ネックラインとは?イチから実戦での引き方・使い方を解説!

ネックラインとは?イチから実戦での引き方・使い方を解説!

今回はチャートパターンで欠かせない「ネックライン」について、まるっと全部解説していきます!

ネックラインはFXをトレードするならば、絶対に知っておいた方がいい最重要ラインの1つです。

FXで10年以上生き残っている自分も、このネックラインを参考にトレードの戦略やエントリー・決済といった、損益に直結する判断を行うことが非常に多いです。

なぜならチャートの値動きというものは、このネックラインを起点にして、勢いづいたり・反発(逆行)したりするパターンが多いので、つまりは値動きの予測が立てやすいポイントだからです!

チャートの動きが読みやすいポイントが予め分かるなら、そりゃ儲かりますわよ奥さんって訳です(・∀・)

しかしですよ!

このネックラインというものは「私ネックライン☆よろしくね!」と、向こうから言ってくれるわけもないので、トレーダー自身がチャートを分析して発見しなければならないラインなのです。

ですので、そもそも存在を知らなかったり、うまく発見できず活かしきれないトレーダーさんも少なくありません(´ー`)

逆にネックラインの存在を知らなかったり、見つけられずにトレードしてしまうと、勢いづく方向と逆にエントリーして即損失になる可能性も高いのに・・・非常にもったいない!

そんなわけで、今回はネックラインを誰でも理解できて、実際のトレードで活用していけるように、微粒子レベルまで噛み砕いて解説してみました!

ネックラインとは何か?

まずはネックラインとは、そもそも何なのか?というところから書いていきます。

ネックラインはその名の通り、「ネック(物事の障害・首)」となる「ライン(線)」のことです。

主に以下の4つのチャートパターンの一部として使われます。

  • ダブルトップ
  • ダブルボトム
  • ヘッドアンドショルダー(三尊)
  • リバースヘッドアンドショルダー(逆三尊)

ですのでネックラインをバッチリ知るには、まずはこれら4つのチャートパターンを知っておくと良いですね(・∀・)
エントリーから決済まで活用できる”黄金FXチャートパターン”集

そして、これら「チャートパターン」の形成は、このネックラインを抜けられるかどうかが肝となる事が非常に多いので、物事の障害(ネック)となる価格帯(ライン)って事でネックラインと呼ばれてる感じですね(´ー`)多分。

また、そのまんま「首」となるラインって意味でも使われていて、ヘッドアンドショルダー(三尊)というチャートパターンは人間の「頭」「肩」みたいな形を形成するパターンですが、これの首となる部分をそのまんまネックラインと呼んだりしてます。

三尊に関して詳しくはこちら
三尊(天井)とは?実践で120%使いこなすために必要なこと!

実際のチャートに現れたヘッドアンドショルダーとネックライン

そもそも頭と肩に見えねーよ!というツッコミも分かりますが(笑)
チャートパターンの名前は、星座みたいに割と無理矢理付けられてるっぽいので広い心で見ていきましょう(´-`).。oO

脱線しそうになりましたがまとめると、ネックラインとはヘッドアンドショルダーやダブルトップ・ダブルボトムといった、山を作るチャートパターンの谷の部分(またはその逆)から伸びていく水平ラインという感じですね。

言葉で覚えると大変ですし説明するのも一苦労ですが、チャートを見てイメージ画像として覚えておくと、実際のチャートを見た際もスムーズに発見できます!

ネックラインがチャートに与える影響

では、実際にチャート(値動き)に対してネックラインはどんな働きをするのかというと

1.ネックラインを抜けると、抜けた方向に価格が大きく動きやすい

2.ネックラインを抜けられないと戻り(逆行)の勢いが強くなる

という2つが挙げられます。

お気付きの方も多いと思いますが、要するにレジサポライン(抵抗帯)の一種ですね(・∀・)レジサポライン亜種と読んでもいいでしょう。

一概には言えませんが実際のトレードでは、1.ネックラインを抜けると、抜けた方向に価格が大きく動きやすい というのを利用して、ネックラインを抜けたらエントリーといった、エントリーポイントとして使われる事が多い気がします(・∀・)

エントリーポイントとしてネックラインを意識しながらチャートを見ております♪

なぜネックラインは値動きの起点になるのか?

