オシレーター系テクニカル指標のRSIは、テクニカル分析で相場分析をたしなんでいる人ならば、誰しも一度は手にしたことがあると思います。
FXトレーダーにとって無くてはならないテクニカル指標の一つであり、その手法や実績も多く存在する人気の高い分析ツールです!
使い方によって、FX初心者でも利益を狙えたり、FXのスキルアップができたりします。
ここではRSIの基本的な特徴や使い方、手法などもまとめてみました。RSIの特徴や手法などをしっかり理解して、正しい使い方を身に着け、上手にトレードしていきましょう!

【 テクニカル分析って難しいイメージだけど、RSIは初心者でも簡単? 】

【 はい、RSIはわかりやすいので人気のテクニカル指標なんですよ。
うまく使えるようになるだけで、これからのトレードの勝率が変わります! 】
RSIってどんなテクニカル指標?

RSIは、「買われすぎ」と「売られすぎ」の状況を表してくれるオシレーター系のテクニカル指標です。
考え方の基本は簡単で、
- 高値圏で売りを考える
- 安値圏で買いを考える
ただこれだけです。
FXに使うテクニカル指標は、一見複雑で慣れないうちは判断に困るものが沢山あります。
しかしRSIは本当にシンプルで、見るだけですぐに分析出来てしまう、一目瞭然でサインの判別がつく便利なテクニカル指標なんです!
使い勝手の良さのおかげで、他のテクニカル指標と融合させたり、短期的だけでなく中期的なトレードにも使ったりと、幅広いトレーダー層から支持を得ているテクニカル指標といえます。
もちろんオシレーター系ゆえ、使える相場や機能しない相場もありますが、それはRSIがどんなものかをちゃんと知っておけば十分に対処できるものばかりです。
使える時にしっかり使って、使えない時には使わない!
これさえ守ればシンプルなRSIでも大きな利益をもたらす、この上ない相棒となってくれることでしょう。
一時期わずか3ヶ月で10万円を6億円にしたトレーダーがいるとネットで騒がれたことがありましたが、その6億円稼いだトレーダーの手法もRSIを使ったトレード手法(※)でした。
RSIを上手に使いこなすことが出来るなら、最強ツールになりうるかもしれませんね。
RSIの設定期間・売り買いのサイン・計算式
RSIの数値は0~100%の間で表され、30%以下の数値は売られすぎ、70%以上の数値は買われすぎを表します。
この「売られすぎ」や「買われすぎ」の判断は、投資家によっては売られすぎを20%とし、買われすぎを80%としている場合もあります。
また、「RSI」はある一定期間の変動幅の中でどの位レートが上下しているのかを0%から100%までの中で計るものです。
一般的なRSIの設定期間は、14日間とされています。
【RSIの計算式】
n日間の値上がり幅÷(n日間の値上がり幅+値下がり幅)
RSIが効果的な相場とは?

RSIはオシレーター系ですから、やはり逆張りを狙うものです。
逆張りを狙うとは強いトレンドが出ている時には向いておらず、RSIに適している相場は、「レンジ相場」となります。
RSIの基本的な使い方はレンジ相場の中で、レンジ上限から下限の間の動きを狙うことがメインになりやすいです。
ただ、トレンドに乗るトレードはできませんが、トレンドの初動を掴むことは可能です。
トレンドが転換する時は、もっと短い時間足の中で保ち合ってから反転することが多くあります。
もっと長い時間足での方向性や反転の可能性などをしっかり確認しておき、「RSIは長期足のトレンドに対して、常に順張りエントリーしかしない」やり方も効果大アリではあります。
RSIに適したトレードスタイルと時間足

