今回の記事では、今自分が海外FXで取引に使っている手法の1つ「フィボナッチ・リトレースメント」についてご紹介したいと思います♪
フィボナッチ・リトレースメントとは、フィボナッチ比率に基づいて、トレンド相場の価格の「支持帯」と「抵抗帯」を予測するテクニカル分析ツールです。
実際にフィボナッチリトレースメントを引いてみた画像がこんな感じですね!

このフィボナッチが示すラインというのは、相場の値動きの中で、それまでの流れが反転したり、節目として意識されることから、実際のトレードではエントリーポイントや決済ポイントを見極めるために使われています!
では、なぜフィボナッチのラインはテクニカル的に効いているのか?
今回はその謎に迫っていきましょう
そもそもフィボナッチ・リトレースメントとは?
そもそもフィボナッチ・リトレースメントとは、英語を直訳してみてもわかるように、
[フィボナッチ]
伊の数学者レオナルド・フィボナッチ氏が発見した「フィボナッチ比率」の意味[リトレースメント]
「引き返す、後戻りする」の意味
つまり「フィボナッチ比率」というある比率に基づいて、相場中の「引き返す、後戻りする」ポイントを予測するテクニカルツールです。
フィボナッチ比率とは、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチによって発見された「フィボナッチ数列」から求められた比率。

こちらがレオナルド・フィボナッチさんですね。
フィボナッチ数列とは・・「隣り合う数字の和」が「次の数字」になる不思議な数列のこと。

またこの数列には、どの数字も「1つ後ろの数字で割る」とおよそ「0.618」に収束していく、という不思議な性質も有しています。

為替や株のチャートでは「半値押し・半値戻し」、「1/3押し・戻し」といった価格が「引き返す、後戻りする」ポイントを過去の経験則から予測する分析方法があります。

ただ、これらはあくまでチャートを見守る投資家たちの経験則を元に「たぶんここまでは戻すだろうな…」という予測をしているもので、その場で見ている投資家たちの感覚に頼った分析ゆえに、FXをはじめたばかりの人には再現するのが難しい分析方法でした。
そんな投資家たちの経験則や直感といったなんとなくの相場の雰囲気で決められていた、戻しのポイントを誰にでもわかるように見える化したツールが、このフィボナッチリトレースメントです
なぜフィボナッチリトレースメントは、相場の中の「引き返す、後戻りする」ポイントを予測することができるのか?
それは、フィボナッチ比率が人間誰しもが心地よい、美しいと感じる比率だからです。
フィボナッチ比率は、人が心地よさを感じる黄金比
フィボナッチ数列から求められたフィボナッチ比率(=0.618)は「人が美しいと感じる比率」であることから、別名『黄金比』とも称されます

黄金比とは、近似値=1:1.618、約5:8の安定的で美しい比率とされる貴金属比の1つ。この黄金比で形成された長方形から短辺を一辺とする正方形を取り除くと、残る部分はまた黄金長方形となり、これを繰り返すと黄金比の長方形は無限個の正方形で埋め尽くされます。
この正方形の軌跡から生まれる螺旋を「黄金螺旋」といいます
黄金比は、人が総じて美しさや安心感を覚える比率であることから、さまざまなモノに取り入れられています。
たとえば、
有名な美術品関連なら、モナリザや凱旋門。
自然界が生み出したものなら、オウムガイや銀河系の果て。

挙げだしたらキリがないですが、身近なところに取り入れられている比率なのです。
では、なぜ自分たち人間はこれらの黄金比(フィボナッチ比)を美しさや安心感を覚えてしまうのか?
明確な答えは、今もなお『神のみぞ知る』状態ではあるので、あくまで自分なりの仮説になってしまいますが・・
おそらく黄金比(=フィボナッチ)は普段から自分たち人間が見慣れている比率だからこそ、誰しもが無意識のうちに黄金比を意識してしまうのではないかと思うんです
なぜ人間は、フィボナッチ比率に安心感を覚えるのか?
黄金比(=フィボナッチ比)は世界中誰しもが同じように美しさや安心感を覚えることからも、人間の誰しもに平等に備わっているモノが関連しているのではないかと考えられます。
人間の中で物事の美しさを判断する機能は「視覚」が司っています。
そこで 注目したのが「人間の視野」です。ここに黄金比(=フィボナッチ比率)が取り入れられているからこそ、誰もが同じように黄金比に対して親近感を覚えるのではないかと思うんです。

