NZの政策金利が過去最低に!豪ドルスワップ投資界隈が一切触れてないと聞いて…【今後は円相場次第?】

NZの政策金利が過去最低に!豪ドルスワップ投資界隈が一切触れてないと聞いて…【今後は円相場次第?】

RBNZの利下げしましたから、NZの政策金利は過去最低の1.50%になりました。同じく過去最低となっているRBAの政策金利と並びましたね!

そして、金利が下がると当然ですが2国間の金利差益であるスワップポイントも減ることになるわけで、豪ドルやNZドルのオセアニア通貨のスワップ投資家にとっては死活問題ですよね

なのに、なぜかNZの政策金利が過去最低になったことなどを一切触れないスワップ投資推奨イケハヤ界隈があると聞いて飛んできました!仕方ないので

豪ドルやNZドルの現状や今後の展望について解説していきたいと思います。

RBA:引き続き雇用統計と経済指標の数字が鍵!中国景気も気になる…

今回は市場が前のめり過ぎましたね。こういう明らかなギャップを突くことができると勝ちやすいです。特に金融政策イベントは、催促の意味もあるのか明らかに織り込みが間違ってるという場合が多々ありますので、割とチャンスなんですよね

なぜ据え置きを予想できたかと言うと、特に直近の経済指標が良好だったからですね。大きく下振れたのはインフレ指標ぐらいで、住宅市場も雇用も中国の経済指標も強めの数字が並んでいましたからね。

それに、以前から言ってきた通りロウRBA総裁はかなり楽観的です。繰り返し堅調な雇用を背景に強気な姿勢を崩していませんでしたから、雇用の下振れの兆候もないので、インフレが下振れたとはいえ利下げに頼る段階ではないと判断するだろうと考えました。

で、今後の豪ドル・RBAの展望についてですが、声明を見る限り、早ければ次回6月4日の理事会(政策・声明発表)で利下げに踏み切る可能性は高まったと言えるでしょう。

今回の声明では、「労働市場は堅調」と相変わらず強気の姿勢を示した一方で、「インフレが目標と一致するためには労働市場の一段の改善が必要」とし、「今後も労働市場動向を注視する」としていました

したがって、労働市場が改善しないとインフレが目標と一致しなくなるわけですから、来週5月16日の豪雇用統計はそれなりに強い数字が求められることでしょう。

インフレ指標やトレンドを含めてトータルで評価することにはなりますが、前回分のそこそこの上振れを踏まえても+1.0万人以上の雇用増に加え、失業率が5.0%から改善することも必要になりそうです

また、RBNZが早々に利下げしたこともプレッシャーになるでしょうし、それ以上に対中関税引き上げという外圧が原動力になる可能性はありますね。やはり豪州・NZは中国と一蓮托生ですからね。中国景気の押し下げ要因は重いです。

今後の利下げ動向を占うポイント
1〜3月期の低インフレが改善するか
雇用が改善トレンドを引き続き示せるか
関税引き上げ後の中国の経済指標動向

まぁ来月早々に利下げがあるかどうかは、米中貿易交渉の行方はもちろんのこと、経済指標の動向含めてトータルで見極めなければなりませんが、今後についてはこんな感じですかね。雇用統計は当然として、インフレ指標が最も大きなポイントにはなります。これが改善傾向を示すなら、そもそもとして利下げは必要ないですからね

仮に来月利下げしなかったとしても、遅くとも、これらの指標が出揃う8月ぐらいには利下げがありそうですね。もちろん、指標の改善、制裁関税をものともせず中国経済が活況であれば話は別ですが、その可能性は今のところ、それほど高くないでしょう。

いずれにせよ、直近だととりわけ来週の豪雇用統計が弱ければ利下げが再び強く意識され、豪ドルの上値を重くしそうな点には注意ですね

そして、実際に金利が引き下げられれば豪ドルスワップはさらに低下することになるわけで、多額の含み損を抱えながらスワップは減る・・・豪ドルスワップ投資家がこの先生きのこるには。。。

RBNZ:追加利下げはないか?今後は経済指標の数字を確認しながらか

RBAが利下げしなかったことで、RBNZも利下げしないのではと、急にNZドルが買い戻されていましたが、ゆきママは利下げ想定で売り推奨していました。

これも繰り返していた通りですが、オアRBNZ総裁は慎重で弱気でしたからね。RBAの据え置き判断後、エコノミストは急にビビってRBNZ利下げ予想を取り下げていましたが、指標も豪州より弱いので勝負するポイントが全くの逆です。こういうパターンに出会えると楽です。

まぁ経済イベント系を含めた指標トレードについては後日解説して行くとして、NZドルの今後については豪ドルと同様、経済指標をトータルで見ていく、中国の状態次第でしょうね

今の所、追加利下げはそれほど織り込まれていませんから、まずはNZドルそのものは一旦下げ止まりといった感があります。もちろん、今後のRBNZの政策次第ですけどね。

豪ドル円の展望は?RBAの利下げはかなり織り込まれつつあるので…

円相場次第。豪ドルそのものが上がっていく感じはないですが、豪ドル自身の下げ余地は小さいでしょう。結局、豪州の対中輸出比率が世界一ということもあり、今回の対中制裁関税にもかなり反応していますからね。豪ドルNZドルのチャートを見ても、むしろ反落しているのが分かります

豪ドルNZドル(日足)チャート:TradingView

RBAの据え置き判断で豪ドルは瞬間的に上昇しましたが、結局は200日移動平均線を抜けきれず押し戻される格好になっています。RBNZの利下げに対しても反応薄ですからね。

なので、豪ドルそのものの下げ余地というのはかなり小さくなっている印象です。仮に利下げをしても、豪ドルそのものが大きく崩れていく感はそれほどないですね。

となると、豪ドル円は引き続き円相場次第ですね。

とりあえず関税引き上げで株価が下がってますから、上値は重そうなんですけどね

豪ドル円(日足)のチャート:外為どっとコム

ここから豪ドル円がどうなるかというと、ひたすら上値は重そうということは言えますけどね。まぁ豪ドルそのものについて考えるよりも、おそらくは円相場について考えた方が良いでしょうという、身も蓋もない結論でとりあえずまとめさせていただきます。

オセアニア通貨スワップ投資のポイント
金利を占うなら経済指標や中国の状態を注視
相場を占うなら円相場をひたすら考える

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