【知ってる!?】FXと原油価格の相関性を解りやすく解説!

【知ってる!?】FXと原油価格の相関性を解りやすく解説!

為替レートと原油価格は、非常に相関性が高いことが知られています。

原油だと先物取引にカテゴライズされ売買されていますが、この先物価格の変動を知っておくことでFXに役立つことがたくさんあるんですよ!

あ、先物取引だとか、なんだか胡散臭い~・・・なんて敬遠しないでくださいねっ。

ちょっと知識として貯蓄しておけば、FXでもっと効率よく稼げるかも知れないFXと原油価格の不思議なポイントを紹介しちゃいます!

原油価格が上がれば景気が良い

まず最初に、原油価格が上がるときというのはどういう状況かを考えてみましょう。

原油は主に産業用燃料として製造、輸送現場など多くの場面で必要になります。

取引は先物取引になるので特に適正な固定レートなどはなく、その時々の需要により変動していきます。

つまり「原油の需要が高ければ価格は上がる」というシステムです。

景気が良ければ経済活動が活発なので、多くの場面で原油が必要になり、需要が増えて原油価格は上昇します。

そこにそれを見越した投機マネーの取引も加わりますので、景気が良い、または景気が改善する見通しがあれば原油価格はどんどん上昇していくわけです。

 原油価格が下がれば景気が悪い?原理

ではその逆で景気が悪ければ原油価格は下がる、と単純に考えられそうですが原油価格の下落については必ずしも景気だけがかかわるものではありません。

1つがアメリカのシェールオイルの影響です。

アメリカでは原油に変わりシェールオイルが燃料として活用されるようになりましたが、そのため原油の需要が著しく低下しました。

資源シェールオイルの登場で、石油に代わる資源が出来て良かった!と世界中の人々はたいそう喜びましたが・・・もちろん面白くない人達もいたわけでして。

シェールオイルがこのまま売れ続ければ、原油産出国(例えばサウジアラビアとか)は、大変困りますよね!

「これではいけない!」と思い立った原油産出国(主にサウジアラビアとかね)は、原油を増産して価格を落としシェアを維持する方針を取ったため、燃料の需要はあるけど原油価格が下がるという笑っちゃうような現象となりました。

このように原油価格の動向は、技術革新や算出状況等も影響してきますので、燃料に関わるニュースやOPEC(石油輸出国機構)の会合等も見ていかなければいけません。

原油価格が上がる場面では資源国通貨・利上げ政策国が買い

原油価格が上がれば、原油や鉄鉱石等を輸出する資源国通貨が買われます。

(もちろんその逆もありで、今回の原油安で資源大国であるロシアは大打撃を受けましたよね。原油安の煽りをもろに受けた為に、ロシア通貨は売られて経済悪化となったわけです。)

原油の需要が上がるということは、単純に産出国の経済が潤いますし、他にも資源を精製した製品を作る需要がある、というのが理由です。

ですからFXで考えると原油価格の上昇局面では、カナダドルやオーストラリアドルが狙い目になってきますし、また原油価格の上昇は資源国のインフレの加速を呼びます。

そして景気が良い国では物価上昇を制御するための利上げが早くなるという思惑から、先取りでその国の通貨が買われる事が目立つようになるのです。

逆に資源を輸入に頼る国では資源価格の上昇が経済活動の鈍化を招く可能性があるため、売り材料と判断されることがありますので注意が必要です。

原油価格と円の関連性

日本の場合、原油価格が下落すればするほど貿易収支・経常収支は良くなります。

震災で原発を止めることになったのは記憶に新しいと思いますが、これにより国内で不足する燃料の代替えとして原油やガスなどを輸入した為、それまで貿易黒字国だった日本ですが、一気に貿易赤字国へと転換しました。

つまりこういうことです。

輸出<輸入=お金の入りより出ていくほうが多い=赤字

海外にお金を支払うほうが大きければ、円でドルを買い、そのドルを海外の支払いにあてているわけですから、円売りドル買いの構図が出来上がってしまいます。

ということは、貿易赤字国になったということは、円安体質になったんだということがわかりますね。

しかし近年シェールオイルの登場で原油安になった為、日本は昔のような貿易黒字国に再び返り咲くことが出来ました!

やったー!債務よりも、債権・・・つまり収入のほうが多くなった!

ということで貿易黒字国はこうなります。

海外は日本に支払いするために、自国通貨でまずドルを購入し、そのドルを売って円を買うという、ドル売り円買いの状態(つまり円高)に外貨を円転し日本に入ってくる、要するに円高体質へと体質改善出来たわけです。

但し現在の日本は、貿易赤字が出る月もあれば貿易黒字が続く月もあります。

貿易収支が不安定な理由として、少しずつ原油が高騰してきていることや日本の輸出量そのものは過去と比べてもさほど増えていないこと、あと円高の時にその対策として海外に工場を移設するなどして円高対策を講じていたことから、昔のように貿易黒字になっても巨額な利益が出るほどではないみたいです。

昔の日本と輸出量は変わらずで、輸入量は間違いなく増え続けているわけですから、原油のちょっとした動向で日本円の相場が荒れてしまうのは大いに頷けますね。

このような相場分析はテクニカル分析にはありませんが、やっぱり参考程度にこのような世界情勢を理解しておくと日本円の動向が面白く感じますよ。

結局相場の世界って大きなお金が動かないと相場も変動しないわけですから、一個人がお金をどう動かすかではなく、国家レベルでお金がどう動くのかを勉強することも大局をみる意味で知っておいてほしいなと思います。

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