もちろん絶対的な答えではないですし、ほかにもいろんな説があるみたいですが、いくら人々が日常的に触れるモノに黄金比が取り入れられているものが多いとしても、それを人間誰しもが日常的に見ているかどうかは個人差があるでしょう。
それゆえに誰しもが黄金比のモノを美しいと意識するレベルには至らないと思います
『全人類の誰もが黄金比の建造物や美術品、自然界のモノを見て、美しさや安心感を覚える』
ということであれば、それは人間の誰しもに平等に備わっているモノが関連しているはず。
そうなってくると、人間誰しもが持っている視野そのものに、この黄金比(=フィボナッチ比)が取り入れられているため、誰しが無意識のうちに黄金比(=フィボナッチ比)を好む傾向にあるのではないか、という仮説が立てられると自分は思うのです
仮に、人間の視野が黄金比(=フィボナッチ比)になっていたとすれば、この世に生を受けてから死を迎えるまで、24時間365日、人間は常に黄金比(=フィボナッチ比)を見ながら生活していることになります。
それゆえ自分たち人間は、無意識的に黄金比(=フィボナッチ比)を刷り込まれながら生活しているため、同じような黄金比(=フィボナッチ比)のモノを目にすると、ある種の親近感が沸いてしまう。
いわゆる心理学の『単純接触効果』ですね
だからこそ、自分たちの脳はその親近感から黄金比(=フィボナッチ)のものを見ると、美しさや安心感を覚えるというカタチで認識し、逆に黄金比からズレているモノを見ると何かしらの違和感を感じるようになるのではないかと思います。
実際、どこかの大学で人間の視野を調べてみたところ、フィボナッチ比率に似た図形を導き出したという研究もあるみたいですしね。
もちろんあくまで 仮説でしかないので、信じるか信じないかはアナタ次第ですが
いずれにしても黄金比(=フィボナッチ比)は、人間誰しもが美しさや安心感を覚えてしまう比率ということなのです。

自分たちが見守っている相場というものも、投資家という人間の思惑や感情が入り混じることで発生する自然現象の1つでもあり、チャート画面は投資家たちが織りなす1つの芸術作品といっても過言ではないでしょう。
もちろん自然現象ゆえに、その値動きは正確な予測まではできないですが、黄金比を取り入れているフィボナッチリトレースメントだからこそ、相場の中で誰しもが「なんとな〜くここが意識されそうだな」という感覚的な反発ポイントを見える化できるのだと思います

実際、過去の値動きを検証してみても、フィボナッチのラインが当てはまることからも『無意識のうちに黄金比(=フィボナッチ比)が意識されること』は明らかですからね!
それゆえ相場での戻しの加減といった無意識の判断が必要になる時は、誰しもが黄金比(フィボナッチ比)を自然と意識してしまうゆえに、フィボナッチリトレースメントは、相場の中の「引き返す、後戻りする」ポイントを予測することができる、というわけです
具体的にフィボナッチはどうやってFXの相場で引くの?
ではそろそろ本題として、具体的にフィボナッチくんをどのように活用していくことで、FXで有利にトレードすることができるのか?
ここからは実際のFX相場でのフィボナッチの引き方を解説していきます
フィボナッチの引き方は、トレンド相場の天井と底値を繋ぐ
フィボナッチの引き方としては、トレンド相場を見つけたら、その高値と安値を結ぶように引くことで・・次に意識されそうな反発ポイント(=相場の節目)を見つけることができるようになります。
【上昇トレンドでのフィボナッチ・リトレースメントの引き方】

上昇トレンドであれば、『安値→高値』
【下降トレンドでのフィボナッチ・リトレースメントの引き方】

下降トレンドであれば、『高値→安値』
それぞれの相場状況に合わせて、フィボナッチを引くことで相場の節目を見つけることができます。
フィボナッチを引く時は、ヒゲや実体は意識しない?
このフィボナッチ・リトレースメントを引く時のよくある質問として、
「起点をローソク足のヒゲに合わせるのか?それとも実体に合わせるのか?」
という質問をいただくことが多いのですが、基本的にはどちらでもOKです!
あくまでもフィボナッチの役割は、ざっくりと抵抗帯(反発が起こりそうなゾーン)を探すことであり、最終的なエントリー判断は短期足を見ていけばいいので、そもそもヒゲか実体かの細かいところにこだわる必要はないと思います。
そのためフィボナッチの引き方に絶対的な正解はないのですが・・ORZがフィボナッチを引く時に意識しているコツとして、フィボナッチを引いた時に各ラインが過去の反発ポイントに合うように引いています

たとえば、このトレンド相場で高値と安値のローソク足のヒゲに合わせてフィボナッチを引いてみると・・・微妙に過去の反発ポイントからズレているのがわかりますかね
このように細かいヒゲばかり気を取られた引き方をしていると、本来相場で反発しているゾーンの認識がズレてしまうので、これだと反発ポイントの予測が多少ズレてきます。
そのため、このフィボナッチのラインを目安にエントリーした際には、余計な含み損などを抱えるリスクにも繋がります。
ここで各ラインが過去の反発ポイントに合うように、フィボナッチの高値・安値のポイントをズラして微調整していきます

