今回の記事は先日動画でも配信した「FXの通貨強弱」について、もうちょっと詳しく解説していきます!
個人トレーダーはテクニカル分析メインの方が多いと思いますが、通貨強弱はテクニカル分析メインのトレードを後押しする強い味方になってくれます。
特に「テクニカル分析で自分なりに考えてトレードしても全然勝てない!」って人こそ通貨の強さ弱さの感覚を身につけて普段のトレードをより優位にしていきましょう!
通貨強弱とは
通貨強弱とは通貨単体の強さ・弱さ(買われてる・売られてる)のことです。
FXでは通貨同士がペアになった「通貨ペア」として認識することが多いですが、通貨ペアは通貨2つがペアになっているものであり、本来はそれぞれの通貨が買われたり売られたりすることで価格が変動します(・∀・)
ドルが買われればドルは上昇・ユーロが売られればユーロは下落するのであって、上昇トレドだから上昇する・下降トレンドだから下降するわけではありません。
個人トレーダーが売り買いするのは市場の動きの中の小さな値幅であり、市場の大きな動きはファンダメンタルズとかをもとにした大口の売り買いで作られることがほとんどです。
企業、銀行、機関投資家(保険、証券)といった市場参加者が投機や実需など様々な理由で売買していて、その結果としてチャートに価格が反映され、さらにそのチャート(ローソク足)の結果としてインジケーターが形成されています。
つまりテクニカルがメインの我々のような個人トレーダーが狙っていく値幅たちで形成される”大きな波”が通貨強弱といえます。
そして、現在の相場で何が買われて何が売られているのか?この大きな波を把握すること=通貨強弱の分析ということになります(・∀・)
強い通貨と弱い通貨のペアを見つけるべし
この通貨強弱は価格の変動幅に直結します。
ドルが強く・円が弱いという状況だとドル円で明確な上昇トレンドが形成されるように、強い通貨と弱い通貨のペアになるほど価格の変動幅に大きく現れます。
他にも、
・一方が強くもう一方も強い→お互いが喧嘩しあってその変動幅は小さくなる
・まぁまぁ強い通貨とまぁまぁ弱い通貨の組み合わせ→トレンドは緩やか
となるのが一般的な通貨強弱と価格変動の関係。
もちろんわかりやすい相場ばかりではありませんし、要人発言や地政学などファンダメンタルズで一気に流れが変わることもありますが、
基本的には通貨強弱が値幅の大きさに直結すると考えて問題ありません(・∀・)
FXトレードは通貨単体の売り買いではなく、ドル円で買い注文をするとドルを買って円を売る2つの通貨で反対方向へ売買をするため、
通貨強弱に沿ったトレードをすることで相場の波に合わせたトレードをすることができ、利益を得やすくなる&逆行しづらくなるのです(・∀・)
また、買われてる通貨売られてる通貨であれば市場の目線が同じ方向を向いているとも言えるので、比較的テクニカルも効きやすくなります。
100%ってことはないですが確率的には高くなるのでなるべく通貨強弱に合わせたトレードしていくようにしましょう♪
最強通貨と最弱通貨だと勢いが強すぎてテクニカルが使えない場合もあるので、最強通貨と2番目に弱い通貨という組み合わせでも問題なしですね!
【通貨強弱=大きな波】分析しないのはモッタイナイYO!
ここからはちょっと深堀りしたお話(・∀・)
「通貨強弱の分析」はなおざりにされてるのですが、その理由として「通貨強弱=大きな波」ってことがあまり認識されてないからなのかなと。
FXは言ってしまえば、大口がファンダメンタルズとかを元に買っている通貨を自分も買う・売っている通貨を自分も売ることがもっとも利益を得やすいトレードになります。
しかし大口がどこでいつどの通貨を買うかなんてのは分からないですよね。ORZも未だにワカラナイ…
そのかわり通貨強弱としてチャートに現れている事実から通貨強弱を分析し大きな波を掴むわけです(・∀・)
個人トレーダーが情報戦で勝つことは無理ですし、どの通貨がこれから上がりそうかをファンダメンタルズを元に把握するのは限界があるので、できるだけテクニカル分析を極めるのですが、
そんな個人トレーダーでも通貨強弱は分析できますし、通貨強弱を把握することで相場の大きな波に合わせることができるのです!
わざわざファンダメンタルズを体系立てて勉強しなくても通貨強弱だけで流れを掴むことができますし、通貨強弱はテクニカル分析ができればできます。
ぜひとも通貨強弱を意識して分析してみてほしいですね(・∀・)♪
テクニカル分析だけじゃ勝てないのか?
これは私的な意見なのですが、、、
もちろんテクニカル分析だけでも利益を上げることはできます。スキャルピングなんかは良い例ですね!
