今回はそんな私もよく使う「ブレイクアウト」をテーマにお話していきます。
ブレイクアウトは「相場で意識されてるラインを突破したら、そこを皮切りにエントリー」と一見単純な仕掛け方なので、初心者の方にも好んで使われる手法です。
しかし一方ではブレイクアウトでは勝てないなんてまことしやかにささやかれたりもしてます。
もちろん、相場分析もロクにせずに「なんとなく抑えられてるラインを抜けたからエントリー!」のような”なんちゃってブレイクアウト”で勝てるほどFXは甘くはありません。
が、使うべき相場を見極めて、本質をしっかり理解して使えば勝てないなんてことはゴザイマセン。
- ブレイクアウトってどんなもの?
- どのような相場で使うべきなの?
- 勝てるブレイクアウト手法を身につけたい
などのご質問・お悩みに応えるべく、この記事ではイチから順番に解説していきます。
ブレイクアウトを身につけたい方や、使ったことはあるけど勝ちに結びついてなかった方。
この記事でブレイクアウトについて学んで、勝てるトレードへと結びつけていただければFX兵長としては嬉しい限りです。
ブレイクアウトとはどんなもの?種類や特徴は?
百聞は一見にしかず。
まずはさっそく“ブレイクアウト”とはどういった動きなのかを見ていきましょう٩( ‘ω’ )و
(ちなみに”ブレイクスルー”って表現する方もいますが同じものでっせ)
こんな感じで何度か意識されてるラインを越えて伸びていく動きをブレイクアウトと言います。
けっこー大きく伸びることもあるので、ハマれば美味しい思いができちゃいますよ( º﹃º` )オクサン
ブレイクアウトは水平ラインなどのレジサポラインに限らず、トレンドラインや移動平均線などをブレイクした際にも同じようなことが起きたりします。
要は、その時々の相場で“意識されている抵抗帯”を突破することで、それまで拮抗していた売り買いのバランスが崩れ一気に動くわけですな。
意外とやっちゃいがちなんですが、自分しか見つけられないようなラインを引いて「ブレイクアウトやぁぁ!」と独りよがりなエントリーはしないよう気をつけましょう(˘ω˘ )
客観的に見て意識されてるかどうかが大事なわけです。
あとは、数年来突破できてないラインとか、”ドル円で110円”みたいなキリ番などの大きな節目を突破された際には、それまで抑えられてたエネルギーを放出するように一気に大きく動くことが多々あります。
このあたりは後ほどで解説するブレイクアウトが起こる仕組みを知れば、理解していただけけるかと思います。
一旦まとめると、
- 相場で”意識されている抵抗帯”を突破することでブレイクアウトが起こる
- 独りよがりにラインを引いてブレイクアウト狙ってもうまくいかない
- 大きな節目となる抵抗帯を突破した際には大きく動きやすい
といった感じです。
ブレイクアウトがどんな動きか分かったところで、お次はブレイクアウトの種類についてご紹介していきます〜
ブレイクアウトの種類をご紹介
ブレイクアウトには決まったパターンがいくつかあるので、あらかじめ知っておくことで狙いやすくなるかと思います(`・ω・´)ゞ
と言っても割りと有名なチャートパターンと被ってるので、ご存じの方も多いですかね(´ー`)
それぞれの特徴を少し解説していきましょう!
①レジサポ転換
これは何度か意識されてたレジスタンスラインをブレイクした後、これまで抵抗線だったラインが一転して支持線に変身するパターンですね。
レジスタンスラインがサポートラインに置き換わるってことで、レジサポ転換と言ったりします。
狙い所がわかりやすいので見つけたら積極的に仕掛けていきたいところでっせ(・∀・)!
②ダブルボトム・トリプルボトム&ダブルトップ・トリプルトップ
この形はかなり有名なのでご存じの方も多いかと思います♪
ネックラインをブレイクアウトしたタイミングでエントリーするのがセオリーですね。
もちろん逆バージョンの、ダブルトップ・トリプルトップでも同じことです。
③ペナント
三角持ち合い(保ち合い)なんて言ったりもします(o・∀・)ノ
このパターンでは値動きが先細りになっていき、上値抵抗線か下値支持線をブレイクした方にピョーンと伸びていくのが特徴です。
④フラッグ&ウェッジ
上下のラインが平行の場合が“フラッグ”で、平行じゃない場合は“ウェッジ”と言うそうです(´ー`)
トレンドの途中に現れたりして、上昇トレンドなら上方向に、下降トレンドなら下方向に抜ける際に伸びていくやつです。
以上、有名どころのブレイクアウトをご紹介してみました!
