今回はシンプルな見た目と機能ゆえに多くのトレーダーから人気を集めている「ジグザグ(zigzag)」のお話。
ジグザグ(zigzag)について簡単にまとめると、
ダウ理論の「押し安値」「戻り高値」を見つけるために非常に便利なインジケーター
です。
トレンドに点在している「波の頂点」を自動で検出&結んでくれるので、トレンドの転換点やエントリーの判断材料として非常に便利。
トレンドフォローを主体に取引している方にこそオススメしたいインジケーターです!
ただし。
インジケーター「単体」での判断には限界がありますので、精度の高い分析をするためにも「ジグザグの使い方」と「他のインジケーターとの組み合わせ方」の2つを徹底的に紹介します。
この2つをしっかりと学び、高いトレンド分析能力と確度の高いエントリー判断を身に着けていってください。(´ー`)
ジグザグ(zigzag)で出来ること
ジグザグは、予め決められた範囲内で高値・安値をラインで結んでくれるインジケーターです。
有名な「ダウ理論」では、トレンドの中で意識されている高値と安値を「押し安値」「戻り高値」として特に重視すべき指標としていますが、ジグザグはこれらを分かりやすく可視化してくれます。
そのためトレンドフォロー型の戦略を組むトレーダーにとっては超・便利で・グッド。チョベリグなのです
また、FXの基礎「ダウ理論」を実際のチャートに落とし込むことができるので、初心者にとっても使いやすです。自分も初心者時代に結構お世話になりました。
「ジグザグ(Zigzag)=ダウ理論の押し安値・戻り高値を見つけてくれるチョベリグなインジケーター」と覚えていまいましょう
ジグザグが出来上がるまで|計算方法を図解
押し安値・戻り高値を可視化できるジグザグですが「何を基準に?いつ頂点が決まるの?」という点が気になりますよね。
ジグザグはメジャーなインジケーターとは少し違う算出方法なので、計算式は別に覚える必要はありませんが、ジグザグが出来上がる過程については知っておいたほうが良いです。
ます、ジグザグには頂点を決める条件が3つあって
- Depth=一定以上の値幅を更新しているコト
- Backstep=一定以上の期間を超えているコト
- Deviation=折り返した値幅が直前ラインの一定以上の割合であること
これらの条件を満たした時にジグザグは頂点を付けます。
例えば、
- Depth=12
- Backstep=3
- Deviation=5
↑このような設定数値にすると「値幅が12以上、ロウソク足が3本以上並んだ後、価格が直前のラインの5%以上折り返したら頂点を付ける」とう順番でジグザグを形成します。
この画像を見ていただくとなんとなくイメージできるのではないでしょうか?
ジグザグが高値安値をバッチリ捉えてくれるのも、こういった条件を元に選定しているからなのですね
ジグザグの注意点
コレまでの解説でなんとなくご理解していただけたと思いますが、ジグザグは波の頂点を”予測”するモノではなくて、「ここが頂点だったんだな」と確認するためのインジケーターです。
そのため、ジグザグをそのままエントリーシグナルとして見るのは超ベリィバッドな使い方。チョベリバです。
「ジグザグが頂点を付けた!折り返した!→エントリー」みたいなことをしたら則損切りされてしまうでしょう。
なので、すでに引かれているラインを見て「押し安値・戻り高値」を判断するためだけに使うと良いと思います。あくまでも「分析」のためにだけに使うイメージですね。
ジグザグを使った押し安値・戻り高値
では、実際にジグザグを使ってトレンド相場を分析してみましょう。
ただし、ダウ理論の基礎知識が身についていないと「わけがわからない」内容になりますので、ダウ理論をあまり知らない人は下記の記事でサクッと予習してください。
サクッと学ぶ「ダウ理論」ローソク足だけでトレンドを分析する方法 | 秘密の情報局(FX版)
では、これからジグザグを使ってトレンドの中にある「押し安値・戻り高値」を見つけたいと思います。
↑コチラの画像は、トレンド相場にジグザグチャートを表示させた画像です。
この画像の中にある「①〜④」のうち押し安値・戻り高値はどこでしょう?(・∀・)ニヤニヤ
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正解は「押し安値=④、戻り高値=③」でした〜
簡単すぎてちょっと気が抜けちゃいましたか?(笑)
では、次は少しレベルアプした「高等テクニック」の紹介です。
ジグザグと移動平均線を組み合わせたFX手法
ジグザグは「ダウ理論に則ったトレンド分析」に特化したインジケーターです。トレンド特化のインジケーターとも言いかえることが出来ますね
そこで、同じトレンド特化型のインジケーター「移動平均線」と組み合わせてトレンド相場を分析する手法を紹介します。
ジグザグと移動平均線で「押し目・戻り目」を見つける方法
手法の概要をざっくりと説明すると「ジグザグと移動平均線3本でトレンドの方向や規模を把握し、ジグザグで押し目・戻り目を見つけていく」という手法です。
まずはインジケーターの設定を下の表で確認してください。
移動平均線 | 期間:20 期間:50 期間:100 |
ジグザグ | Depth:12 Backstep:3 Deviation:5 |
設定が確認できたら実際に分析してみましょう。
下の画像は2019年6月28日のAUD/USD1時間足チャートです。
鋭い方はこのチャートを見るだけで察しが付くと思いますが、移動平均線沿いに点在している「押し目買いポイント」とジグザグの頂点が重なっています。
つまり「ジグザグの頂点を探せばそこが押し目買い(戻り売り)のポイントになる」ということ。
ジグザグは「折り返し幅が一定以上になると新たにラインの頂点を付ける」という特性があるので、これを活かした分析方法ですね。
ただ、ジグザグは「高値・安値」を更新し続ける限りリペイント(頂点の置き換え)するので、単にジグザグと移動平均線が重なっている箇所を見つけても「押し目・戻り目になる=折り返す」とは判断出来ません。
では、、、、どうすれば良いのか?
答えは「”下位足”のジグザグを見る」です。
「もう1本のジグザグ」を使ったエントリーの選別方法
1時間足の下位足には30分、15分、5分、1分※がありますが、見るのは「5分足」です。
※MT4内にデフォルトで入っている時間足です。国内FX業者のチャートは違います※
早い話、1時間足のジグザグが折り返すのを待つのではなく、期間の短い足で折り返し(反発)を判断するのです(・∀・)
コチラの画像は実際に2つの時間足を並べたチャート画像です。分かりやすいように、5分足にも1時間足のジグザグ(黄緑色)を表示させています。
パッと見で分かると思いますが、黒色のジグザグの方が折り返しが細かいです。
1時間足のジグザグが頂点を付ける前に5分足のジグザグが頂点をつけるので、あとはプライスアクションやオシレーターのシグナルを基準にエントリーすればOK
MTFやプライスアクションも取り入れているので少々慣れが必要ですが、身に付けられればより角度の高い取引ができるようになりますよ!
ちなみに黒色はデフォルト設定のジグザグです。2つの期間設定は下記を参考にしてください。
- 5分足の黒いジグザグ:Depth12、Backstep:3、Deviation:5
- 5分足の黄緑色ジグザグ:Depth72、Backstep:3、Deviation:5
まとめ
今回は超シンプルなインジケーター「ジグザグ」について紹介しました(´ー`)
シンプルがゆえに使い方にも色々ありますが、個人的には「ダウ理論の押し安値・戻り高値」の判断に使うのが1番良いと思います^^
後半に紹介した「移動平均線3本との組み合わせ」も是非試してください。
読者様へ
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なおこちらの内容はhttps://海外fxブログ.jpを参考にしております
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