連続損切はスランプのサイン?FXでスランプを抜け出す5ステップ

連続損切はスランプのサイン?FXでスランプを抜け出す5ステップ

さてさて、本日のお話はFXでスランプから抜け出す方法です!

トレードし始めて最初は順調に利益が出ていても、ある時から突然思う様に結果が出なくなってしまった、なんて経験はFXをやっている方なら誰もが一度は通る道なのではないでしょうか(´ー`)

ブログの読者さんからも「最近スランプ気味だけど、どうやって改善すればいいのか分からぬ。。。」という相談をよく受けています。

『はじめは順調に資金が増えてたのですが、気がついたら損切りが続き資金が半分以下に減ってしまいました。もはや自分ではどうすればいいのか分からず、途方に暮れています。
やはり自分には才能なさそうだし、もうFXなんて辞めたほうがいいのでしょうか。。』

う〜ん。せっかくはじめたFXを辞めてしまいたい・・ってところまで追い詰められて1人で悩んでいたとはなんとも悲しいお話です。

たしかに損切りが続いて、資金がどんどん目減りしていくと、段々とトレードに対する自信も失われてしまって、トレードが全然楽しくなくなってしまいますからね。私もかつてこのドン底のスランプ期を経験して、1人で悶々としていたのを今でも覚えております(´・ω・`)

ただ、このドン底スランプ期はFXをやっている方なら誰もが通らなければならない「試練」といっても過言ではありません。

だからこそ、このスランプを抜け出すことができるかどうか、勝ち組FXトレーダー街道を歩めるかどうかの分かれ道なのです!

もちろん自分であれこれ試行錯誤していくことも大事なことですが、つら〜いスランプ期なんて一秒でも早く抜け出せることに越したことはないですからね。そこで今回は私がFXトレード歴10年から導き出した『FXでスランプに陥った時の抜け出す方法』を解説していきます。

「最近損切りが続いてばかりで、スランプ真っ只中や・・」とお悩みの方、スランプを抜け出すきっかけにしてもらえたらと思います三( ε:)

それでは解説スタートです(((((((((((っ・ω・)っ ブーン

そもそもスランプとは、なんですの?

そもそも皆さん、スランプという言葉を知っていますか(・∀・)?

ネット上ではいろんな症状をスランプといっているみたいなのですが、デジタル大辞泉によると

スランプ: 心身の調子が一時的に不振になっている状態。また、実力が発揮できず、成績などが一時的に落ち込んでいる状態。

つまり、ある時までは調子が良かったものの、急に不調な状態が続いてしまった状態のことを指します。症状としては、その不調の原因を突き止めることができず、頭の中がモヤモヤとしているイメージですね(´ー`)

FXトレーダーがスランプに陥ると、どんな状況になるの?

ただ、FXのスランプと一括りにいってもいろんなケースが考えられますが・・ここではFXトレーダーさんなら誰もが1度は通るであろう、

FXトレードにおけるスランプ
「見立て通りに相場が動かず、損切りトレードが5回以上続き、自信を失った状態」

これをスランプということにしたいと思います。

もちろんFXで利益を出すためには全戦全勝というわけにはいかないため、損小利大を目指すトレードをしていきます。そのため2〜3回損切が続いてしまうこと自体はよくあることなので、目先の損切をすべて気にする必要はありません(・∀・)

ただ、5〜10回と損切が連発してしまっている時には、

・そもそもの相場認識がズレてしまっていたり
・損切リスクの高いポジション取りをしていたり

何かしら相場での判断がブレてしまっていることが多いです。この相場判断のブレがFXトレーダーたちをスランプという泥沼に引きずり込んでしまうため、まずはこの損切が連発している状況の原因を突き止めることが大切です(´ー`)

ただ、FXトレードの原因の突き止め方といってもあんまりイメージができないと思うので、私の経験をもとに「最短で損切の原因を突き止め、スランプから抜け出した流れ」をまとめていきたいと思います。

FXでスランプから抜けだす5つのステップ

大きく分けると5つの段階に分かれていますので、順番に見ていきましょう!

