海外の通貨でお小遣い稼ぎ?
こんなこと考えたことないですか?
家庭を持つとお金ってなかなか自由に使えないものですよね。
生活費が優先され、子供や将来のためならまだしも、気兼ねなく自分の趣味に使うことができる人はなかなかいません。
時間や手間をかけずにちょっとしたお金が欲しい、そんな思いを抱いているのなら、海外通貨でお小遣いを稼いでみてはいかがでしょう?
海外の通貨でのお小遣い稼ぎには、2つの方法があります。外貨預金とFXです。
海外の通貨を使うとはどういうことなのか、外貨預金とFXの違いなど、疑問点を解決して自分に合ったお小遣い稼ぎを実現しましょう。
外貨預金とは?
外貨預金とは、「外貨での預金」のこと。
円を外国のお金に替えてを銀行に預けておくことです。
通常、私たちの預金は「円」を預け、通帳の預金残高には「円」と明記されています。
これが「外貨預金」になると、通帳に「ドル」や「ユーロ」、「ポンド」で記載されることになり、要するに自分が持っている円を、一度外国の通貨に替えて外国の通貨として預金することなんです。
預金をすると利息を受け取りますよね。
その利息は、景気の良し悪しで各国が定める政策金利の影響を受けています。
2018年8月現在の「日本円」は0.1%と超低金利のため、銀行に預けていてもほとんど利息はつきません。
しかし、メジャー通貨である「米ドル」「ポンド」「豪ドル」の金利は、0.75~2.50%。
マイナー通貨である「トルコリラ」「メキシコペソ」「南アフリカランド」に至っては6.75~24.00%!
外貨で預金するほうがお得というわけです。
- 外貨預金の方が、利子がたくさん付いて、円で預金しておくより儲かる(内外金利差)
- 為替が変動すれば、もっと儲かるチャンスがある(為替差益)
以上の理由から、近年では円で預金するより外貨預金のほうが好まれる傾向にあります。
しかし銀行は店舗を持つためにどうしても多大な人件費がかかり、それを補うために高い手数料を取ります。
そこでFXの出番です。
FXはネットで売買するので、店舗や余計な人件費がかかりません。そのためかなり有利な条件で外貨の取引ができるのです。
FXについては後ほど詳しく説明したいと思います。
内外金利差について
内外金利差とは、「内=日本」と「外=外国」の金利の差を指します。
日本の金利はゼロ金利政策以降、0.1%でほぼゼロの状態が続いていますが、海外に目を向けると年率0.5%~5%、中には10%を超える金利の国もあります。(2018年8月時点)
日本で100万円を1年間銀行に預けても、利子は数千円しかつきません。
しかし100万円を外貨に替えて預金すれば、数万円の利子がつくこともあります。
だからわざわざ外貨で預金しようということになるんですよ。
ここでひとつ注意しなければなりませんが、海外で金利5%の国を見つけて預けたとしても、そのまま5%分多く儲かったとは言えません。
そのお金を日本で預けていたとしたら、0.1%の金利が付いたとしましょう。
その場合、プラスで儲かったのは5%-0.1%=4.9%となり、これが金利差ということになります。
0.1%だと大した金額ではないように思えますが、これが2%、3%になると影響が大きくなります。
もともと3%の金利で預金出来る人が、5%で預金できる通貨を買っても2%しか得をしません。
仮にその人が「5%で預金出来る通貨」を選ぶために2.5%のコストがかかってしまうのであれば、結果的に貰える利子は少なくなり、「損」をすることになります。
このように、「差」で考えないと、実態を正確に把握することは出来なくなるので、注意しましょう。
為替差益について
外貨預金をしているとき、うまく為替が動けば、金利とは別に利益を得ることができます。
具体的には、ドル預金をしている間に円安になったらさらに利益が増えるのです。
例えば1ドル100円のときに、持っている100万円をドルに両替すると、1万ドルもらえます。
この1万ドルを預金しておけば、当然利子をもらえます。
でもここで、相場が円安になって「1ドル200円」になったとしたら、どうなるでしょう?
持っていた1万ドルは2万ドルになります。
「1ドル100円」から「1ドル200円」に変動したので、円に換算したときの価値が100万円から200万円に増えたのです。
つまり、利子は利子でもらえますが、利子の他に、為替が変動したことで利益「為替差益」を得られるわけです。
ただし、逆方向へ為替変動すと損失になるので注意が必要です。この損失を「為替差損」といい、詳しくは後述します。
【 外貨に投資しているときに円安になったら儲かるってことだね! 】
外貨を預金するには
たまたま手元にドルがあったとして、それを銀行やコンビニのATMに預け入れても、外貨預金として預金出来ません。
海外のお金を預金するには、外国の通貨を預金する口座「外貨預金口座」が必要になってきます。
どうやって「外貨預金口座」を作るかというと、これは普通の通帳を作るのと同じで、銀行の窓口でお願いするだけで簡単に作れます!