これ以外にもブレイクアウトのパターンはありますが、紹介したものは有名なだけあって見かける機会も多いはずです。
見かけたら焦らず入るべきポイントを見極めて仕掛けてみてくだされ〜(`・ω・´)ゞ
時間帯でブレイクアウトが狙える!?
ブレイクアウトは何度か抑えられてる抵抗を突破する動きなわけなので、突破するだけのエネルギーが高まる、すなわち相場で言えばボラティリティが高まる局面で起こることが多いです。
具体的には、経済指標の発表時だとか、東京時間(9時〜)・ロンドン時間(16時〜)・ニューヨーク時間(22時〜)の始まりあたりなどですね。
経済指標での値動きは実際には予測不能なことが多いので、個人的には狙うなら各市場の始まりのほうがおすすめできます。一つご参考にしてみてくだされ〜(・∀・)♪
ブレイクアウトが起こる仕組みは?
お次はそもそもどういった仕組みでブレイクアウトが起こるのかについて解説していきます。
こういった値動きの裏側で何が起きているのかってところはないがしろにされがちですが、これを知ることでブレイクアウトの本質が理解できるかと思います。
さすれば、上辺だけのブレイクアウトもどきに手を出すことはなくなり、勝ちトレードにも繋がってくるはずなので是非ともついてきてください(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆
今回はスタンダードなパターンである、レジサポ転換を例に見ていきましょう。
【ブレイクアウトの裏側で起きてること】
ブレイクアウトの前の相場は、基本的には①売りと買いのバランスが拮抗しており、それによりしきりに反発を起こす抵抗帯が形成されます。
ただ、当然どんな抵抗帯でも無限に反発が続くわけもなく、どっかしらで②買いと売りのバランスが崩れるわけです。
上記の例で言えば、買いの勢力がそれまでよりも大きくなったタイミングで抵抗帯を突破されます。
③売りでポジションを持っていた人たちが含み損に耐えきれずに損切り決済(=買い)や、ブレイクアウト狙いの逆指値注文や新規注文が集まり更に価格が上昇していく、といった展開となります。
ある程度伸びたところで、④今度は買いポジションで持っていた人たちが含み益を確定するために、利確決済(=売り)をし始め価格が下降していき、
次に意識される抵抗帯として⑤前回のレジスタンスラインで再度買いの注文が集まりやすく、結果的に反発が起きてレジサポ転換が完成します。
こういった裏側の動きをある程度思い浮かべられるようになるだけで、目先の値動きに飛び乗ったりすることが減ると思いますし、相場に合わせて臨機応変に対応することができるかと思います(`・ω・´)ゞ
ブレイクアウトだけに限らずそのへんを意識しながら、今後ぜひチャートと向き合ってみてください♪
そのへんについて詳しく解説した記事はこてぃらヽ(•̀ω•́ )ゝ
いざ実践!ブレイクアウトはこうじゃ(・∀・)
さて、ここまではブレイクアウトの特徴とか仕組みについて解説してきましたが、とはいえ結局のところ大事なのは“実際のトレードで使って勝てるかどうか”ですよね。
この項目では勝つことを目的とした、ブレイクアウトの実践手法について解説しお届けしてゆきます(o・∀・)ノ
上位足の流れを意識すべし
これはブレイクアウトに限った話しではないですが、相場では基本的には大きな流れが継続する力が強いので、それに沿って仕掛けたほうが勝てる可能性は高くなります。
そのため、ブレイクアウトを狙う場合でも目先の抵抗帯のブレイクだけ見ていきなり仕掛けるのではなく、仕掛けようと思ってる方向が大きな流れと同じ方向を向いているかを確認するだけでも、失敗する可能性はグンと下げられます。
このように相場を複数の時間軸で捉える方法をマルチタイムフレーム分析といって、勝ててるFXトレーダーはもれなく意識していることです。
こちらの記事でガッツリ解説してるので、余裕のある方はぜひご覧ください♪
この考え方を踏まえて、実際にORZがおすすめするブレイクアウトの具体的な戦略手順をご紹介していきます(・∀・)
ブレイクアウト戦略その1
中期トレンドに乗っかる方向で、短期的なブレイクアウトを狙う!
