日銀の次の一手は消費増税先送り!ゴールデンウィークの円高リスクは?

日銀の次の一手は消費増税先送り!ゴールデンウィークの円高リスクは?

黒田日銀総裁の記者会見中、やや円高が進みましたね。ユーロは相変わらずズブズブで、ユーロ円は125円台を割り込んで沼モードに

久々に喜びの声も届けられて何より!まぁ当たった時は100倍ぐらいに言いますw で、やはり日銀の手詰まり感が目立ち始めましたね。手詰まりというより、FRB(米連邦準備制度理事会)やECB(欧州中央銀行)が緩和的なスタンスに傾く中で、何もしない日本銀行といった感があります。

日米首脳会談に向け、茂木大臣も25日に米国に出発し、ライトハイザーUSTR代表(通商代表部)と近く再会談の予定ですし、自動車関税も来月5月18日までに判断が下されますから、それらも含めてGWの円高リスクになるのかなと思います

何もできない日銀!消費増税先送りが支えに?その後は米経済次第で…

日銀イベントについては後ほど詳しくまとめますが、やはり何もしなかった、できなかったという印象でした。記者からも今回の決定は金融緩和なのかという質問がありましたが、黒田総裁はあくまでフォワードガイダンスの明確化であると答えています。

また、超低金利政策についても、前回の「2019年10月に予定されている消費税率引き上げの影響を含めた経済・物価の不確実性を踏まえ、当分の間」から、「少なくとも2020年春頃まで、現在のきわめて低い長短金利の水準を維持」に修正…

これは一見すると延長と受け止められましたが、ここでも黒田総裁は延長ではなく、短く市場が受け止めている懸念があったため、明示化したと答えています。

実質的には緩和政策継続というか、日銀は物価見通しも引き下げていますから、日本経済の停滞感は明らか。目標は達成できる見通しが立たず、それでも次の一手がないのは、もはや手詰まりというほかないでしょう

それでも、噂されている消費増税の延期、今年7月に行われる参議院選に合わせた衆参同日選が実現すれば、十分、政府、そして日銀の次の一手になり得るとは思います。実現すれば円相場の支えになるでしょう。

一方で、冒頭でも書いたようにFRBやECBが緩和スタンスを継続なら、消費増税延期で支えられても遅かれ早かれ最終的には円高になっていく可能性が高いのかなと思います

なんだかんだパウエルFRB議長の本音は利上げだと思うんですけどね。それでも、このまま株価も上がって米国の経済指標も強い状態が維持されれば別として、指標が悪化すれば嫌でも緩和・利下げの催促相場が始まるような気がします。

パウエルが昨年末から年明けにかけて、政策スタンスを180度転換して株価を支えたのは記憶に新しいところ。そこには、トランプ大統領の圧力というよりは、市場の圧力に屈した感がありますからね

次回、株安が加速すれば利下げまであり得るかなと。そして、利下げした暁には再び米株は天井をつけ、バブル崩壊・・・そんな流れがありそうです。

とりあえず、引き続き米指標には注目しておきたいところ。もっとも、1〜4月分ぐらいはかなり強めだったので、今週末の米GDP速報値が強めの結果でも、サプライズではないでしょう。ドル円は動かない可能性が大かと。むしろ、5〜10月の指標が出てくるあたりが勝負かなと考えています

引き続きユーロ円のショート・戻り売り!GWの円高は織り込み不足?

