当FXブログの読者さんから、たびたび
「どの時間軸でテクニカル分析やエントリー・決済の判断をしていけばいいのでしょうか(´Д`)?各々違う動きをしていることが多く、よく分からなくなります!ヘルプミー!」
というお問い合わせをいただくので、今回のFXブログでは《時間軸ごとに相場の流れが異なる状況をどう分析していけば良いのか!?》ということをテーマに書いていきたいと思います!
見る時間軸によって相場状況は全然違ったり、チャートシステムによっても10分足や2時間足があったりするので、FX初心者さんは特に

『 一体どの時間軸をどう見ていけばええのんか(´;ω;`) 』
と迷ってしまうのも無理ありません
実は私も 始めたばかりの頃は「15分足が良いよ」って聞けば15分ばかり分析したり「いやいや日足最強やで」って聞けば日足ばっかり追いかけたりと、色々試した挙句に「結局どれが良いねん!」ってなった思い出があります。
今回はその「答え」をバッチリ回答していく内容にしていきたいと思いますので、ぜひ参考にしてください♪
内容的に初心さんにはちょっととっつきにくい部分ではあると思うのですが、各時間軸の相場の流れを見るのは、スキャルだろうとデイだろうとスイングだろうと必ず必要になります
できるだけ分かりやすく、を心がけるのでニートと一緒に学んでいきましょう
また、時間軸の概念を理解するうえでトレンド・レンジのテクニカル分析は必須スキルになるため、まだ相場状況の判断が上手くできないという方は
を先に見ていただけると、より簡単に内容が理解できるかと思います
どの時間軸のローソク足を見ればいいのか?
どの時間軸を見れば良いのか?と言う問いに対して 私なり の答えは
「1つの時間軸だけ頼ることなく、トレードスタイルに合わせて長期・中期・短期の3つの時間軸を見る」
だと考えております。
カッコつけて名言っぽく言いましたが、1/3も伝わらないと思いますので1つずつ解説していきますね
1つの時間軸を優先するのは実はリスクが高い!?
実際のFXトレードで戦略を考えポジションを建てるときには、テクニカル・ファンダメンタルズを駆使して、トレンド相場やレンジ相場を判断し、エントリーポイントを探っていく。
このような工程はどのトレーダーでも共通するところだと思いますが、そもそも見る時間足によって「トレンド」だったり「レンジ」だったりと異なる相場状況が存在していますよね。
例えば4時間では上昇トレンドだけど、5分足では下降トレンドになっている・・・こうなると「どっちを優先すればいいのか」を考え込み、迷ってしまうトレーダーも多いのではないでしょうか(´ー`)
上昇トレンドの4時間足と下降トレンドの5分足(※クリックで拡大)


しかし、どっちを優先すると言うことはなくなるべく全部同じように参考にしてトレード戦略は考えるべきだと考えております。
と言うのも、その時その時によって優先すべき時間軸は変わると考えているので、上位足の方を優先すべきとか完全に限定するのはちょいとリスクが高いと思うのです。

例えば上の画像は4時間足ですが、全体的に大きなジグザグを形成しつつ高値を切り上げている上昇トレンドとみれる場面です。
この時に、4時間が上昇トレンドだから「買い」を狙うとなると、戻しも強いので下手なところで買いポジションを建てると大きく含み損を抱える羽目になります。
こうした高値掴みを避けるため、上昇トレンド相場では押し目を待つのですが、この場合2,3日待たねばならず、チャンスになかなか巡り会えませんね。
しかし、移動平均線からの乖離も大きくなった丸の部分あたりから、行き過ぎた価格の「戻し」が入っていてるところに注目すると。
短期の5分足などを見ると、おそらく逆の下降トレンドになっていたりしますので、そこから「売る」と言う戦略は全然アリですよね

また、この画像のように4時間足で連続で陽線を形成するような勢い動きが出た場合も、下位の30分足や15分足などを見たほうが押し目から乗りやすかったりします
このように、上位の時間軸だからと4時間のトレンドや値動きを優先していたら気がつかないチャンスや、効率のいい仕掛け方を考えるためにも「上位だから絶対優先」とかではなく、短期足も同じように参考にすべきだと考えているのです。
ちょっと面倒臭そうに思われる方もいるかもしれないですが、、、
慣れてしまえばどうってことないですし、勝つためにはより細かな分析・戦略立てをしていくために仕方のないことです。
やはり一つの時間軸だけを優先して「木を見て森を見ず」の状態よりもよりたくさんの時間軸でテクニカルを見たほうがそれだけ多角的な視点で相場分析ができるので、トレードの成功率も上がります。
トレードスタイル合わせた短期・中期・長期の時間軸を見る
これまでの話の通り、絶対的な優位はなく各々の時間軸を見ていくべきなのですが、何個くらいの時間軸を見て分析していけばいいのかと言うと
こちらもなるべく全部見た方が良いです(・∀・)

が・・・めんどくさいですよねw
というわけで、最低でも短期・中期・長期の3つを見ていき、間は頭の中で補完すると良いと思います。
そして、短期・中期・長期はそれぞれ何分足のことを指すのかというと、これはトレードスタイルに合わせて考えていきましょう♪

