米3月雇用統計の展望とドルが下がらない理由について

米3月雇用統計の展望とドルが下がらない理由について

ジブリ作品が放送される日の雇用統計は円高になりやすいというアノマリーがあるんですね

雇用統計の展望やトレード戦略については、まずは以下の記事もお読みいただければと思います

ドルが下がらない理由って、やっぱりユーロが売られまくってることでしょうね。日米金利差とドル円のスプレッド(差)がドンドン拡大していくとは思いませんが、短期的には上方向を見込むしかないと思っています

米長期金利が急落してもドルインデックスは昨年と変わらないまま…

MONEY VOICEさんの記事でもちょろっと書きましたけど、昨年のピーク時から米長期金利(10年債利回り)が1%近く下がったのにも関わらず、ドルインデックス(主要通貨に対するドルを指数化したもの)は高値圏を保ち続けてるのが驚きなんですよね

上・ドルインデックス/下・米長期金利の(日足)チャート:TradingView

米長期金利が大幅に下がったのに全然ドル安になってはいないと。日米金利差の縮小が進む中で、ドル円は昨年とほとんど変わらない水準を維持していると。で、その要因が何かと言えば、やっぱりユーロ安が大きいでしょう。

株高リスクオンの円売りも支えになっているとはいえ、それ以上に本質的にドルインデックスが高いままなのは、ドルに次ぐ通貨シェアを誇るユーロが売られ続けているのが影響しています

まぁ今月下旬には日米首脳会談もあり、5月18日にはトランプ大統領が自動車関税について判断しますから、いよいよ関税引き上げとなれば自ずと円高圧力はかかりそうですけどね。

それでも、それはまだちょっと先の話。今はクロス円を含めてドル円相場が円相場の全てを担っていますから、ユーロドルが停滞している限りはドルの大崩れはなく、ドル円も底堅いままでしょう。もちろん、株安などリスクオフ材料が出てくれば別ですが。

全戻し想定!予想を多少下回る程度なら押し目を狙いたい

ドル円は非農業部門雇用者数(NFP)や平均時給が下振れて押し下げられるのを期待しています。まぁ恐らく米中貿易交渉の進展期待もあるので大崩れはないかなと。全戻し期待で押し目を狙いたいところでしょう


ドル円(日足)のチャート:外為どっとコム

具体的なトレード戦略は、

111.00円の節目や21日移動平均線(111.072円)が支えとなる111円台前半、111.20〜111.30円では軽く押し目を狙ってみたいところ。

この場合、一目均衡表の雲上限(110.751円)や89日移動平均線(110.700円)割れが損切りメドとなります。利食いに関しては30銭ぐらいの値幅を目標にしようかと。

よほどの結果にならなければ、せいぜい30〜50銭程度の値動きというのが最近の雇用統計なので、まずはあまり期待せずチャンスがくればでしょうね。

で、どれぐらいの下振れまでなら押し目なの?という疑問もあると思いますが、先月分のNFPが大きく上方修正されずに今回のNFPが+10万人を下回った時や、平均時給が前年比で−0.3%以上、予想を下回っていた場合は慎重に様子を見たほうが良いでしょう。これ以外なら押し目チャンスの認識ですね。

まぁNFPに関しては、先月が+2.0万人という数字だったので、前回分に大きな修正がなければ、大きく上振れる可能性がありますが、平均時給が事前予想並み(前月比+0.3%・前年比+3.4%)だった場合は、追っかけ買いは少し注意したほうが良いかもしれません。

両方予想を上回っていれば、素直に追っかけていきたいところではありますが、111.80〜112.10円のレジスタンスゾーンも、それなりに強力そうではありますからね。

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なおこちらの内容はhttps://yukimama.netを参考にしております

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