【FXでスランプから抜け出す5ステップ】

①ポジション整理
②相場から離れる
③トレードの振り返り&課題の抽出
④小ロットでの取引
⑤リアルトレード復活!

スランプ脱出方法①
含み損をぜんぶ決済してポジションを整理する

まず損切になってしまった原因を突き止める前に・・これ以上の損失被害が広がってしまったら元も子もありませんので、はじめにいま抱えている含み損をすべて決済してポジションを整理するところからはじめます(´д`)

なぜかというと、人間は感情の意のままに任せてしまうと、損失を広げてしまう生き物だからです。

これはコンコルド効果(=埋没費用効果)とも言われ、行動経済学的にも証明されています(・∀・)

コンコルド効果(=埋没費用効果)とは
「人間はある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、最適な判断ができなくなってしまう」という現象の1つ

FXの場合には、損切になった直後にさらにポジションを持ってしまい、損失額を広げてしまうのがいい例ですね。

みなさんも、損切に遭った直後のことを思い出してください。

損切直後の冷静さを失った状態でポジションを持ったところでいい結果が出ないことは、傍から見れば明白です。

それでもFXトレーダー本人は「どうしてもこの損失を取り戻したい!!!!」と焦る気持ちが先行してしまって、さらにリスクの高いポジションを持って損失を広げてしまうアレです。

一度はやらかしてしまったことがあるのではないでしょうか?

ちなみに若かりし頃の私もつい損切に熱くなってしまい、損失を広げてしまっていました(*ノω・*)テヘ

たった1回の損切ですら、これだけ人間は冷静さを失ってしまうわけです。それがスランプに陥っている時は、5〜10回と損切が続いてしまっている時です。冷静さを保つことができていないことは想像に難くないですよね(´ー`)

だからこそ、まず自分自身の冷静さを取り戻し、コンコルド効果に打ち勝つためにも「勇気を伴うあきらめ(=戦略的撤退)」が必要なのです。

含み損を抱えているポジションを切るのは、心苦しいことは重々承知です。ただそのまま放置していたらさらに損失を増やしてしまったり、大損食らって1発KOしてしまうだけです。

逆にここでリセットして相場で生き残ることができれば、必ず逆転するチャンスは訪れますので、ここは一つ心を鬼にして、「いい勉強代だった」と潔く諦めましょう(´;ω;`)

スランプ脱出方法②
相場から離れて気分転換を図る

うむ。勇気あるご決断、お疲れ様でした(´д`)

これで損失が広がることはなくなったので、スランプ脱出に向けて一歩前進ですな。

ただ、まだこの状態では戦略的撤退をおこなっただけで、心理状態としては「冷静さを取り戻した」とは言えない人がほとんどだと思います。

現に私もこの段階で相場に舞い戻り、再び損切地獄に逆戻りしちゃった苦い経験もあるので(笑)

きちんと「課題を克服し、冷静さを取り戻したこと」を確認できるまでは、相場に復帰しないほうがオススメです。

こんなこともどこかの偉人が言ってたような気がするので(笑)

焦らずに一旦相場くんと距離を置いて、気持ちをリフレッシュすることに専念してみましょう(´ー`)

とはいっても、別になにか特別なことをやる必要はなくて、お友達や恋人に会うでも、家族サービスに専念するでも、趣味に没頭するでも、何でもよいと思います(・∀・)

ちなみに私は根っからのコミュ症でむしろ人に会うと、ストレスがかかるだけなので、スランプ時にはゲームしたり、漫画読みながらゴロゴロ過ごすようにしていました。

相場を離れる期間に関しては、あくまで私が体感してきた目安の1つですが・・・

【相場から離れる期間の目安】
・5〜10連敗したばかり、スランプ初期症状の方:1〜3日くらい
・それ以上の連敗を重ねた、スランプ泥沼系の自覚がある方:1週間くらい

といった具合ですね。相場での恨みつらみは一旦忘れて「気分転換」に打ち込んでみましょう(´ー`)

ここまででスランプ期の自暴自棄になっていたメンタル面も改善できているはずなので、それができてようやく自分自身のトレードと冷静に向き合えるようになるのです。

スランプ脱出方法③
トレードを振り返り、自分の課題を見つける

トレードの記録をつけることが目的になってしまったり、闇雲にトレードを眺めているだけでは意味がありません。

トレードを振り返る目的は・・
『改善点を見つけて、同じミスを繰り返さないようにしていくこと』

自分自身の成長ポイント(=改善点)を見つけるためにも正しいプロセスを踏んでいくことが重要です(´ー`)

具体的には、大きく3つのプロセスをたどっていきます!