相場の数pips、数十pipsを抜き取る分には通貨強弱なんてほとんど関係ないですし、数pipsの値動きだと通貨強弱よりも目先のテクニカルに左右されやすくなりますからね。
ただ”FX初心者さんが勝ちやすくなるには”という観点で見ていくと、
①初心者さんは中期を軸にしたデイトレードがオススメ(目先の値動きに左右されないから焦らなくて済む&損切りを設定できる)
②デイトレードでは1日の値動き(1円:100pipsぐらい)の中の40pips~を狙っていく
③1日の変動には通貨強弱が関係する
というロジックになると思ってて、
”通貨強弱をもとにシンプルでわかりやすい相場でトレードしていくこと”でよりトレードの確率が上がるのではないかと思うんです(・∀・)
通貨強弱が明確だとしても相場は上がって下がってを繰り返しながら動くので30pipsぐらいの逆行はいつどこでもありえます。
なので買い場売り場を間違えれば大きな波を捕まえていたとしても必ず勝てるわけではないですし、勝つためにテクニカル分析は必須です。
(理論・法則が勝つためにそこまで重要じゃないと考えるのもこれが理由)
ただテクニカルが効きやすいポイントを見つけるために、相場の大きな波と目線を合わせる→通貨強弱を把握することは必要だと思います。
トレードスタイルにも寄るので、例えば「自分はスキャル派だ!」とか「短期足でトレードする派!」というのであればそこまで気にする必要はありませんが♪
1時間足とか4時間足とかをベースにデイトレードしていくのであれば、テクニカル9割、ファンダメンタルズ1割でこの1割を通貨強弱としてトレードしていくことをオススメします(・∀・)
「FXのトレードスタイル」はこちらを参考に!
FX初心者に合うトレードスタイル解説!特徴や環境から決めていこう
通貨強弱の分析方法!【初級編】
ではここからは実際に通貨強弱を分析する方法の解説。
初級編は超カンタンで、無料ツールを使って判断していきます(・∀・)
ここでは2つのツールを紹介していきます!
「Currency Strength Chart」
まず最初に紹介するのが「Currency Strength Chart」
このツールでは、主要通貨である8種類(ドル、ユーロ、円、豪ドル、ポンド、ニュージードル、カナダドル、スイスフラン)の通貨強弱を示しています。
直近1〜2日間の通貨強弱を把握できますし、5分間隔で随時更新されることからもリアルタイムの通貨強弱を確認することができるので、スキャル〜デイトレ狙いなら「Currency Strength Chart」で十分対応できます!
特にトレードスタイルに強いこだわりがない方やFX初心者さんであれば、簡単に使えるこのツールを使っておけば間違いなしです!
「Mataf」
次に紹介するのが「Mataf」という通貨強弱を把握できるツールです。
こちらも、主要通貨である8種類(ドル、ユーロ、円、豪ドル、ポンド、ニュージードル、カナダドル、スイスフラン)の通貨強弱を示しています。
なんとMatafでは、最大で過去7年間までチャートを遡ることができます!無料ツールでここまでできるとはやりよる(・ω・`)
それゆえ、より長期的な流れを把握することが求められる、スイング〜スワップ狙いのFXトレーダーさんはMatafを活用することがオススメですね!
通貨強弱の分析方法!【上級編】
続いては上級編。
上級編では自分で各通貨ペアを並べて1つずつ通貨強弱を判断していく方法です。
実際の相場を見ながらだとより細かい通貨強弱を判断することができるというメリットがあります(・∀・)
例えばこちらの相場、
パッと見では上昇トレンドですが、高値が抑えられていてレンジっぽくなってますよね。
大きな時間軸で見ればユーロが強い・ドルが弱いと判断できますが、実際にデイトレードのスタイルでトレードを考えていくのであれば、このレンジ内で逆張りするのもありです。
こんな感じで自分のトレードに合わせながら通貨強弱の判定をしていくことができるので、できれば実際のチャートを比べながら判断していけるようにしましょう(・∀・)
具体的な通貨強弱判定はこちらで解説!
トレードの下ごしらえ♪通貨ペアを選ぶ手順を紹介するよ(・∀・)
また明らかな通貨強弱が出現していれば、自分で調べてその要因を掴むことも大事です。
ドルに対して他の通貨が強いと思ったら、ドルが弱いだけだったパターンということもありますからね。
これはかなり上級編にはなりますが、スイングトレードとかで大きな値幅を狙う方はできれば習慣づけていきましょう!
私が見てるニュースサイトはこちら!
Bloomberg公式サイト
REUTER
まとめ
FXのトレードでは、「皆が買う通貨を買って・皆が売る通貨を売る」というのが利益を出すための大原則です(・∀・)
しかしテクニカル分析だけでは流れを掴むには限界があり、ファンダメンタルズも経済とか難しくてよくわからない…って方が多いのではないでしょうか。
そんなときに通貨強弱を分析していけば、流れもつかめるし利益の出やすい通貨ペアを見つけることもできるしで一石二鳥です!
テクニカル分析のおまけぐらいにしか思われてない人も多いですが、実はテクニカル分析の強い味方となってくれるのですね(・∀・)
ぜひともトレードが上手くいかない人こそ通貨強弱を判断する習慣を付けて普段のトレードに生かしていってください!
読者様へ
ブログの運営に関しても素人のため、不勉強な部分も多々あると思います。温かく見守って下さいますとありがたいです。
なおこちらの内容はhttps://海外fxブログ.jpを参考にしております
1日1回の応援クリック情報を投資に役立てて頂ければ幸いです。