しっくりくるフィボナッチの引き方としてはこんな感じですね。
フィボナッチを引く時に大事なことは、あくまでも相場で次に反発しそうなゾーンを見つけること。反発ポイントの精度を上げるためにも、相場状況に合わせながら、一番しっくりところに微調整してみてくだされ〜♪
フィボナッチで、トレンド相場の反発ポイントが見つかる

基本的にフィボナッチは『トレンド相場中の反発ポイント(=相場の節目)を見つけること』に優れているテクニカルツール。逆にいうと、「今の相場がトレンド相場を形成しているのか?」が把握できていないと、フィボナッチの力を十分に発揮させることは難しいです。
それゆえフィボナッチは、ほかのテクニカルツールと合わせて使うことが大事です
【移動平均線+一目均衡表の雲を使った、相場分析】

イメージとしては、全体の相場状況は他のテクニカルを使って分析してトレンド相場を把握。
【フィボナッチを使った、エントリーポイントの見極め】

その分析をベースにフィボナッチを使ってエントリーポイントや決済ポイントを見極める、といった役割分担ですね!
フィボナッチを引いて、エントリーポイントを探そう!
では、最後にフィボナッチ・リトレースメントを使ったエントリーポイントの探し方を解説して、この記事を締めくくりたいと思います。
具体的にフィボナッチ・リトレースメントを使って戦略を立てていくかはケースバイケースではありますが、代表的な相場状況を2つ紹介します
①トレンド相場を形成しているパターン

まずはトレンド相場を形成しているパターンですね!
相場状況としては移動平均線の傾きや雲の大きさから見ても下降トレンドを形成していることがわかりますね。価格は一時的に下落の勢いが強まっている局面。こんな相場状況ではフィボナッチリトレースメントを引いて、エントリーポイントを探してみましょう
ここでは下降トレンドを形成しているので、高値から安値に向ってフィボナッチを引いてみます。
すると・・・

ちょうど23.6あたりのポイントが『次に反発が起こりそうなポイント』を予測することができますね!
こういったトレンド相場形成中のポイントで注目してほしいのはトレンド相場の戻り売りポイント。このまま推移してくれれば下降トレンド中の戻り売りポイントであるSMA50とも重なりそうなポイント。
『フィボナッチ23.6ライン』+『下降トレンド中のSMA50押し目買い』
という2つの根拠が揃うポイントなら、かなり抵抗帯としても堅そう。そのため、ここで反発が確認できたら『売りポジション』を持つというエントリー戦略を立てると・・・

こんな感じで反発を上手く捉えることができるようになるのです
②トレンド相場が転換しているパターン

またトレンド相場が転換した後の相場状況でも、このフィボナッチリトレースメントをつかうことで戦略を立てることができます
今度の相場は下降トレンドから転換している相場状況ですね!
相場状況としては移動平均線の傾きや雲の大きさから見ても下降トレンドが形成していたポイント。ただ移動平均線100をブレイクしてしまったため、いまは『転換相場』の真っ只中といったところでしょうか。
こういうポイントだと、どこで反発するのか目安がないのでどうやって仕掛けていけばわからず困ってしまうもの
そんな時でも活躍してくれるのが、フィボナッチ・リトレースメント!
この相場状況では下降トレンドを形成しているので、高値から安値に向って、フィボナッチを引くことでエントリーポイントを見つけられるのです!
実際にフィボナッチを引いてみると・・

ちょうど50.0あたりのポイントが『次に反発が起こりそうなポイント』であると予測することができますね!
こういったトレンド相場が転換している局面で注目しておきたいのが、過去の値動きがフィボナッチラインで反発しているかどうか?
過去の値動きに注目してみると何度も反発しているポイントでもあるので、かなり抵抗帯としても堅そう。そのため、ここで反発が確認できたら『売りポジション』を持つというエントリー戦略を立てることができると・・・・

こんな感じで反発を上手く捉えることができるようになるのです
トレンド相場はフィボナッチにお任せするのが一番!
ってことで、今回の記事ではフィボナッチについてまとめてみました。
ただ、これだけ万能そうに見えるフィボナッチですらも意識されない場面も多々ありますので、過信しすぎるのもよく無いです
が、他のツールやインジケータと組み合わせたりして、より信頼度の高いポイントを選んでいけるので、そういったポイントを厳選してトレードしていきましょう。
また今回ご紹介したフィボナッチは「トレンドライン」や「レジサポライン」と同じく、どこの高値・安値にラインを引くかによって、その分析力が大きく変わってくるので、多くのFXトレーダーが意識するであろうポイントを掴むことが大切です。
ちょっと違うかもと感じたら・・何度でも引き直してピンとくるポイントを探してみましょう!
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なおこちらの内容はhttps://海外fxブログ.jpを参考にしております
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