まぁトレード戦略的にはユーロ円のショート・戻り売りを引き続き試していきたいところでしょう。

繰り返している通り、今はユーロを買う理由がないですからね。米国の経済指標が下振れて、欧州の経済指標が上振れる・・・そんな流れになれば反発する場面もあるかもしれませんが、目先は米国堅調、欧州停滞という流れが続きそうですからね。

流石にユーロ安にも限界がありそうなのですが、本質的に買えるわけではないのでユーロは戻り売り意識

そして、クロス円に関しては低いボラティリティの中で続いたキャリートレードにより、溜まりに溜まった円ショートの急な巻き戻しがありそうですからね。今週はGWに備えて少し修正していますが、まだまだ円高リスクへの織り込みは足りないでしょう。

80円台を超えていた豪ドル円が急速に巻き戻されたような動きが、材料次第では一段と強く出る可能性があります。不幸なことに豪ドル高で上値を伸ばしている部分もありますからね。ドル高が加速して豪ドルが売られ、さらに円高が加速すれば・・

ドル円:引き続き112.00円に絡んだ値動きが続きそう、結局モミ合い

未明に年初来高値を更新した時は、もう一段あるかとも思ったんですけどね。ダメでした。何度も書いてますが、米長期金利(10年債利回り)は下がってますからね。日米金利差が縮小する中で、ドル円の上値は限界ということなのでしょう。

ドル円(日足)のチャート:外為どっとコム

一旦、高値を更新したことで上値は軽くなっているとは思います。もはや上値の重さどうこうというより、112.00円近辺の引力が強すぎて、どうにもならない感じですね。

何事もなければ引き続き111.80〜112.20円レベルでの値動きを続けそうです。このモミ合いを意識して1〜5pips抜きとかで延々とチマチマやっていくしかないでしょうね。特段、トレードしたいとは思わない通貨ペアに。

ユーロドル&ユーロ円:下値にも限界はありそうですが、基本は下方向

まぁ1ユーロ=1ドルっていうパリティ水準(等価)は相当遠いと思うんですけどね。なので、下値も自ずと限られそうなので突っ込み売りは避けたいですが、基本的には下落トレンドという流れなので、それには逆らわずでしょう。

ユーロドル(日足)のチャート:外為どっとコム

ユーロドルは1.120ドルの底堅かったラインを大きく割り込みました。まぁ突っ込み売りも怖いので、まずは1.118〜1.120ドルぐらいでの戻り売りを試したいところでしょう。

まぁ日足ベースで見る限り、戻したとしても1.12ドル台半ば、1.126ドルレベルがせいぜいといった印象で、この水準で売りポジションを少し厚めに追加する感じで見ています。

ユーロ円(日足)のチャート:外為どっとコム

ユーロ円は、125円台を割り込んで完全に沼モードとなりました。仮に89日移動平均線(125.270円)を越えて126円台に復帰しても、モミ合いの域を出ませんからね。まずは軽めに売りつつ、89日線手前や126.00円手前で厚めに売りポジ追加といった程度です。

すでに先月安値の123.653円はターゲットでしょう。ここも抜ければ、いよいよ120.00円の大台節目が意識されそうな流れ。

短期の場合、どこに損切りを置くかはかなり悩ましいですが、89日線ブレイクが1つのメドにはなるでしょう。ゆきママは少し長めで見て、200日移動平均線(127.453円)を越えるような値動きにでもならない限りは売り続けたいと考えています。

ポンドドル:英議会も停滞で目先は材料がなくズブズブと下げる展開…

またまたまたまたまた、何度目かのメイ首相降ろしの失敗。膠着感が強いですね。何か明るい材料が出ればバーンと跳ねそうですが、今は見当たらない状況。ドル高も相まって苦しい値動き担っています。

ポンドドル(日足)のチャート:外為どっとコム

下げ余地は小さいと思いますが、200日移動平均線(1.29624ドル)を割り込んでいますからね。少なくとも、ここを復帰するまでは買えないでしょう。というか、できれば1.300ドルの大台の節目を復帰して小じっかり、1.303ドルレベルまで戻ってこないと買う気はしないですね。

あるいは、もう一段ぐらい下押しした場合、1.280ドルレベルで軽く買っていくとかでしょうかね。とりあえず、今は中途半端過ぎて手が出せません。様子見です。

大体こんなところでしょうか。ようやく相場が動き出し、少し稼げたので精神的に安定してきました

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