短期的に素早く判断する能力が問われますので、決済する場所も最初から決めておき、値動きの状況によって俊敏な判断をするのが望ましいでしょう。
そのような観点からいえば、スキャルピングやデイトレードで使うのに適しています。
もちろんそれ以外のスタイルにも活用はできますが、中長期的なトレードの場合、
- 損切りポイントの判断が難しいこと
- ファンダメンタルな部分が深く関わってくること
により、テクニカル分析で大局を見極める必要があるので、オシレーター系に頼ってのトレードはあまり向いていません。
ある一定の値動きの範囲内でトレードを考えることが王道なので、反発サインを教えてくれるオシレーター系のテクニカル指標がもってこいなんです!
時間足については、スキャルピングかデイトレードかにもよりますが、RSIを使っているトレーダーは、1時間足で方向性確認して15分足や5分足でトレードする方が多いようです。
オシレーター系のテクニカル指標はダマシが多いといわれています。
短すぎる時間足でのトレードは勝率も低くなりがちになり、長時間足は誤差が大きくなってしまうので、どの時間枠が一番自分に適しているか、検証を重ねて一番良いと思える時間枠をみつけてくださいね。
あなたはRSIに適してる?
RSIはシンプルなテクニカル指標なだけに、上手に使えば大きな利益を挙げることができますが、使い方を間違えると簡単に損失を出してしまう可能性もあります。
人気があるからといってやみくもに使ったところで、利益を出せるようになるどころか、逆に負け続けてばかりのトレードをしてしまう結果にもなりかねません。
RSIは誰にでも向いているテクニカル指標ではなく、向き不向きがあります。
どんな人がRSIに向いているのか、向いている人の特徴をまとめてみましたので、RSIを使うべきか迷っている方は要チェックです。
トレンド初動をきっちりつかみたい人
ある程度の基本的な知識さえあれば、誰でもトレンドに乗ることはできますが、簡単そうに見えても次のような失敗をすることも多くあります。
- わかっていてもトレンドに乗り遅れる
- ここだと思ったエントリーポイントが実はトレンドの転換点だった
でもトレンドの始まりをしっかり掴むことができれば、リスクを最小限にしてトレンド転換点までしっかりと利益を伸ばせられます。。
もちろん簡単ではありませんが、RSIを上手に活用することによって利益を得る可能性は大いに広がるでしょう。
具体的な使い方は、まず為替の基本として「トレンド→レンジ→トレンド」の組み合わせを1サイクルとして繰り返します。
このサイクルの中の「レンジ」になった時にRSIを上手に使い、次のトレンドが出る可能性がある方向へのエントリーを軸としてトレードしましょう。
例えば、上昇トレンドから下降トレンドに変わる時のレンジでは、レンジ上限付近とRSIの買われすぎサインでショートします。
その逆もまた同じですね。うまく行かなくてもレンジの値幅は最低限狙える範囲ですし、損切りもエントリーポイントからそう離れていないところで判断できます。
もし勢い良くレンジを抜けてくれれば、天底取れているわけですから、利益を大きく伸ばせるのは確実ですよね!
トレンドに乗ることには向いていないRSIでも、使い方次第ではトレンドの初動から乗ることができる強力な武器にもなるわけです。
「一定の値幅だけでなく、その後の大きな動きをしっかり予測して、いち早くトレンドに乗りたい」という方は、ぜひこういうRSIの使い方も研究してみてください。
淡々とエントリーと決済ができる人
レンジ相場ならRSIはとても有効で勝率はアップしますが、トレンドが出てしまった場合、RSIだけでは判断できなくなります。
反発を狙うRSIなので、順張り方向へ伸びてしまった場合は、甘い考えを持たずにすぐに損切りすることが必要です。
せっかくエントリーしたのに、「トレンドが出てしまった」あるいは、「エントリーした付近の高値や安値を超えてしまった」場合は深く考えず、「底を超えたから切る」感覚ですぐにでも損切りして、次のチャンスを待ちましょう。
エントリーに関しても同じことで、「ここでエントリーして大丈夫かな?」と不安に駆られる気持ちは理解出来ますが、テクニカル指標でサインが出ているならそれはチャンスです。
感情に囚われず機械的にトレードしましょう。そのチャンスを逃す方が、大きな損失になります。
RSIは多くの人が使っているため、当たりやすい事もあれば、外れることもあります。
- 「ここで売る」や「ここで買う」など、エントリーポイントを厳守する
- そして決済するポイントも予め決めておく
- 損切りするラインを決める
これらのルールをトレード前に決めておき、守りつつトレードすることでRSIはFXにおいて大きな役割を果たしてくれるでしょう。
無機質なデータでのテクニカル指標を使う以上、感情に左右されず、技術的思考で決断し続けることがRSIを使いこなす秘訣となります。
値動きが少ない時や、相場分析が困難な時もトレードしたい人

よくいわれるポジポジ病の人は、だいたいこの傾向にありますね。
何も根拠もなしに、ただエントリーする、もしくはしなければいけないと勘違いして、無駄なエントリーを繰り返してしまう人です。
FXで大きく利益を上げるためには、流れに乗ることが王道ですが、いつでもビックウェーブを運んでくれるほど、為替は甘い世界ではありません。
でもポジポジ病の人だってRSIを使えば、どんな相場状況でも利益を上げる術を知る、凄腕トレーダーへと変化を遂げることも可能なんです。
RSIが有効なのはレンジ相場ですので、レンジの時にRSIを使って上手にトレードしてみましょう!
ポジポジ病の人が陥る罠は、相場分析で判断できない時でもついついエントリーしたくなる感情によるものです。
しかし、わからない相場ってレンジになっている可能性が高いので、RSIを使ったトレードに切り替えれば、突破口をみいだせることもあります。
「トレンドが出ている時はその流れに乗り、トレンドの判別が難しい時はRSIを使った逆張り順張りトレードをする」
このことを意識したトレードを心掛けることで、闇雲にエントリーしなくても済みます。
RSIをうまく使った手法


