【GW警戒】米雇用統計にFOMC、英スーパーサーズデー!4月29日〜5月3日の相場見通し&トレード戦略まとめ

【GW警戒】米雇用統計にFOMC、英スーパーサーズデー!4月29日〜5月3日の相場見通し&トレード戦略まとめ

日本はゴールデンウィーク真っ只中ですが、マーケットは今日から容赦なく再開します。今日以降はどうしたって流動性が細りますから、相場の急変には最大限警戒しておきましょう

しかも、よりによって今週はイベントが超絶豊富ですからね。週末の米雇用統計はもちろん、ドルの方向性を決めるFOMC(米連邦公開市場委員会)、さらにはBOE(英中銀)の金融政策決定の発表、新たな経済見通しの公表、そして総裁の会見が重なるスーパーサーズデーもあります。

これアカンやつやね。。。下手すると死んでしまいますから、最大限注意して相場に臨むようにしたいところ。それでは、今週の経済指標や見どころ、ポイント、気になるトレード戦略について解説していきますので、どうぞよろしくお願いします

経済指標が豊富過ぎる1週間!そろそろセルインメイの格言も気になる…

まずはイベントや経済指標、今週のテーマや値動き材料について確認しておきましょう

今週のポイントチェック

■今週の主な経済指標・イベント
・29日(🇯🇵休場)
 17:10🇬🇧カーニー英中銀総裁、発言:★★
 18:00🇪🇺4月経済信頼感:★★
 18:00🇪🇺4月消費者信頼感・確定値:★★
 21:30🇺🇸3月個人所得:★★★
 21:30🇺🇸3月個人消費支出(PCE):★★★★
 21:30🇺🇸3月個人消費支出・コア指数(PCEコア・デフレーター):★★★★
・30日(🇯🇵休場)
 10:00🇨🇳4月製造業購買担当者景気指数:★★★
 14:30🇫🇷1-3月期GDP・速報値:★★★
 16:55🇩🇪4月失業率&失業者数:★★★
 18:00🇪🇺3月失業率:★★★
 18:00🇪🇺1-3月期GDP・速報値:★★★★
 21:00🇩🇪4月消費者物価指数・速報値:★★★★
 21:30🇺🇸1-3月期コスト指数:★★★
 22:00🇺🇸2月ケース・シラー米住宅価格指数:★★★
 22:45🇺🇸4月シカゴ購買部協会景気指数:★★★
 23:00🇺🇸3月住宅販売保留指数:★★★
 23:00🇺🇸4月消費者信頼感指数:★★★
・5月1日(🇯🇵🇨🇳🇭🇰🇪🇺🇩🇪🇫🇷休場)
 07:45🇳🇿1-3月期就業者数増減:★★★
 07:45🇳🇿1-3月期失業率:★★★
 17:30🇬🇧4月製造業購買担当者景気指数:★★
 21:15🇺🇸4月ADP雇用報告:★★★★
 22:45🇺🇸4月製造業購買担当者景気指数・改定値:★★
 23:00🇺🇸4月ISM製造業景況指数:★★★★
 23:00🇺🇸3月建設支出:★★
 27:00🇺🇸FOMC・金融政策発表:★★★★★
 27:30🇺🇸パウエルFRB議長、定例記者会見:★★★★★
・2日(🇯🇵🇨🇳休場)
 07:45🇳🇿3月住宅建設許可件数:★★
 10:45🇨🇳4月Caixin製造業購買担当者景気指数:★★★
 16:50🇫🇷4月製造業購買担当者景気指数・改定値:★★★
 16:55🇩🇪4月製造業購買担当者景気指数・改定値:★★★
 17:00🇪🇺4月製造業購買担当者景気指数・改定値:★★★
 17:30🇬🇧4月建設業購買担当者景気指数:★★★
 17:30🇭🇰1-3月期GDP:★★
 20:00🇬🇧イングランド銀行・金融政策発表:★★★★★
 20:00🇬🇧英中銀金融政策委員会・議事要旨公表:★★★
 20:00🇬🇧英中銀イングランド銀行・インフレリポート公表:★★★★
 20:30🇬🇧カーニーBOE総裁、発言:★★★★
 21:30🇺🇸新規失業保険申請件数 :★★★
 23:00🇺🇸3月製造業新規受注:★★★
・3日(🇯🇵🇨🇳休場)
 10:30🇦🇺3月住宅建設許可件数:★★
 17:30🇬🇧4月サービス部門購買担当者景気指数:★★★
 18:00🇪🇺3月卸売物価指数:★★
 18:00🇪🇺4月消費者物価指数・速報値:★★★★
 21:30🇺🇸4月雇用統計:★★★★★
 22:45🇺🇸4月サービス部門購買担当者景気指数・改定値:★★★
 22:45🇺🇸4月総合購買担当者景気指数・改定値:★★★
 23:00🇺🇸4月ISM非製造業景況指数:★★★★

■今週のテーマ・値動き材料
 🇺🇸🇨🇳米中貿易摩擦・対立問題
  🛢️原油を中心にしたコモディティ相場(要注目)
  🇺🇸米長期金利の動向(要注目)

日本が休みなのにメチャクチャ指標がある件について。。。しかも、5月1日からは中国も労働節でお休みとなります・・・流動性(トレード成立のしやすさ)がめっちゃ低下するやつやこれ