ネックラインを起点に、抜ければビヨーンと伸びたり・バイーンと跳ね返されたりするわけですが、なぜこのような事が起こるかと言いますと、トレーダーたちの売買注文が大きく一方向に傾きやすいポイントだから、だと言えるでしょう^^

チャートの値動きというものは、需要と供給で動いてるので(この辺りの基礎的な話はここで → 《疑問》テクニカル分析って、そもそもなぜ通用するの??)

トレーダーたちの「ここから買いたい・売りたい」という投資家心理が一方向に傾くと、その売買行動によってチャートが先行して動き、その動きを見たトレーダー達も乗っかり、逆のポジションを持っていたトレーダーが損切りされたり、様々な人たちを巻き込んで大きく動きます。

なぜネックランが注目されるのかは、鶏が先か卵が先かみたいな話になっちゃいますが、ネックラインが広く一般的に知れ渡っているから、みんな注目するのか、投資家心理的にネックラインが売買ポイントとして元々注目されやすいのか、両面が考えられますね!

後者の説明を書いていると、ちょーっと長くなってしまうので、こちらを参考にどうぞ。

ダブルトップ・ダブルボトムを上手に活用してチャートを攻略する方法!

ネックラインの引き方を実際のチャートで解説♪

続いてはネックラインの引き方を解説していきます♪
ネックラインが何かを理解していても、実際のチャートで活かせなかったら机上の空論で終わっちゃいますからね!

早速実際のチャート(私が使ってるMT4)を見ながら、引き方をマスターしていきましょう(・∀・)

とは言っても、引き方自体はすんごい簡単です。

三尊(ヘッドアンドショルダー)なら、谷になっている2点を繋いでラインを引けばOKですし、ダブルトップも谷の1点から水平ラインを引っ張っていけばOK!

実際のチャートでは星印あたりでネックラインを引いてみて、値動きをみていきます(・∀・)
リバース・ヘッドアンドショルダー(逆三尊)やダブルボトムであれば、逆にすれば良いだけですね♪

ラインはローソク足のヒゲの先っぽがいいのか?実体に引いた方がいいのか、と言った細かい部分をどうすればいいのか気になる方も少ないくないと思いますが、私的には「細かいことは気にしないで引く!」というのが正解だと思ってます。

というのも、多くのトレーダーが意識する価格をドンピシャで当てることはほぼ不可能ですので、数pipsの誤差は仕方ないと割り切った方が現実的です。

では、ちょっと練習してみましょう(・∀・)

問題!次のわりかし典型的な三尊(ヘッドアンドショルダー)が現れたチャートの、どこにネックラインを引けばいいでしょうか??

この辺りにネックラインが引ければバッチリですね!
ちょっとした上下の差でも100点まんてーーん( ゚Д゚)

ちなみにネックラインを抜けた後は、長めの陰線が形成され大きく下落しているので、良いエントリーポイントとなることも仮体験できたと思います♪

あとは日足とか週足といった長期チャートにこのネックラインを引く場合は、ちょっとの誤差でも数十pipsの差になるので、なるべくヒゲの最先端を意識して引くと良いかもしれません!

長期で使う場合には、ネックラインを「明確に抜けた」と認識してからエントリーといった判断でも遅くはないですからね♪

ネックラインの見つけ方!コツを伝授

お手本のようなキレイなチャートパターンが現れてくれれば、誰でも簡単にネックラインを見つけ、ラインを引くことができると思いますが、実際のチャートは、微妙な形で現れることも少なくありません。

これはダブルボトムと言えるのだろうか?ネックラインが斜めになっちゃうけど、これで正解なのだろうか?
上手く見つけられないなぁと、迷う場面もあると思います。

んが、そんな時はネックラインを引かない(認識しない)というのが最適解だったりします♪

なぜかというと、上の方で書いた通りネックラインは、多くのトレーダー達が注目することでそのポイントが値動きの起点となるので、迷ったり悩むようなポイントを無理にネックラインと認識しても、それを多くのトレーダーが注目することはないからです(・∀・)

要するに「誰がどう見ても」ここがネックラインだな♪と分かるポイントを見つけてラインを引いていけば良いのです!

