分足の移動平均線100)だけでなく過去に意識されてた価格帯のレジサポ、4時間足では移動平均線20、といずれの時間足でも節目との乖離が埋まっている状況です。複数の時間足で節目として意識されることになるので、この価格帯付近で売りポジションを持つ人が多く、上値が支えられる可能性も高くなると考えられます。

このように、今自分が狙っているエントリーポイントが・・

・ほかの時間足で見た時にどんな場所に位置しているか?
・ほかの時間足でも節目として意識されてるか?

複数の時間足を考慮しながら、②のような優位性の高いポイントまで引きつけることで、より反発が起こりやすいエントリーポイントをチョイスできるようになるのです( `・∀・´)ノ

その他普段私がおこなってるエントリーポイントを選定する時に意識してることは、こっちの記事でまとめてあるので合わせて参考にしてみてください♪

③下位の時間足から、エントリー&利確タイミングを図る

最後に、下位の時間足の相場状況から「エントリー&利確のタイミング」を図っています。

なぜかというと、上位足の節目での反転は、下位足の小さな変化(=相場の転換点)に注目することで、より的確に捉えることができるからです!

各時間足同士では「下位の時間足が、上位の時間足の一部分をあらわす」という特徴がありましたが、まさにこの考え方をトレードで応用した形ですね^^

どれだけ上位足で意識されている「節目=抵抗帯」であっても、ほんの数秒で急激にV字回復することはなくて、細かい値動きで見ていくと節目付近で揉み合い、下位足の相場が転換が起きることで、はじめて上位足で反発が起こっています。

なので私は下位足の相場状況を見ながら、相場転換が起きる予兆(=チャートの法則やパターンが崩れるタイミング)を捉えるようにしています!

①1時間足でエントリータイミングを図るパターン
②5分足でエントリータイミングを図るパターン

①のように、1つの時間足だけエントリーや決済のタイミングを図っていくと、どうしてもローソク足の値動きの挙動だけで見極めなくてはいけなってしまうので、ちょっとした騙しの値動きに翻弄されやすく、エントリーや決済の精度は低くなってしまいます

ですが、②のように下位足の相場状況が「ダブルトップ」が形成していることからも、「ネックライン」を抜けるような転換点を捉えていけば、細かい値動きが確認できる分、騙しの値動きを回避出来るため、エントリーや決済の精度を高めていけます。

このように、エントリータイミングを図っていく時には・・

・下位足がどんな相場状況になっているか?
・下位足でパターンや法則が崩れるタイミングはないか?

下位足の相場状況を考慮しながら、②のように下位足のパターンや法則が崩れるタイミングを捉えていくことで、的確にエントリーや利確判断を図れるようになりますぞ〜(・∀・)

また「具体的に下位足でエントリータイミングを図る時、私がどんなパターンや法則に注目しているか」って話はこの記事にまとめているので合わせて参考にしてみてください!

まとめ:FXチャートは、常に複数の時間足で分析する

ということで、今回は複数の時間足の見方・分析方法についてまとめてみました〜

マルチタイムフレーム分析では、この入れ子構造の特徴を利用して、「大きな流れの中の、より小さな値動き」を分析したり、「現在の小さな値動きが、大きな流れに及ぼす影響」なんかを複数の時間足をつかって判断していきます。

1つの時間足だけでは見落としていたリスクに気づけたり、エントリーの後押しが得られたり、圧倒的に有利にトレードを進めることができるようになるので、ぜひFX初心者の方も勉強してみてください

『マルチタイムフレーム分析』については、こちらの記事でまとめています。

各時間足の関係性が頭に入った上で「マルチタイムフレーム分析」の勉強はじめれば、すんなり理解できると思うので、興味が湧いてきた方はチェックしてみてください( `・∀・´)ノ

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