【ドル円/1時間足】
こちらはドル円1時間足が下降トレンドを形成しており、その途中でもみ合っている相場です。
割とよくあるような相場ですが、1時間足が下降トレンドだからといってテキトーに売りで入ったら、長い時間含み損を抱えたり逆行からの損切りのカウンターパンチを喰らってしまいます((⊂(`ω´∩)ドュクシ
トレンドの途中でもみ合っているような相場状況であれば、
「中期足のトレンドの流れ+ブレイクアウトの勢い」に乗っかってエントリーしていきます。
もみ合いの展開をより詳細に見るために短期足(今回は5分足)に目を移してみましょう。
【ドル円/5分足】
すると5分足ではわりかしきれいにサポートラインで下値が抑えられてることが分かります。
ここまで分かればお察しの方もいるかと思いますが、あとはこのサポートラインのブレイクを目安にエントリーしていけばOKです♪
今回のようなブレイクアウト狙いの際には、もみ合う展開が続き思ったよりも時間がかかることがあるので、IFD注文(逆指値注文)を入れておいて自動で注文が入るようにしておくと、相場に張り付く必要がないのでラクチンです。
【ドル円/5分足】
こんな感じで今回であれば「Sell stop」を、逆に上方向のブレイクアウト狙いなら「Buy stop」を入れればOKです。
ブレイクアウトはだましもあるので保険として損切りラインも忘れずに設置しておきましょう。
ブレイクアウトした後には前述のとおりレジサポ転換も起きやすいので、最低限ブレイクされた抵抗帯の外側(今回はサポートラインの上側)に損切りラインを設置します。
ブレイクアウト戦略その2
中期トレンドの押し目・戻り目を、短期足のダブルボトム・ダブルトップなどのチャートパターンで狙う!
これはいつも解説してるトレードでもよくお見せしてるのでご存じの方も多いかと思います(・∀・)
ブレイクアウトの種類でご紹介したとおり、ダブルボトムのネックラインブレイクなどはブレイクアウトの仲間です。
中期足がトレンドを展開している場合、優位性のあるポイント、すなわち押し目や戻り目といったところ狙うのは常套手段ですが、さらに細かい時間足で見てブレイクアウトを狙うことで、
「中期足の優位性のあるポイント+チャートパターンのブレイクアウト」とかなり厚い根拠を持って仕掛けることが出来ます。
使いどころを見極めれば、ブレイクアウトも勝てる
Googleで「FX ブレイクアウト」って調べると「勝てない」って出てきてしまうのはちょっと切ないところですが、どんな手法であっても本質を理解せずに使っては結果はついてきません(´∀`;)
逆に、ブレイクアウトがどういったもので、ブレイクアウトが起こる裏側ではどのようなことが起きてるのか、そしてどういった相場で使うべきなのかを理解して使っていけば勝つことはできます。
私的にはブレイクアウトはご紹介したとおり、大きな流れの中にある小さめの抵抗帯がある時に「大きな流れに乗っかるためのブースト」的に使うのが良いと考えてます。
いままでブレイクアウトにトライしてみたことあるけど結果が出せなかったという方は、是非まずは真似るところから始めてみてください(`・ω・´)ゞ
人によっては合う合わないといったこともあるので、自分には合わないと思ったときは一つの手法にこだわりすぎず他の方法を探してみるのもいいと思います。
FXをやる目的はほとんどの人が勝つこと=お金を稼ぐことだと思うので、目的を見失って手段に固執しないように!
一人ではなかなか勝てるようにならないとか相談相手がほしい、なんて場合にはFX道場という指導企画をやってるのでぜひお気軽に訪ねてきてくださいな(・∀・)
それでは、今回も最後まで読んで下さいありがとうございました♪
読者様へ
ブログの運営に関しても素人のため、不勉強な部分も多々あると思います。温かく見守って下さいますとありがたいです。
なおこちらの内容はhttps://海外fxブログ.jpを参考にしております
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