FXの確定申告での書き方ですが、収益を計算する場合は各FX会社の収益を合わせる必要があり、FX会社ごとに年間取引報告書を用意する必要があります。
年間取引報告書は各会社に請求して取り寄せます。
スワップの収益もトレード益と同じ扱いになりますから、分ける必要なく合わせて計算です。
計算が終われば次は損益通算です。FXは先物取引に係る雑所得になりますから、他の先物取引関係と収益を損益通算できます。
先物取引関係にはオプション取引も含まれますので、バイナリーオプションやeワラントも含まれます。
先物取引に係る雑所得などの金額の計算明細書
収益を申告する場合は、先物取引に係る雑所得などの金額の計算明細書に記入ですが、この計算明細書にはFX会社ごとに記入する必要があります。
複数の会社と取引している場合は、その分の書類を用意しましょう。
計算明細書には会社名を記入しなくてよいので、記入時には間違えて同じ会社を複数申告しないように提出時には再度確認しましょう。
また、外国為替証拠金取引(FX)の課税関係は国税庁のホームページでも確認できます。
計算明細書の具体的な書き方
取引の種類ですが、外国為替証拠金取引と具体的に書いて、決済年月日は空欄でも構いません。
数量の枚数は、1万通貨が1枚と計算して何枚取引したかを記入します。決済の方法は仕切りと書きます。
収入欄の「差金等決済に係る利益又は損失の額」には、FX会社から送られてきた年間取引報告書に記載されたトレードでの損益を記入します。
「譲渡による収入金額」は、通貨を現引きして売却した場合の売却代金を書きますが無ければ空欄です。「その他の収入」はスワップの損益を記入です。
必要経費の「委託手数料」はトレードで手数料を払っていたら記入ですが、手数料無料の場合は空欄です。スプレッドはトレードの損益で計算済みなので、この場合は空欄になります。
「譲渡による収入金額に係る取得費」は通貨を現引きした時の購入代金と手数料などの費用を記入します。空欄には書籍などの費用を申告できます。
ただ数字を書いただけでは認められないので、領収書などの実際に支払ったことを証明出るものを提出する必要があります。
また税務署が経費と認めない支出だと控除されないことを理解しておく必要があります。
e-taxの確定申告については、以下の記事をご覧ください。
損益がマイナスの場合は
FXの損益がマイナスの場合は、課税される所得が無いため申告する必要が無いように思えますが、損失を来期に繰り越すことで来期の税金を減らすことができます。
申告の仕方はプラスの時と同じように計算明細書にマイナスの数字を記入します。そうすれば損失が記録され、来期の確定申告時に繰り越し控除を受けることができます。
申告書第三表（分離課税用）の具体的な書き方
申告書第三表（分離課税用）には、各計算明細書の金額の合計の数字を記入します。
収入金額の「先物取引」の欄にFXでの年間損益を記入します。
所得金額の「先物取引」の欄には年間損益から経費を引いた所得額を記入します。
税金の計算の欄には所得額の15％が税金になりますから、所得額に0.15を掛けた数字を記入します。税金は20％では？と思えますが、5％は住民税で確定申告時には無関係になります。
ただ後から住んでいる地域の役所から請求が来るようになっています。他にも復興特別所得税も記入が必要で、こちらは給与所得などと合計して計算してください。
確定申告が初めての方は
FXの確定申告の書き方を説明してきましたが、確定申告が初めての方は、FX以外の所得の申告もありますから、直接税務署に出向いて税務署の職員に書き方を聞いて申告をしましょう。
記入に不備があって所得が申告漏れになってしまったり、控除を受けられないようなことがないように、分からないことがあれば自分一人で判断して申告せずに、一度税務署に相談してみるのがいいと思いますよ。
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なおこちらの内容はhttps://www.projectcairo.orgを参考にしております
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