例えば、スキャルピングなら日足以上の足を見ても、あんまり参考にならないので、長期を1時間足として中期は15分足、短期を1分足って感じでスタイルにあった設定をしていくのが良いですね!
スイングだったら短期を1時間足、中期を日足、長期を週足とかでしょうか
ぶっちゃけ正解はないので、色々試してみてしっくり来るのを選ぶのがセオリーです
しかし、いきなり複数の時間軸の相場状況を確認しただけでは、結局どこでエントリーしたほうが良いのかなどもわからなくなって混乱するだけなので、次は、実際に複数時間を用いて、どのように分析に落とし込んでいけば良いのか??という具体的なところを解説します!
時間軸ごとの相場状況の確認と判断
まず複数の時間足のローソク足を並べて整理しながら見てみましょう
下の画像をご覧ください。

左上・下が5分足、30分足、
中央上・下が1時間足、4時間足、
右上・右下が日足、週足となってます。
自分が主に見ている時間足はこの6つで、それぞれの時間足は
短期 = 5分・30分
中期 = 1時間・4時間
長期 = 日足・週足
という時間軸で考えています。
自分は基本デイトレ~スイングがベースのトレードスタイルなので、ここからはデイ~スイングで狙っていく場合は、どの時間軸で分析していくべきか、という視点で進めていきます
FXデイトレーダーは中期を軸に戦略を考える!
自分のトレードはデイトレ~スイングが基本ですので、1~4時間といった中期の時間軸の流れに乗ることが多くなります。
まずは中期の時間軸で相場がどんな流れになっているかを確認し、仮に買い傾向であれば、基本は買い目線でエントリーすべきポイントはどこか?という視点になりますし、売り傾向であれば売り目線で、レンジになっていればどこがレジスタンスのポイントになるか、などを見ます。
では実際にどんな感じで見ていくのか、というところをチャートを見ながら解説していきます。
再び5分足~週足までを並べた画像をご覧ください

まず1時間足で見るとMA100が横ばい・平行になっていてMA20・50・100それぞれがもつれ合っているため、レンジ相場と見ることができます。
4時間足では上昇トレンドで押し目のポイントではあるのですが、MA20とMA50がデッドクロスしていて価格も雲に突入しているためMA100との乖離を縮める動きをしているのがわかります。
(↓クリックで拡大)

次に日足で見ると、下降トレンドだった状態から明確にMA100をブレイクしていて、相場転換の局面であることがわかります。
これから本格的な上昇を見せる可能性がここで見えてきます。
週足で見ると上昇トレンドだったところをMA100をブレイクして下降した相場が底打ちして反発したところ、という感じですね。

現状の中期と長期の流れを見てみると
(→)1時間足 もつれ合い
(↑)4時間足 上昇トレンド中の戻し
(↑)日足 下降トレンドからの相場転換
(↑)週足 上昇トレンドから転換→底打ちからの反発
という感じです。()内は方向感を表しています。
1時間はもつれ合いでレンジになっていますが、4時間は上昇中の戻しの局面、日足~週足も上昇トレンドというわけではありませんが、直近の動きは上向いていました。
となるとやはりエントリーは反射的に上で見ていくのか?と思われるかもしれませんが、自分乗っかりたいと考えている「中期の1時間足」がもつれ合っているため、このレンジの流れの中でどうポジションを取っていくか、というスタンスがより的確だと考えられます
4時間足を中心に見て、このポイントから押し目で「買い」で入っても1時間足はレンジ相場ですし、いつ動きがあるかなんてわからないですよね
スイングトレーダーの方であれば、ここを押し目と考えて買いで入っちゃうかもしれませんが、自分はあくまでデイトレが基本ですので1時間足の流れはメインの軸として考えることが多くなります。
ではレンジで狙っていくという視点で、次に、短期の5分足、30分足をみてみましょう。

5分足も30分足もMA100の平行具合ともつれ具合を見るとレンジとなっていますね。
ここですべての時間軸の流れを確認すると
(↑)週足 (↑)日足 (↑)4時間足
(→)5分足 (→)30分足 (→)1時間足
という各時間軸の相場状況から、相場全体の流れが見えてきます。
短~中期に掛けてはレンジだけど、中~長期は上向いているから、高値から逆張りで狙うのであれば、短期的にさくっと狙った方がリスクは低いかな?
安値で拾えれば、そのまま長期的なポジションとしても見れるかもしれない!という一定の見立てが立てられるようになりました
このような見立てを使って、あとはフィボナッチなどを用いてレジスタンス(抵抗帯)などを探しながらトレードの「シナリオ」を描いていく、という作業に入ります。
ちなみにこの相場状況をもとに、自分はフィボを使って高値近辺(直近30分足の高値)あたりのレジスタンスからショートポジションを建てました。
結果的には目標価格まで綺麗に下落したので戦略(シナリオ)はバッチリだったのですが、実はミスエントリーでストップにかかってしまいました
それでは、時間軸ごとの相場状況の確認の仕方は以上のような感じになります!
もっと様々なケースをご紹介したかったんですが、思いのほか時間が掛かってしまったのでトレンド相場での見立てなどは、また次の機会にしたいと思いますm(_ _)m
上手くまとまっているかわかりませんが、皆さんもぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
それでは次回のFXブログもお楽しみに♪
読者様へ
ブログの運営に関しても素人のため、不勉強な部分も多々あると思います。温かく見守って下さいますとありがたいです。
なおこちらの内容はhttps://海外fxブログ.jpを参考にしております
1日1回の応援クリック情報を投資に役立てて頂ければ幸いです。