1.トレード記録をつけよう

そもそも自分自身のトレードを改善していくためには、振り返るためのデータが集まらないことには何もはじまりませんので、まずはご自身のトレードを記録してまとめていきます(・∀・)

もちろん日々トレードが終わる度に記録をつけてあることに越したことはないですが(笑)

忙しい毎日の中で、トレードの記録付けの時間まで確保するのは大変だと思うので、お休みの日に1週間分まとめて記録していけばOKだと思います。

具体的に記録していくデータはこんな感じですかね(´ー`)

◆なにを書き残せばいいか?◆

いつ(When)
・日時&時間

どこで(Where)
・通貨ペア(ドル円orユーロ円・・・)
・戦略の軸となった時間軸の相場状況(トレンド、レンジ、転換等)
・上位足の時間軸の相場状況(トレンド、レンジ、転換等)
・下位足の時間軸の相場状況(トレンド、レンジ、転換等)

どのように(How)
・トレード戦術(押し目買い、戻り売り、レジサポ逆張り、フィボ逆張り等)
・エントリー判断とその根拠
・決済判断とその根拠

より詳しくご自身のトレードを分析していくためには、チャート画像は必要不可欠ですので合わせて準備しましょう!

ただ、必ずしもリアルタイムの画像でなくても問題ないので、準備してなかった人はあとから過去チャートをパシャリと撮影しちゃえばOKです。

トレードのデータさえ集まっていればいいので、まとめ方は手書きでもいいと思います!

トレードのデータは多いに越したことはないですが、いきなり過去トレードをぜんぶまとめようとするとかなり時間が掛かってしまうと思うので、まずは1〜3ヶ月分くらいを目安にまとめてみましょう♪

2.カテゴリー分けして、トレード分析してみよう

過去のトレードをまとめることができたら、続いてそのトレードから自分自身の課題を見つけるために分析していきます。

分析するときには似たような戦略ごとにカテゴリーを分けて、整理整頓してから、分析をはじめるのがいいと思います(・∀・)

◆カテゴリー分けの方法◆

各戦術ごとに、短期足を軸にしたのか、中期足を軸にしたのか、長期足を軸にしたのか、カテゴリー分けしていくイメージですね。

カテゴリー分けを進めていくと、個人個人で「どの戦術、どの時間軸をベースに仕掛けているのか」といったトレードの傾向(得意・不得意)が見えてくると思います。

・トレード成功率が高い得意なジャンルなら、それを強みとして伸ばしていけばよし
・トレード成功率の低い不得意ジャンルなら、改善できるまでは一度見送りすればよし

カテゴリー分けするだけでも、自分を成長させていく道筋が見えてくることでしょう(・∀・)

3.成功・失敗パターンの検証から改善点を見つける

すでにご自身を成長させる道筋は見えてきたと思うので、あとは具体的にどのあたりを修正していくかの改善点を探していきます(`・ω・´)ゞ

『トレードの成功要因・失敗要因を検証する』というと、FXトレーダーらしく聞こえますかね(笑)

普段私がおこなっている振り返りのコツとしては、カテゴライズしたジャンルごとに「共通点」を見つけていくイメージです。

トレードが見立て通りに動いた時or動かなかった時、なにか共通したヌケモレはないか、を見つけていきます(・∀・)

具体的なチェック項目を挙げるなら・・

●相場分析の判断
✓そもそもの相場把握が間違っていないか?
✓上位足の流れに逆らっていなかったか?
✓狙う方向に上位足の節目が隠れていなかったか?

●エントリー判断
✓目先の値動きに惑わされず、自分のシナリオ通りの展開まで待っていたか?
✓高値掴み・安値掴みなど、逆行するリスクの高いエントリーをしていないか?
✓各時間軸を見ながら、節目が重なるポイントまで引きつけられたか?