しかし中には外貨預金口座を作れない銀行もあるので、Google先生やiPhoneのsiriに相談して、外貨預金の取り扱いがある銀行を教えてもらうと良いですね。
FXならFX会社を通して海外の通貨を買うだけで、銀行の外貨預金と同じに利息が貰えます。
銀行のような面倒な手続きもいらない上に、日割りで利息がつくのでいつでも出金できるのが特徴です。
また、FXは銀行より手数料がはるかに安く、貰える金利も多いのでかなりお得です。
外貨預金は預金保険制度の対象外
普通預金や当座預金、定期預金などは、金融機関が破綻したとしても預金保険の対象とされています。
しかし外貨預金は預金保険の保護対象外とされているので、注意が必要です。
FXとは?
「Foreign Exchange」の頭文字をとったのがFX。外国の通貨を売買(交換)するときに発生する為替差益を利用した金融商品です。
FXは、最大25倍での取引が可能なてこの原理を利用した「レバレッジ」を使うことにより、少ない資金で大きな取引ができます。
ただしレバレッジを掛けすぎると、その分ハイリスクを抱えることになるので注意が必要です。
基本的にFXの取引手数料は無料ですが、売値と買値の値段の差である「スプレッド」が取引コストになります。
日本円の政策金利はほぼゼロに近いため、日本より政策金利の低いユーロやスイスフランなどを除いたほとんどの通貨は、買うだけで金利差がプラスになります。
この金利差を「スワップポイント」といい、日割りで受け取ることが可能です。
FXはネット上の取引のため、土日以外の24時間いつでも取引できます。
手軽で使い勝手が良いFXは、銀行の外貨預金と比較しても優れていると思いませんか?
外貨投資のリスク
外貨を投資にする際に考えなければいけないリスクは、大きくわけて2つあります。
- 為替レート変動による為替差損によるリスク
- お金が紙切れになるリスク
為替レート変動による為替差損によるリスク
一つ目は、為替レートが変動して「為替差損」を抱えるリスクです。
先ほど円安になると為替差益が出ると説明しましたが、それの反対で、円高になったら損をします。
1ドル100円のときに、ドルを買ったとします。
これが円高になり、1ドル80円になると100円で勝ったものが80円になってしまい、20円損をします。
これが為替差損です。
お金が紙切れになるリスク
そしてもうひとつのリスクは、買った通貨が紙切れになってしまうリスクです。
「お金が紙切れになる」というのは、「お金がお金じゃなくなる」という意味です。
日本のような先進国で生活していると信じられないと思いますが、発展途上国の中には、まだまだ国内が不安定な国もあります。
暴動が頻繁に起きたり、ここ何年かの間にクーデターが起きた国などは、政局が不安定です。
最悪の場合、買った通貨が廃止になってしまう可能性だってあります。
また、借金が多すぎて、国が「倒産」してしまうことも、理論上はあり得ます。
このような「お金がお金じゃなくなるリスク」は、通常の為替変動のリスクとは別モノです。
もちろん、このような事態が頻繁に起こるわけではありません。
しかし情勢が安定していない国の通貨を買うと、通常の為替変動とはまた違う種類のリスクを抱えることになります。
外貨預金よりFXが好まれる理由
FXも外貨預金と同じく内外金利差といわれるスワップポイントと、為替差益によって利益を得ます。
それでは外貨預金とFXの違いとは何でしょうか。
- 取り扱う時間と場所
- レバレッジによる資金運用の可否
- 「買い」と「売り」
- 両替時の手数料
- 外貨の受取
- 利子の受け取り方
- 確定申告の必要性
上記項目に外貨預金とFXの明確な違いがみられます。
もうすこし詳しく見ていきましょう。
取り扱う時間と場所
外貨預金の取扱金融機関は銀行なので、銀行の営業時間内で取引しなければなりません。
一方、FXは証券会社やFX会社となり、土日以外の24時間取引可能です。
自由に取引時間を決められるというのは嬉しいですね。
レバレッジによる資金運用の可否
FXと外貨預金の大きな違いは、レバレッジによる資産運用ができる点でしょう。
外貨預金で100万円を資金運用する場合、まず100万円を外国通貨へと両替して100万円分の外貨として保有します。
一方FXは、100万円の資金をその25倍である2,500万円として資産運用することが可能です。
とはいっても、高い倍率で資金運用して外れた場合、損失も倍増します。外貨知識の無い人にとっては余りにも危険なので、初心者は1倍のノーレバレッジでの資産運用を心掛けてくださいね。
「買い」と「売り」
FXが「買い」と「売り」の両方の取引ができるのに対し、外貨預金は「買い」しかできません。
ではFXが「売り」から始められるとはどういうことなのか?