ダイバージェンスとは価格は高値を更新しているのにRSIは下がっているケースや、逆に安値を更新しているのに、RSIが上がっている状態で、その後価格がRSIの方向へ動きやすくなる現象のことをいいます。
RSIを使ったトレードをしている人であれば誰もが知りうる知識であり、勝率が高いトレードでもあるのでぜひ覚えておきましょう。
RSIはトレンドには乗れなくても、トレンドの初動を掴むことができるのは前述通りですが、このダイバージェンスを意識することで、トレンドの初動が掴めるようになります。
色々な時間足についてもいえますが、上昇トレンドや下降トレンドの時は、直近高値や安値を更新していくものです。
前回の高値や安値を更新したにも関わらず、RSIの山谷の位置が逆に下がっていたり上がっていたりした場合、そのタイミングこそが絶妙なトレンド転換の起点となることが多くあります。
そのときに逆張りを狙ってエントリーすれば、上手くいけば天底を狙ったトレードになるのです!
この手法は実に勝率が高いトレードですので、RSIを使ったトレードを検討中であれば、ぜひ身につけてくださいね。
RSIにトレンドラインを引く
わずか3ヶ月で10万円を6億円にしたと一躍有名人になったトレーダーが使っていた手法が、このRSIにトレンドラインを引く手法でした。
一般的にはトレンドラインはローソク足に引くことが多く、テクニカル指標にトレンドラインを引くなんてことは、あまり聞きなれないかもしれませんが、ラインの引き方はローソク足に引くよりも簡単です。
「RSIの山や谷を結んでトレンドラインを引き、底をブレイクアウトしたらエントリー」するという、ただこれだけの作業です。
たったこれだけのことで、3ヶ月で6億円を稼ぐなんてありえないですよね。これぞまさにシンプルな分析を極めた人、この一言につきます。
このトレーダーは日足でやっていたようですので、きっと中長期的なトレードでRSIを使っていたのだと思います。
短期的なトレードは騙しも多いので、3カ月で6億とはいかなくても、かなり有効なトレード方法なのは間違いありません。
ボリンジャーバンドとの併用

RSIを使ったトレーダーの中でも、ボリンジャーバンドとの相性がいい!と絶賛して併用しているトレーダーはたくさんいます。
RSIは高値圏や安値圏での「売られすぎ・買われすぎ」の判断や、中心線からの位置によって相場の方向性を探ることができますが、時と場合よっては、天井買いや底売りになってしまうこともあります。
RSIの中心線をまだ下に抜けていないからロングで良いと思っていたら、すでに下落が始まっていたなど、RSIだけでは騙しが多いのも事実ですが、そのダマシを解消してくれるのが、ボリンジャーバンドです。
RSIでは中心線を抜けていなくても「ボリンジャーバンドの中心線は抜けていた」場合に、ボリンジャーバンドの流れ通りに動くこと(バンドウォークと呼びます)が多くあります。
また、RSIはトレンドが始まってしまうと機能しなくなりますが、そのトレンドが始まるのか、それとも反発するのかは、ボリンジャーバンドで判断できますので、
- ボリンジャーバンドで反発を確認したらRSI通りの逆張りをする
- トレンドが発生してしまったら、ボリンジャーバンドに従って順張りトレードをする
こういうやり方だけでも、十分に利益を出せるようになります。
RSIだけでは判断に悩む相場の方向性であっても、ボリンジャーバンドを併用することで、より正確に近い相場分析ができるようになるので、RSIにオススメのテクニカル指標といえます
さらに、相場が大きな上昇や下降を続けている時(大きなトレンドがある時)も、逆にダマシになりやすいので要注意です。
こういう時は、順張り系のテクニカル指標である「MACD」などを併用して、予測の精度を高めることが大切となります。
「MACD」についての詳細はこちらの記事をご覧ください。
初心者こそ使うべき!考えるな、感じるんだ!テクニカル指標厳選8! | 秘密の情報局(FX版)
- RSI80%越え、ボリンジャーバンド+2σ越え→売り
- RSI20%割れボリンジャーバンド-2σ割れ→買い
上記のように、両者のシグナルが重なったところで逆張りする手法を使うと、予想の精度を高めることができるでしょう。
FXのRSIの意味と使い方:まとめ
- RSIはオシレーター系テクニカル指標
- 30%以下の数値は売られすぎ、70%以上の数値は買われすぎと判断する
- 「高値圏で売り」「安値圏で買い」
- 設定日数は14日間
- FX初心者でも、ポジポジ病の人でも誰でも簡単に使える
- 逆張りを狙うものなので、レンジ相場で役に立つ
- スキャルピング・デイトレード向き
- ダイバージェンスは相場の天井や大底をとれえるポイント
- RSIにトレンドラインを引く
- ボリンジャーバンドとの併用で、予測の精度を高められる
RSIはFX初心者でも簡単に見分けることができるため、非常に人気のテクニカル指標です。
テクニカル分析でわからなくなった時に見れるよう、ブックマークして対処してみてくださいね!
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なおこちらの内容はhttps://www.projectcairo.orgを参考にしております
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