●決済判断
✓エントリー前に決済シナリオは描けていたか?
✓中期足のトレンドに乗っかっているのに、短期足などの目先の節目に囚われていないか?
✓きちんと損切が出来ていたか?(損切ラインを予定よりも広げていないか?)

●その他
✓資金に見合わない高すぎるロット数でトレードしていないか?
✓根拠の伴わない、自己都合な相場判断をしていないか?
✓感情に流されてエントリー・決済判断をしていないか?

普段私が気にしているのはざっとこんな感じです。

ただ、FXをはじめたばかりのトレーダーの方だと、なかなか自分のトレードを客観的に振り返ることは難しいと思いますので自力で見つけることが難しい方は、身近なトレーダー仲間に相談してみるっていうのも1つの手ですね(´ー`)

また自分でよければトレード指導もおこなっているのでお気軽にご連絡くだされ〜♪

スランプ脱出方法④
デモトレや小ロットでポジを持ち、トレードスキルを磨く

無事に修正ポイントが見つかったら、自分が立てた「改善点」がほんとうに合っているのか、自らの仮説を検証していきます。

もちろん慣れてきちゃえば、この時点でいきなり本番モードさながらに高いロット数で仕掛けるのも悪くはないと思います。

ただ、スランプ期は一度トレードスキルに対して自信を失っている状態ですし、その仮説が外れていて損切が続いてしまったら、またスランプ期に逆戻りをしてしまうだけです(´ー`)

そのため、はじめのうちはデモや少額のロット数でトレードを重ねていきながら、スキルアップや自信を取り戻すことに専念してみるのがオススメです!

本番トレードに復帰する目安としては、はじめは2週間〜1ヶ月くらいのスパンでトレードを重ねていきながら、トータルでプラスに持っていけるように「損小利大」のトレードを続けていきましょう!

スランプ脱出方法⑤
トレードの自信を取り戻し、最適ロット数で再チャレンジ

たとえ低ロットでもトータルでプラスに持っていけるようになれば、あとはロット数を上げて同じことを繰り返していけばいいだけですからね。ここまでくればスランプ脱出はすぐ目の前です(・∀・)

んが、しか〜し!!!

ここで一気に利益を取り戻そうと資金に見合わないロット数(掛け金)でリスタートしてしまうと、その大きな金額の値動きに惑わされてしまって、冷静な判断ができなくなってしまいます。

それではまたスランプ期と同じように感情的な判断をしてしまうことにも成りかねないので、資金に見合ったロット数に設定することが重要です(´ー`)

最適なロット数というのは、人それぞれだと思いますが・・・

目安としては自らの資金に対して、1回のトレードの損失額が5〜8%くらいに収まるようなロット数で再スタートを切るのがいいと思います(・∀・)

たとえば手元に10万円の資金があるなら

10万円✕5%=5000円(←1回のトレードの損失金額)

仮に-20pipsの値幅を許容するのであれば、0.25ロット程度からはじめればいいという感じですね!

これなら、たとえ10連敗してしまったとしても、まだ残りの資金が5万円ですので、十分に生き残れる金額になります。

まあ、ここまでトレードスキルを修正してきたのだから、まず10連敗するような事はないですが・・仮に5万円もあればまだまだ同じロット数でもトレードしていけますので挽回の余地もあります。

まとめ

というわけで、今回はFXトレーダーが陥りやすいスランプを抜け出す方法をまとめてみました(´ー`)

FXトレード経験の有無に掛からわず、スランプは「いつ、誰の身にも」起こりうることです。

でも、その対処法さえわかっていれば、がっかりして、めそめそして、トレードが全然楽しくない、そんな日々ともおさらばできます!

むしろスランプがFXトレーダーとして自らをステップアップさせる機会として感じられるようになるので、スランプがやって来ることが楽しみになってくると思いますよ(笑)

ぜひ皆さんもスランプを抜け出して、FXトレーダーとしてさらなる成長を遂げていきましょう(・∀・)/

では、また次回のFXブログもお楽しみに〜ん♪

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なおこちらの内容はhttps://海外fxブログ.jpを参考にしております

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