【ブレグジット】4月12日までの離脱延期が決定!合意なき離脱の可能性は高まったか?

【ブレグジット】4月12日までの離脱延期が決定!合意なき離脱の可能性は高まったか?

正式決定ではなく、草案ではそうなったということではありますけどね。とにかく、3月29日の期限が4月12日まで延長されることにはなったようです。

そして、草案では以下のようになっています↓

EU首脳会談・ブレグジットに関する草案
3月29日の離脱期限を4月12日まで延長する
来週中にブレグジット協定案を可決した場合のみ、5月22日までの延期を認める
・再交渉はしないまぁ厳しいですね。4月12日までに可決できない場合は再度延長を申し入れることになるでしょうが、そうなるとEUサイドは1〜2年の長期離脱期限延長と欧州議会選挙への参加を求めることになるのかなと。短期間で決まらなかったんだから・・・と。

いずれにせよ、11日までに決まらない場合は明確な方針を示すことを求めており、つまりはEUが選択を迫ることになるでしょう。合意なき離脱か、それとも長期離脱延期で欧州議会選挙に参加するかの2択ですね。

仮にこの長期延期&欧州議会選挙参加を英国サイドが突っぱねるのであれば、合意なき離脱ということになるでしょう。

もちろん、来週中、4月12日までにブレグジット協定案を可決する可能性は残されていますが、DUP(国民民主党)や保守党内の離脱強硬派は合意なき離脱も辞さない構えでしょう。

第3回目の本採決に関しては、バーコウ英下院議長(議題の選択権有り)が難色を示していることからも実現にややハードルがありますが、おそらく実施されるのではないかと思います。

ただし、実施されても否決される可能性の方が高そうなので、本採決実施が決定したからといって焦ってポンド買う必要はないでしょう。

合意なき離脱の可能性は高まったが、依然としてメインシナリオではない

市場は合意なき離脱の可能性は低いと見ているのではないでしょうか、と言われましたが、それはその通りですね。これについては、言葉足らずで申し訳ないです。勘違いさせてしまったらすみません。

合意なき離脱の可能性が高まったとはしていますが、メインシナリオとしては英議会の妥結、あるいは長期延期からのブレグジットそのものを諦める可能性の方が高いのかなと思います。

やはり、なんだかんだ英議会も合意なき離脱は避けたいと考えていますし、DUPや離脱強硬派にとっても、おそらくここが正念場という認識を持っているでしょう。

以前にも書いた通り、DUP(国民民主党)や離脱強硬派にとって最悪なのは離脱できなくなることですからね。このまま、EUの誘導通りに進んでしまうと合意なき離脱か欧州議会選挙の2択で、前者になれば良いですが、後者になるとブレグジットそのものがご破算になる可能性もあるわけです。

合意なき離脱をするぐらいなら、国内世論も踏まえて離脱そのものを諦めた方が良いとする議員も一定以上いるわけで、そういう流れになると最悪ですからね。

なので、離脱を実現するためにしぶしぶブレグジット協定案に賛成し、妥結する可能性というのも十分残されています。

でも、それは離脱強硬派グループにとって最終手段ですから、とりあえず第3回目の本採決は否決して、第4回目でどうするか決めようとか考えていそうな気はしますねw

目先の展望・3パターン
・第3回目(第4回目?)の本採決で協定案を可決し、合意に基づく秩序だった離脱
・4月12日まで可決できず、欧州議会選挙への参加も断り合意なき離脱へ
・4月12日まで可決できず、長期の延長&欧州議会選挙に参加、離脱そのものがなくなる可能性

目先をパターン別に分けるとこんな感じです。ここからは英議会の動向次第でもありますし、合意なき離脱をできるだけ避けたいとする議員が多数派であることを踏まえると、合意なき離脱になる可能性は一番低いとは思いますが、これまでよりも合意なき離脱の可能性は上がっていると思います。

これまで合意なき離脱は10%もなかったのが20%ぐらいまで上がったのかなと、そんな感じで見ています。

短期的に上値に乏しいポンドは戻り売りか押し目をひたすら待ちたい!

まぁ少し長い目で見れば、ずっと押し目でついていく。最悪、合意なき離脱でもポンドドルは1.20〜1.25ドルという見方がありましたからね。ドル安が進んだ今なら、もう一段上かもしれません。そう考えると、押し目を狙う方が自然ではあります。

ただ、短期的には上値も乏しくなっていますし、目先で好材料が出てくる可能性は低いので短期は戻り売りを試したいところでしょう。ポンドに関してはこういう相場観で見ています。

ポンドドルはドル安の影響もあってこの水準。もしかすると、1.32ドル台まで頭を出してくる可能性はありますが、流石に1.33ドル台は材料的に遠い印象。上値も重くなってきそうですし、1.31ドル台後半からは軽く売って良いのかなと思います。

トレード戦略的には、まずは軽く売り持ちで50〜60pips程度の値幅を狙っていきたいところ。反発すれば50pips毎ぐらいにポジを追加して、1.33ドル台乗せならさっさと損切り撤退でしょうね。

200日移動平均線(1.29799ドル)を割り込むともう一段下げやすいですが、合意なき離脱が実際に発生しなければ、せいぜい89日移動平均線(1.29084ドル)が底という認識です。

ポンド円もFOMCから円高の流れにあるので、148円は遠い印象ですね。米指標が下振れて円高の流れになれば倍速で下げそうですが・・・逆パターンでポンド高も強まると倍速で上げていくのでハイリスク・ハイリターンではあります。

まずは21日移動平均線(146.711円)から147.00円乗せ辺りを損切りラインとしてショート、反発すれば40〜50銭毎に売りポジを追加したい。200日移動平均線(144.673円)辺りが引き続き底ですが、89日移動平均線(143.230円)を大きく割り込めば、底が見えなくなるでしょう。

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