実践のトレードで活かすには?

さてさて、ネックラインの引き方や見つけ方のコツがわかってきたところで、最終仕上げとして実践トレードでどう活かせば良いのか?と言うところを書いていきます。

最初に身もふたもない事言ってしまうと、実践トレードでどう活かすかはそのトレーダー次第ってところが大きいです(´ー`)

と言うのも、スキャルピングやデイトレード、スイングトレードといったトレードスタイルによって、見る時間足や利益目標、最適なエントリーポイントというものは結構違うんですよね。

そんなわけで、ここではあくまで私が普段行なっているデイトレードでのネックラインの活かし方を書いて行きますので、その辺りを意識しながら読み進めてもらえたらなと思います♪

レード手法の全体像はこちらを参考にどうぞ^^
14年勝ち続けてきたFX手法!誰でも使えるように詳しく解説したよ

具体的なエントリーポイントとは?

ネックラインを活かしたトレードで、私がよく使う手法としてネックラインへの勢いが強い時に(抜けるのを見越して)ネックライン手前でエントリー、というのを良くやります(・∀・)

1時間・4時間足で方向性(買うか・売るか)を決めたら、短期足でチャートパターンを見る感じです。基本5分足がメインですね!

具体例として、ダブルボトムでのエントリーを解説しますと

①ダブルボトムの2回目の安値が付くまで待つ(ここでキレイな形が形成できなければ見送り)

②ネックラインを引き価格変動を待つ

③ネックラインへの値動きを監視して、勢いよくネックラインへ動くのならこの時点でエントリー

④勢いがなくともネックラインを抜けた時に勢い付くのであればエントリー

こんな感じですね!
エントリーだけの話と仮定して、実際にこのチャートをみていたとしたら③で長めの陽線を形成してきたあたりでエントリーしていると思います。

①のところでエントリーすればネックラインを上手く抜けた際、一番利益が乗っかりますが、そもそもダブルボトムとして成立しない可能性もあります。

④でのエントリーは、ネックラインを抜けているのでそのままビヨーンと伸びる可能性は高そうですが、エントリーが遅い分取れる利益は少なくなりますし、ダマシにあった時にすぐに損切りをしないと、逆に含み損があっさり乗っかってきます。

そんなわけで、ネックラインへの値動きの勢いを判断材料にしてエントリー、というのがエントリーポイントなのです(・∀・)

あとはダブルボトムも下の画像みたいに、値幅がちっちゃいものから大きいものまで色々あるので、ちっちゃいやつならネックラインを抜けてからのエントリーでも遅くはない、という判断をするときもあります♪

ネックラインはあくまで手法(戦術)の一部であーる

ネックラインとは何か?というところから、実践トレードで活かせるようにエントリーポイントを解説してきましたので、ネックラインについてはバッチリだと思います(・∀・)

んが、これだけで勝てるほどFXの世界も激甘ではありませぬ!

マルチタイムフレームで中長期的な相場の流れ(トレンド)を分析したり、利益確定・損切りといった決済ポイントと言った目標設定など、戦略的な部分がしっかりと出来てこそ、今回のネックラインを使ったエントリーと言った手法(戦術)が活きてくるのです。

とはいえ、こうした手法を使いこなす事も大事ですから、結局は両方バランスよく磨いていくのがFXで勝ち続けるトレーダーになるための近道だと思いますので、今回のネックラインもぜひ実戦に活かしてほしいです!

では次回のブログでお会いしましょう(´-`).。oO

読者様へ

ブログの運営に関しても素人のため、不勉強な部分も多々あると思います。温かく見守って下さいますとありがたいです。
なおこちらの内容はhttps://海外fxブログ.jpを参考にしております

1日1回の応援クリック情報を投資に役立てて頂ければ幸いです。


為替・FXランキング

FXトレードについてカテゴリの最新記事