まぁこういった休みに備えた動きなのか、先週はある程度ポジション調整のような動きもありましたけどね。為替相場を全体的に見れば円高・ドル高という流れでした。積み上がり過ぎた円ショートの巻き戻しもあったように思います。

そして、ドル高については、ユーロが弱過ぎるというべきなのかもしれません。繰り返している通り、ユーロには買い材料がありませんから、なんだかんだ売られてしまうという流れ。買い材料が出るまで、この流れは変わらないでしょう

で、今週についてですが、先々週、先週と米国指標がこの上なく好調でも、ドルは円に対して伸びきれずにいます。背景には、これも再三指摘している通り米長期金利(10年債利回り)の低下があり、これはFRB(米連邦準備制度理事会)の政策スタンスが変わらない限りは弱いままでしょう。

日本は金融政策は手詰まりで金利が上昇しそうな懸念もあり、日米金利差が縮小する中でドル円が上値を伸ばしていくのは至難という見方かと思います

ただ、今週はご存知のようにFOMCがあり、ここで政策スタンスに変化の兆しがあって米長期金利が急騰するのであれば、対円で一段高も考えられますので警戒しておきましょう。

もっとも、今の相場はゴルディロックス(適温相場)を前提とした値動きですから、金利が上がれば上がったで株価がネガティブに反応しそうで、そうすると株安からの円高でドル円は結局伸びきれずと・・・円高になるのは時間の問題のような気がします

また、株価についてはS&P500やナスダックが史上最高値を更新するなど米株は絶好調!もっとも、NYダウは最高値近辺で伸び悩んでいますから、一旦は調整を必要としそうですね。

そこで気になるのがセルインメイ(Sell in May, and go away! Don’t come back until St Leger day.)の格言ですね。5月に売って去り、9月まで戻ってくるなと・・・

トレード戦略:円高リスクに気をつけながら流れには逆らわない!

わざわざ流れに逆らう必要はないですからね。先週末は円高の流れの巻き戻しもあり円安に振れましたが、相場全体を見ればまだまだ円のダウンサイドリスクはあります。

米中貿易交渉も結論は出ていませんし、これからは日米通商交渉でシビアな要求が突きつけられるでしょう。来月、5月18日には対中関税をはるかに上回る影響があるとされる対日・対EUの自動車関税の判断が下されることになります

それにセルインメイの格言、米株のバリュエーションがかなり高まっていることを踏まえると、円高リスクは結構あるように思います。

なので、トレード的には円高リスクを意識しつつ、今の流れに逆らわないでトレードしていくことを想定しています。引き続き、ユーロ円のショート・戻り売りは有力でしょう

ドル円(日足)のチャート:外為どっとコム

先週のドル円は年初来高値を更新直後に反落し、ズルズルと値を下げて200日移動平均線(111.509円)を割り込む場面もありました。やはり円高リスクも意識されているでしょうし、米長期金利が低下し続ける中で、これ以上の上昇は厳しいということなのでしょう。

円高リスクを踏まえれば戻り売りを試したいですが、ドルそのもののトレンドはドル高ですから、かなり悩ましいですね。110.90円ぐらいに損切りを置いて軽く買って下がれば買いポジを追加しつつ、112.00円前後を目標に利食い。

あるいは、戻りを待って112.00円手前から売っていくといった感じでしょうか。個人的にはトレードをしたい通貨ペアではないですね。ドル円難しスギィ!

ユーロドル(日足)のチャート:外為どっとコム

ユーロドルは下値にも限界はありそうですが、まずは1.100ドルといった大台の節目が意識されていることでしょう。上値に関しては、まずは21日移動平均線(1.12340ドル)まで戻しきれるかどうかといったところです。

1.118ドルから21日線にかけては強めのレジスタンスゾーンとなりそうなので、軽く売りつつ、1.118〜1.123ドルレベルでは少し厚めに売っていくといった感じです。

短期なら1.125ドル台に乗せてきたら一旦損切り検討。まぁ長い目で見るなら200日移動平均線(1.14264ドル)をブレイクするまで、ひたすら売り続けるというのも良さそうです。

ユーロ円(日足)のチャート:外為どっとコム

ユーロ円は200日移動平均線(127.419円)を損切りラインとして売っていきたい。先週末はボリンジャーバンド−2シグマ(124.029円)に支えられましたが、依然として年初来安値の123.653円はターゲットでしょう。ここを抜ければ、いよいよ120.00円の大台の節目ラインが見えやすくなります。

具体的なトレード戦略としては、現状の水準から軽く売りつつ、89日移動平均線(125.246円)や21日移動平均線(125.451円)、一目均衡表の基準線などが入り乱れる125円前半から半ばにかけては厚めに売りポジを追加したいところでしょう。

ポンドドル(日足)のチャート:外為どっとコム

ポンドドルは一旦底打ち感も。まぁ合意なき離脱でも1.250ドルが底とされていましたから、下値余地は小さいですしね。そもそも、合意なき離脱もある程度は織り込まれていますから。

方向性としては上方向を見込んでいますが、現状は引き続き中途半端で手が出しづらいです。引き続きブレグジット、英国の政局に絡んだ動き次第でどうとでもなりそうですが、最低でも200日移動平均線(1.29620ドル)をしっかり回復するか、できれば1.303ドルぐらいを回復したのを確認して、追いかけていきたいですね。

大体こんなところでしょうかね。週明けはスペイン総選挙の結果などでユーロが動いていくことになるとは思いますが、とりあえず戻せばすかさず売っていきたいと思います。

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