“ないものを売るってどういうこと?”と勘違いしてしまっている方もいるかと思います。
買ったり売ったりするのは、取引通貨です。「買い」は、FXも外貨預金も同じで、円で同じ価値分の外貨を買うこと。
「売り」は、保有していない外貨を売って、同じ価値分の円を買うこと。
つまり、通貨の価値が上がるか下がるかで、対象の通貨(円、米ドル、ユーロなど)を売り買いするわけです。
両替時の手数料
FXと外貨預金では、円を外国のお金に交換するときに発生する両替手数料が大きく違ってきます。
円を外貨に両替するとき、窓口となる金融機関に「手数料」というものを支払わなければなりませんが、この手数料結構バカに出来ません。
大手銀行を窓口に使ったとして、1通貨あたり米ドルは片道1円、オーストラリアドルには2円50銭かかります。
100万円を米ドルへ両替する場合、両替時の実行レート、1ドル100円として計算してみましょう。100万円 ÷ (100円 + 手数料1円) = 9,900ドル
100万円を大手銀行で両替すると9,900ドルになり、銀行は手数料として100ドル差し引いたことになります。
100ドル×100円は1万円もの金額を、ただ円からドルへ両替しただけで取られることになりますし、外貨預金を円に戻すときにも、再度両替手数料を支払う必要があります。
つまり往復で2万円取られる計算になります。
両替手数料の安いドルでこれですから、オーストラリアドルのように2.5銭も取られる場合100万円分の両替手数料は片道3万円、往復6万円以上となります。
もしも両替してまで預け入れた外貨預金の利息が付かなければ、ただ資金を減らして損失を出すだけになります。
しかしFX場合、米ドルの購入手数料はFX業者の手数料のみ!
例えば、外為オンラインの1銭なので、外為オンラインの米ドルを購入すれば100万円 ÷ (100円+手数料0.01円) =9,999ドルで購入出来ることになります。
手数料として支払う金額の差も以下の通り歴然です。
- 大手銀行:100ドル(1万円)
- 外為オンライン:1ドル(100円)
往復の手数料を支払っても200円ですから、外貨預金とは全然違いますね!
外貨の受取
海外旅行のとき、空港で外貨を受け取ることができれば便利ですよね?
FXはそれが可能なんです。
マネーパートナーズの空港外貨受取サービス(なら日本国内の主要4空港で外貨(6通貨)の受取ができます。
外貨両替の手数料は、受取手数料500円を入れても、銀行などと比べて断然お得です
YJFX!は、外貨ex口座を持っていればFX取引を介して外貨の受取ができます。その場合、各種銀行の外貨預金口座を事前に用意しておく必要があります。
YJFX!の外貨exサービス内で発生する手数料は、外貨出金手数料1,500円ですが、特定の条件を満たすと返却されます。
ただし、YJFX!以外で銀行の着金手数料(リフティングチャージ)がかかります。
外貨受取時にかかるリフティングチャージも外貨引き出し時にかかる手数料も、銀行によって異なります。
その辺も考えてみて外貨預金口座を作るのが得策ですね。
利子の受け取り方
外貨預金の場合、銀行で外貨預金定期を組んでいるため、受け取り利子分だけを引き出すようなことは出来ません。
しかしFXの場合、好きな金額をいつでもインターネットから簡単に引き出すことが出来ます。
ちなみにFXでは利子のことを、スワップポイントといいます。
確定申告の必要性
私たちは日本国民である以上、得た所得に対し税金を支払わなければなりません。
本来は給与所得しかありませんので、会社が年末調整という個人の税金清算を行ってくれています。
しかし給与所得以外の、年間20万円を超える所得を得た場合、別途確定申告を行う必要が出てきます。
為替差益による利益が出た場合には、金額によっては外貨預金・FX、共に確定申告を行う必要があります。
ただし銀行口座経由で利子を受け取る場合、利子にかかる税金分は予め源泉徴収されて入金されているので、利子を受け取ったときには税金を支払い済みになっているのです。
つまり銀行を介した外貨預金の場合、受け取った利子分については確定申告をする必要はありません。
【 確定申告しないで済むなら、便利なシステムだなぁ~ 】
と、ついつい思ってしまいますが、じつはこの源泉徴収というシステムには大きな落とし穴があります。
最初に、外貨預金には為替レート変動による為替差損によるリスクがあることを説明しました。
源泉徴収は為替差損あるなし関係なく、利息から強制的に約15%を税金として差し引くシステム(少し前までは20%でしたが、利子割は廃止になりましたので現在は約15%です)。
それは外貨預金で為替差損によるマイナスがでた場合でも、支払う必要がない税金を支払っていることになります。
FXの場合は為替差益との通算が簡単なので、スワップポイント(利息)と為替差益と利息で収支を計算し、実際の利子所得が20万円を超えるときのみ税金を支払えばよい。
つまり税金面に関しても、外貨預金は搾取される金額が大きいということになります。
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