手法(テクニック)に囚われず、相場全体の流れを把握することが大切!

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世の中に全く同じ手法を使っているトレーダーは数多くいるのに
なぜ勝てるトレーダーと
そうでないトレーダーに分かれてしまう
のでしょうか??

今日は同じ手法を使っているのに、なぜか結果が出ないトレーダーの
見直すべきポイント、またその改善方法について自分なりに考えてみたので
良かったら参考にしてみてください

手法(テクニック)にこだわりすぎている

なかなか結果が出せないという方の多くは
とにかく「手法」というものにこだわりすぎているのではないかと思います。

例えば手法の中にはラインにタッチ、ラインをブレイク、ラインのクロスといった
様々なサインが存在します。
このFX手法のサインが、トレードの手法そのものだと考えていたり、
トレード戦略だと考えている方が多いのですが、
このサインだけを実践してみてもほとんどの場合は勝率アップにつながりません。

なぜかというと、FX手法のサインには使うべき相場状況や、
通用する相場パターンや、通用しない相場パターンというのがあります。

サインのことを手法だと考えている人の多くは、
本来は、相場状況を判断してから使うべきサインなのに、
その状況判断を行わずに、トレードに応用してしまっているんですね。

自分が度々このFXブログの中で、相場状況の判断方法などについて
触れてきた理由もそこにあります。

為替相場というものは、本来は相場の方向性と自分の見立てがマッチしていれば
どこで仕掛けようが問題は無いんですね

結局のところ、大事なのは相場が上がるか下がるかです。

そもそも相場の方向性を読むことが出来なければ、
手法(テクニック)なんて役には立ちませんし、
FXで勝つことは難しいです。

手法(テクニック)を身に付ける以前に知らなくてはいけないのが、
「相場認識力」です

大切なのは相場認識力

単純に相場認識力と言ってしまうと難しく感じてしまうかもしれませんが、
分かりやすくサッカーで例えるなら、
フィールド全体を把握するということです。

なんのことかというと、
サッカーでは、ただ目の前にあるボールを追いかけているだけでは、
いざ、ボールを奪った時に、どこに、どの選手が、
また、ゴールの位置は、ということを奪ってから考えないといけないですよね?

目先の動きに囚われていると、
次にどういう行動を起こすべきか、という計画を立てることができません。
しかし、フィールド全体の状況を確認している選手は、
誰がどこにいて、ゴールがどこにあるのかを把握しているため、
的確なパスを出したり、試合の展開を
自分たちのペースに持ち込んで、計画的に敵陣のゴールを奪うことができるのです。

FXでも、同じようなことがいえます。
目先の為替相場の動きだけに囚われているだけでは、
いざチャンスがきた時に、どこでエントリーすべきか、
予想に反した場合はどこで損切りすべきか、利益確定すべきかを、
事が起きたあとに考えることになります。

こういった全体の流れを確認する力を相場認識力といいます。

相場状況を判断するというのは、
俯瞰で相場全体の流れを見て、自分の戦い方を考える上で
外せない要素なんですね。

ちなみに手法(テクニック)だけで相場を見ている人は
目先のボールを追っているのと同じです。

もちろん相場認識の中には
時間軸ごとのトレンドの方向性を把握することも含まれていますが、
そのためには、まず自身が使用するインジケーターの
法則を理解していなければいけません。

インジケーターの法則を利用して状況判断する

ここまで、手法というものだけを実践するのではなく、
相場認識を行った上で、その手法を役立てていくことが大切、という話をしてきました。
同じ手法を使っているのに勝てない方は、
手法のみをただただ実践しているケースが多いんですね。

じゃあ実際に手法のみを実践しているケースというのは
どういうものでしょうか?

まずは「MAのゴールデンクロス後、MA100にタッチしたらロングエントリー」
という手法のサインだけを見てトレードしてしまっている例をご覧下さい

下のチャートをご覧下さい。

GBPUSD 30分足

MA100をMA20とMA50がゴールデンクロスしており、
その後MA100にローソク足がタッチしています。
手法のみを実践した場合、ここでロングエントリーすることになりますが、
結果はご覧の通りです

なぜこうなったかというと、
現在のチャートはMA100が完全に横ばいのレンジ相場、
事前にしっかりレンジ相場という認識が出来ていれば
ここでエントリーするべきではありませんよね??

では次に同じサインでも、しっかり相場認識をした上での成功例も見てみましょう。

GBPUSD 30分足

MA100とMA50,20のゴールデンクロスの後、MAは全て上昇傾向、
一目も上昇雲を形成しており、こちらは明確な上昇トレンドであると
判断することが出来ます

上昇トレンドであるということを認識した上で、初めて
「MAのゴールデンクロス後、MA100にタッチしたらロングエントリー」
という手法のサインが活きてくるわけです

ちなみにこのエントリーポイントですが、
上昇雲の上限には触れているものの、よく見るとMA100にはタッチしておらず、
なぜここがエントリーポイントとなるのか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

冒頭で「為替相場というものは、本来は相場の方向性と自分の見立てがマッチしていれば
どこで仕掛けようが問題は無い」とお話しましたが、
つまりこういうことですね

この相場を上昇トレンドと認識した上で、「買い目線で仕掛ける」というように考えれば、
「MA100にタッチしたらロング」という条件にこだわる必要はなく、
あくまで「MA100付近まで戻したらロング」という柔軟な考えが出来るようになります。

もちろん仕掛ける際には、一つの時間軸だけではなく、
上位足のトレンドの方向性を確認することも忘れないでください

基礎が備わって初めて手法(テクニック)が活きる

このように、相場認識力という本質的な要素が備わることで
初めて必死で勉強してきた手法(テクニック)が活きてくるんです

基礎無くして息の長い活躍は出来ません♪

また、しっかり相場認識が出来るようになると、
シナリオを描くことが出来るようになります。

エントリーポイントの見立て時に
今後どのように相場が動いていって、どこでエントリーするか、
そこからどのぐらいの値幅で利確するか、また損切りするか、
というシナリオに沿ったエントリーをすることによって
メンタルに惑わされずにトレードすることが出来ます

指導企画では、自分の手法をお教えする前に、
まず相場認識の仕方を確認させていただいています。

FX歴の長い方でも、
「基本的なところが疎かになっていたので、
改めて相場認識が大切だということに気づきました!」
と仰っていただくことも多く、その度自分自身も
やはり相場認識が大事なんだということを再確認させてもらっています(´ー`)

FXで結果を残していくために、
自身の手法を確立することはもちろん大切なことです。

しかし、それ以前に相場の本質を理解することが出来なければ
テクニカルを活かすことはできないということを
今一度ご自身に言い聞かせてみてください

「なぜアイツと同じ手法を使っているのにオレは勝てないんだ!?」

このような疑問が改善されるかもしれません

それでは次回のFXブログもお楽しみに♪

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なおこちらの内容はhttps://海外fxブログ.jpを参考にしております

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